（１）下流に向かうに従って、小さな石が多くなると考えられる。
（２）下流に向かうに従って、角ばった石は少なくなり、すべすべの石は多くなる。
（３）記述問題。固いチャートは流れる水の影響を受けにくい。それに対して、石灰岩はやわらかいので、流れる水の影響を受けてすべすべになりやすい。
（４）Ｂ地点を流れる川とＤ地点を流れる川が合流した地点より下流では、２地点を平均した岩石の分布になる。

　　川の流れの働きと岩石に関する出題。記述問題も含まれている。基本知識と合わせてデータを読み取る力も必要となる。

（１） 実験結果から何が言えるのかを考察する問題。おもりの重さと周期には関係はなく、振れ幅と周期にも関係はないと言える。
（２） 記述問題。（１）同様に実験結果から何が言えるのかを問う問題。糸の長さが４倍になると、周期が２倍になっている。
（３） ３ｍの振り子と比較すると、７５ｃｍ：３ｍ＝１：４＝１×１：２×２　
従って、周期は１：２となる。
（４） 中学入試では頻出の問題。くぎの左側は１ｍ、右側はくぎより下の部分の長さの振り子として動く。

　　　振り子の運動に関する標準的な出題。中学入試では頻出の内容が中心で、特に、（４)は頻繁に取り上げられる。間違えた時は、類題を問題集などを使って練習すること。

（１） 与えられたデータを基に、グラフを作成する問題。
（２） 混合液の温度上昇は中和熱によるもの。中和が進むにつれて温度が上昇する。
（３） 完全中和した後は、新たな熱の発生はない。混合液の量が多くなることにより、温度は低下する。
（４） 発生した熱＝水溶液の重さ×上昇温度（この式は問題中に提示されている）
この式に従って計算すると、６０×７．５＝４５０cal
（５） ３０㎤の水酸化ナトリウム水溶液を加えた時に完全中和し、（４）で求めた
４５０calの中和熱が発生しているので、水酸化ナトリウム水溶液１㎤あたりで考えると」、４５０÷３０より１５calの熱が発生していることになる。

　　　　中和に関する出題であるが、中学入試で頻繁に見られるタイプの問題ではなく、「中和熱」に関する出題。と言っても、熱の計算式も与えられており、標準レベルの難易度と言える。
　　　　ここで得点が伸びなった時は、中和および熱量の計算に関する問題の練習に時間をかけて欲しい。

（１） グラフから森林が成立する条件を考察する問題。
（２） 落葉広葉樹、常緑広葉樹、常緑針葉樹の植物を選択する問題。
（３）（４）獨協埼玉中付近（越谷市）の暖かさ指数を計算すると（計算式は問題
文中に提示されている）１３７．８。問題文に書かれてあるバイオームの区分
より「照葉樹林」が該当する。
（５）提示された式で計算して暖かさ指数が１８０を超えると、越谷市が亜熱帯多雨
林に当てはまることになる。
　　　
　　　「バイオーム」に関する問い。この言葉自体聞き慣れないかも知れないが、問題文中に解説が示されている。問題に書かれてある暖かさ指数、バイオームの区分などの説明を読み取り理解できるかが大きなポイント。さらに、樹木の分類などの知識も必要となる。