（１）振り子の周期についての問い。振り子の長さが長いほど周期は長くなる。振り子の重さと振れ幅は周期に影響しない。

（２）ジャガイモは根、ハクサイは葉、サツマイモとニンジンは根を食用としている。

（３）アンモニアと塩化水素には刺激臭がある。

（４）西の地域ほど太陽の南中時刻は遅くなる。

（５）飛沫の拡散の調査に使われたスーパーコンピューターは「富岳」。

各分野からの小問集合。例年、時事問題も含まれる。今後も時事問題が出題される可能性が高く、対策が必要である。（１）～（４）は基本知識であり、正答したい。

• （１）昼の時間（日の出から日の入りまでの時間）が約１２時間であり、日を追うごとに長くなっているので、３月と考えられる。
• （２）表に示された月の出と月の入りの時刻を、グラフの中に表記する問題。
• （３）満月の日は、日の入りの頃に月が出て、日の出の頃に月が沈む。
• （４）潮の満ち干は通常１日に２回である。問題文の説明を読むと大潮は満月および新月の日であることがわかる。

太陽と月の動きを中心とした天体に関する出題。基本知識に基づいて解答すれば正答可能な問題ばかりであり、ここでの間違いは明らかに知識不足である。テキストに戻って天体分野の知識の整理をしっかり行って欲しい。

• （１）    磁石につくのは鉄のみ。食塩・ホウ酸は気体は発生しないが、塩酸・水酸化ナトリウム水溶液に溶けることに注意。

  （２）    ホウ酸と食塩の判別。ホウ酸水は酸性で、青色リトマス紙が赤く変化する。

  （３）    アルミニウムと石灰石の判別。水酸化ナトリウム水溶液を加えると、アルミにウミウは溶けて水素を発生する。

  （４）    同じ重さの水に溶ける量を比べると、ホウ酸よりも食塩の方が多い。

  （５）    銅は、磁石につかず、水に溶けず、水酸化ナトリウム水溶液にも溶けない。

  物質の性質と実験による判別に関する出題。６種の物質はいずれも中学入試で頻繁に取り上げられるものであり、基本的な性質はしっかり押さえておきたい。わずかな知識の抜けから大きな失点につながりかねない。

（１）抵抗が４倍になると、流れる電流は４分の１になる。

（２）ＰとＱそれぞれに１２０ｍＡ流れるので、電源から出ていく電流は２４０ｍＡ。

（３）スイッチＡとＥを入れると、電熱線Ｓ・Ｐ・Ｑが直列につながった回路になるので、電流は４０ｍＡ。

（４）電熱線Ｒに流れる電流と電熱線Ｐおよび電熱線Ｑに流れる電流の比は２：１。

（５）４つの電熱線すべてに電流を流すためには、スイッチＡとスイッチＥは必ずいれなくてはいけないことに着目すること。

電熱線をつないだ電気回路に関する出題。並列および直列につないだときの電流について、基本的な知識が身についていれば大きな問題なく対応できるであろう。

（１）  「紙の形よりも紙の色を手がかりとして集まっている」より、青色円形の紙に多く集まると考えられる。

（２）　実験結果より、紙の色よりもにおいを優先してみつを探すと考えられる。

（３）　実験結果の考察問題。優先順が高い方から、におい→色→形　となる。

（４）　実験結果より、ミツバチは波長が６１０nm以上である赤色を認識できないと言える。

（５）　記述問題。曇っている日でも日焼けする→曇っている日でも紫外線が存在する→ミツバチは波長が３００～４００nmである紫外線を認識できる　ということがヒントとなる。

凸レンズによる像を中心とした光の性質に関する出題。一般的には、凸レンズによる像の問題は難しくなりがちだが、今回の出題は、誘導に従って解き進めれば十分正答可能。