栄光ゼミナール対策
女子Yさんの場合:
志望校レベルに合わせた+αの学習で受験校にすべて合格!
担当プロ家庭教師 | 渡辺先生 |
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プロ家庭教師の指導期間 | 小学6年生2月~入試まで |
志望中学校(スタート時点) | 未定 |
成績の推移 | 「首都圏模試」 4科目偏差値 41→54 |
志望校レベルに合わせた+αの学習で受験校にすべて合格!
スタート時
指導開始当初のYさんは、首都圏模試で4科の偏差値が41(算数45)。栄光ゼミナールで学習した内容をほとんど消化しきれないまま進んでしまっていました。Yさん自身、どこまでが理解していて、どこからが分からないのかを明確にできない様子でした。真面目で学習姿勢は問題のない生徒でしたが、几帳面なあまり、塾の宿題をやり終えなければという気持ちが強すぎて、宿題をこなすことが目的になっていました。お母様も、宿題のチェックをしていましたが、理解力を確認するところまではできていませんでした。
「1つひとつをしっかり理解して、勉強が楽しいと思えるようにしてほしい」とのご要望で週2回、1回2時間で、算数を中心に指導をスタートしました。
指導内容
プロ家庭教師として私は、栄光ゼミナールで使用するテキスト『新演習』『計算日記』を使って、本人が分からない問題を中心に指導しました。それと並行して、単元ごとにつまずいている原因を探し出し(原因は小5以前の内容で、理解の不確かな部分の存在が判明)、その都度、理解させていきました。既習範囲で、本人が理解していると思っていた部分も、実際には理解出来ていなかったのです。それ以来、Yさんには、自分自身の理解度が浅かったのか深かったのか?または各単元の基礎・基本は?ということを自覚させながら、再度、本当の理解度を高める学習を徹底しました。
家庭学習の改善
塾の宿題はそれほど多くはないので、全範囲が終わる夏休みまでを目途に、私がYさん用に作成したオリジナルプリントで、以前やった単元の総復習をおこないました。また『アタックテスト』に合わせた範囲の復習も家庭学習の計画として指示を出しました。お母様には、Yさんにとって大事なこととして、塾のカリキュラムを確実にマスターしながら、分からない部分を1つずつ消していくことの重要性をお伝えし、私の学習計画に協力していただきました。
学習姿勢の変化と成績の推移
開始当初より、学習姿勢に関しては、さほど問題ない生徒でしたので、順調に成績は上昇しました。首都圏模試で7月の偏差値が4科50、12月には4科で54(算数59)まで上がりました。小1から小5までスポーツを継続してきたこともあってか、Yさんには根性があり、夏休みは1日10時間勉強を実行し、私の宿題を忘れたことは一度もありませんでした。結果、受験校は全て合格しました。Yさんは日本大学中を選び喜んで進学しました。
栄光ゼミナール生へのアドバイス
プロ家庭教師として感じることは、復習重視で塾の授業の理解を最優先にすべきであるということです。それは、校舎によって差はありますが、他の大手進学塾と比較して、生徒の学力に合わせたクラス編成が、いま一つ曖昧に感じるからでもあります。またこれも校舎によってですが、学習させる内容が少ない場合がある(これも他の大手と比べて)ので、理解の定着度は、家庭学習の質によって大きく左右されます。よって、生徒の志望校に合わせたトレーニング量は、適宜補っていくとよいでしょう。『アタックテスト』に関しては、それまでの学習範囲の理解度の確認としては有効ですが、受験者層とテストの難易度を考えると、偏差値は参考程度にすべきです。