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青山学院中等部 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「青山学院中等部の理科」
攻略のための学習方法

[知識]
青山の理科の問題を見て難しいと感じる受験生はいない。しかし、解いてみると意外に時間がかかり試験時間を過ぎてしまうかもしれない。普段から、青山の理科を解くための頭づくりをしなければいけない。数か月でできるものではないので、試験対策は心して行うこと。
受験生は、テキストをどのように使っているだろうか。新しい内容を学習するための道具としてだけ使ってはいないだろうか。問題演習するときに、振り返って読み返したりしているだろうか。問題を解いて分かった内容を書き込んだりして自分用の参考書にしているだろうか。理科の知識を増やすためには、テキストを読みこなしていかなければいけない。
青山の理科攻略のためには、一回一回の授業を大切にするべきである。必ず、復習は受けた授業の2倍は確保して欲しい。授業で出てきた用語を覚えることは最低限行う。テキストの問題演習。過去問演習。と、3回深く復習して欲しい。この積み重ねが青山の理科を攻略する一つの方法である。

[一問一答]
青山の理科を攻略するには、毎日の一問一答の問題演習が欠かせないであろう。問題を読んで、寸時に答えが書けるまで行って欲しい。5回ほど全問繰り返したら、その逆を行うこと。つまり、答えの用語から問題文が書けるまでに問題演習の訓練をして欲しい。手を広げず、テキストの問題でよいので、秋までに繰り返し問題演習を行っていくこと。

[過去問題演習]
青山の理科を攻略するには、さらに過去問演習に時間を使うべきである。過去問を解くことで、抜けていた重要事項の確認になる。
さらに、青山の理科の試験範囲の深さと範囲をつかむことが出来る。昔から試験は「過去問に始まり、過去問に終わる」と言われる。
その意味が実感するまで繰り返し過去問演習をして欲しい。
青山の理科の出題者は、毎日コツコツと学習する姿勢を身に付けている生徒が欲しいのである。常に努力し続ける前向きな生徒を求めている。
この受験という機会を通して、計画的に継続的に学習する姿勢を身に付けて欲しい。

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2014年度「青山学院中等部の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

どの問題も時間がかかるものではなかった。
テキストの内容を一通り学習しておけば問題文から解答を見つけていくことは容易であった。
25分という短時間に6割以上得点するためには、「早く正確に」解答をしていく必要がある。

【大問1】 理科4分野(生物分野、物理分野、化学分野、地学分野)の幅広い知識

  • 時間配分:

どの問題も、テキストの最初に載っているものばかりであった。
この機会に、テキストの最初の問題はまんべんなく解くことをお勧めする。ここで失点しまうと問題を解くスピードの失速につながるので注意。
(1)は、時事問題ともいえる内容であった。ノーベル賞受賞者がいた年はチェック。
(2)は、LED(発光ダイオード)に関する問題であった。白熱電球や蛍光灯などのしくみを異なるところは対比して学習しておくこと。
(3)は、ジャガイモの芽と根の生え方からの出題であった。ジャガイモの芽は「くぼみ」から出て、根は「芽」から出る。
(4)は、水素と酸素の性質からの出題であった。水素は酸素がないと燃えない、という単純な仕組みが理解できていないと完答は難しい。
(5)は、地球の公転運動と自転運動についてであった。星座早見表は右には先月があることも復習しておく。
<時間配分目安: 5分>

【問2】地学分野(気象観測)
(1)、(2)は、百葉箱についてであった。
(3)~(5)は、「地球気象観測システム(アメダス)」についてであった。常識の範囲で解ける問題であった。
この機会に、百葉箱やアメダスについて一通り復習しておいたほうが良い。
<時間配分目安: 5分>

【問3】生物分野(生物のふ方)
「もんしろちょう」は、頻出。
(1)~(3)は、もんしろちょうの「卵」と「幼虫」の色、「からだの変化」について、基本的なこと。
(4)、(5)は、昆虫のからのつくり等についてであったが、難問ではなかった。
<時間配分目安: 5分>

【問4】化学分野(ガスバーナーの使い方、物質の性質)
(1)~(4)は、ガスバーナーについて導入的な内容であった。
受験生で、もし1問でも落とした問題があったらテキストを使って復習をしておかなければいけない問題。
(5)は、有機物が燃えると、二酸化炭素が生じることを理解していれば得点できた。
<時間配分目安: 5分>

【問4】物理分野(力のつり合い、密度)
(1)~(3)は算数の問題。一つ一つ丁寧に解いていけば確実に得点できる問題。
(4)は、他の問題と切り離しても解ける。しかし、この問題を失点すると(5)の問題に影響を与えるので注意。
(5)は、密度を求める問題であった。メスシリンダーの目盛が正確に読めないといけない。
<時間配分目安: 5分>

攻略ポイント

受験生で理科が得意なものは、満点も目指せる。しかし、試験時間が25分しかないので、問題に慣れていないときつい。
テキストの最初に出てくる内容も、丁寧に理解していく学習を身に付けていないと、合格者平均点にとどかない。
過去問練習は、20分で全問解いて見直しができるまでに仕上げておく。

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