東京理科大学 先進工学部 英語
入試対策と勉強法
東京理科大学 先進工学部 英語
ここでは、東京理科大学の基礎工学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
東京理科大学先進工学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
読解総合問題では、純粋に内容・文脈を把握する問題と合わせて、文法・語法、書き換え等の知識問題が出題されています。その他の大問でも知識問題が出されるほか、会話読解問題も例年出題されていますが、2021年度は単語や慣用表現を問うものでした。なお、最近数年は全ての大問で英問英答の出題が続いています。
出題量と時間配分
試験時間60分で100点満点です。2021年度も基礎工学部時代と変わらず第1問の読解総合問題が配点の約6割を占めていました。
第2問~第4問は基本的な出題が多いため、20分程度で終わらせましょう。大問1に40分程度割ける計算ですが、小問数が多く設問も英語ですから、30分程度で終わらせて全体を見直すのが理想でしょう。
出題形式
大問4題の構成です。2021年度の大問1は読解総合問題、大問2は文法、大問3は会話読解、大問4は語彙の定義問題でした。
読解総合問題の小問は、内容真偽や語句整序・文法問題、語彙問題等多岐に渡りますが、基本的な知識を問う問題がほとんどです。2015年度以降、設問を含む全てが英文となっています。
解答形式
ほとんどがマーク式の記号選択問題で、2021年度は第4問の語彙問題のみ単語を記述で答える形式でした。記述問題としてはこれまでも単語を書く形式が続いており、同意文完成の単語補充のほか、誤文訂正の訂正結果や、2文の空欄に共通語を記述するもの等も出題されたことがあります。
東京理科大学先進工学部 英語試験を攻略するための勉強法
全般
全て英問英答の形式になったとはいえ、読解、知識問題ともに比較的易しいため、高得点を目指さなくてはなりません。したがって、勉強の仕方も、基本的・標準的な内容を繰り返すことがベースとなります。
知識問題
知識問題で問われているのはほとんどが基本レベルであるため、失点を出来るだけ無くしましょう。文法・語法・イディオムは、インプットだけでなくアウトプットを増やし、間違えたものを徹底的に覚え直しましょう。また、発音・アクセントや会話特有表現もかつては出題されたことがあるため、入試頻出事項は押さえておいた方が良いでしょう。
単語・熟語についても難しい知識は必要ありませんが、定義問題やかつて出た同意文完成等の記述問題を考えると、より能動的に知識を使えるようにしましょう。語句補充型だけでなく、語句整序や英作文の練習も日常的に行っておきましょう。自分で主体的に表現したり、文法や構文というルールを利用する練習をすることで、知識を柔軟に使えるようになります。単語ひとつひとつの意味を覚えることはもちろん大切ですが、文脈に応じて柔軟に意味を捉え、必要に応じて品詞を変化させる等、より実際的・機能的な知識として定着させることを意識しましょう。
読解
読解は、一文一文を和訳していては時間が足りなくなります。しかし、易しい文章だからといって表面的な読み方をしてはなりません。一文を読み終わった時に、単に日本語訳するのではなく、その意味・内容を理解していることを確認しながら読み進めてみましょう。英文だけで内容を読み取れていれば、日本語に直す必要はありません。よく分かっていなかったり、特に重要な箇所だけ日本語に直せばよいでしょう。そうすることで、スピードも速くなりますし、内容理解の正確性も増すはずです。基礎工学部での出題は、基本的には文章を読み進めながら設問を解くことができます。段落等内容のまとまりを掴みながら読めば、読み直しの時間のロスを減らすこともできます。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
(1)『速読英単語①必修編』(Z会出版)
先進工学部に限らず、本学の理系学部の英語では、総じて理数系のテーマが出題されることが多いです。テーマ別に関連付けて単語を押さえ、読解練習まで出来る本書は利用価値があります。また、他の単語帳を使う場合も同様ですが、ある程度単語の知識が付いたら、例文や派生語等の関連知識を意識的にチェックして実践的な知識として繰り返し覚えておきましょう。
(2)「『Vintage英文法・語法問題』(いいずな書店)
類書(『NextStage』(桐原書店)、『Scramble』(旺文社)等)を使っていればそれで良いですが、どれか1冊は持っておきましょう。文法パートは必ずマスターする必要がありますが、語法やイディオムのパートは全てが必要なわけではありません。しかし、他の問題集やテスト等に出た知識事項は本書に戻ってその都度チェックし、整理・暗記しましょう。
(3)『英文法ファイナル問題集(標準編)』(桐原書店)
文法については基本的な問題集を1冊終えたいですが、その後まとめとして本書を活用しましょう。派生語や熟語についても頻出のものが多く含まれているため、間違えたものはノートにまとめる等、確実に覚えてしまいましょう。
(4)『読んでおきたい英語長文300』
(5)『読んでおきたい英語長文500』(ともに河合出版)
先進工学部の読解文は比較的易しいですが、易しい文章だけで練習していてはレベルアップにつながりません。入試問題よりやや難しく、質の高い文章・問題でも演習しておくことで、確かな実力を付けて本番に臨みましょう。500が難しい場合は、300から始めてもよいでしょう。
(6)『過去問』
先進工学部(かつての基礎工学部)の過去問は出来るだけ遡って解き、どのようなレベル・傾向なのか知っておきましょう。設問まで全て英語で書かれているものとしては、文章は難しいですが、本学の他学部の最近の過去問も参考にしておきましょう。設問の指示内容を理解するのに時間がかからないよう、これまでに出た設問の英文は必ずチェックしておきましょう。
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