四谷大塚対策
女子Nさんの場合:
間違いノートの活用で復習を徹底、光塩女子学院中に合格!
担当プロ家庭教師 | 渡辺先生 |
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プロ家庭教師の指導期間 | 小学6年生3月~入試まで |
志望中学校(スタート時点) | 偏差値55~60位の女子校から選べるようになりたい |
成績の推移 | 「四谷大塚偏差値」 算数 50→60 |
間違いノートの活用で復習を徹底、光塩女子学院中に合格!
スタート時
指導開始当初のNさんは、四谷大塚で7クラス中4番目。算数の偏差値は45~50。塾の授業では理解したと思っていた内容が、帰宅して復習するとわからないということが多く、『予習シリーズ』の[例題]の理解度もいまひとつという状況でした。Nさんは、明るく前向きな性格で、学習に取り組む姿勢は素晴らしいのですが、整理整頓が苦手で、分からなかった部分はそのまま放置されていました。ご両親はともにお仕事で忙しく、Nさんの家庭学習にはほとんど関わっていない状況でした。
まずは、四谷大塚の理解度をチェックし、週例テストの成績を上げることを照準として学習習慣の改善に取り組みました。算数を中心に週1回2時間のスタートです。
指導内容
プロ家庭教師として私は、『予習シリーズ』[例題]→[基本]→[練習問題]と、塾の宿題を中心に指導。間違えた問題に関しては、“間違いノート”を作成し、つまずきのパターンをNさんに自覚させつつ、できるようになるまで何度も復習しました。「練習問題]に関しては、Nさんの理解度や志望校の入試傾向から判断して、取捨選択しました。[例題]に関しても、偏差値50未満の生徒にとっては難易度の高いものがありますので、[例題]だからと片付けずに、配慮しながら指導を進めました。
家庭学習の改善
『予習シリーズ』だけでは演習量が足りないので、算数の土台となる『計算と一行問題』を日割りで宿題として与えチェックしました。また塾で分からなかった部分を、自分で整理することを日課として、間違えた問題の復習を習慣化させました。とにかく分からない部分をひとつひとつ潰していくことを最優先に進めました。
学習姿勢の変化と成績の推移
日々の積み重ねにより、最初に効果が表れたのは、計算力の精度でした。今までは、スピードはあるもののミスが多く、失点の大きなウェイトを占めていました。また、以前なら分からないままだった部分も着実にマスターしながら進めるようになったので、夏になると大きく成果として表れ、算数の偏差値は60を超えるようになりました。そうなると不思議なもので他教科も上昇し、安定した結果を出せるようになりました。そして、Nさんは光塩女子学院中への合格を手にしました。
四谷大塚生へのアドバイス
予習に時間をかけるよりも復習を確実にすることが重要です。小6の夏までに『予習シリーズ』の[例題][基本問題]レベルの弱点を作らないようにしておくことが大事です。また目安としては、『四科のまとめ』の内容を生徒本人が説明できるレベルまで仕上げること。そうすると、偏差値60までの中学には十分対応できます。その先は、生徒それぞれの志望校に応じた対策が必要になります。
また、Nさんに限らずどの生徒にもそうですが、「叱る、諭す」より「褒める」ことで、確実に伸びます。