愛知医科大学 英語
入試対策と勉強法
特徴と時間配分
特徴と時間配分
愛知医科大の英語は2017年度以降2021年度まで、全て同じ問題形式でマーク式となっています。
試験時間は2016年度以降80分です。
大問数は2017年度以降2021年度まで、全て7問構成です。
一般入試合格者最低点は4科目合計500点満点中、2021年度262点、2020年度281点、2019年度264点でした。単純計算では大体52~56%です。従って、おおよその最低ラインの目安としては、60%程度が予想されます。
出題範囲(分野)
2017年度以降は、会話・語彙・語句挿入・段落内語句挿入で4題と長文3題、計7題の大問構成となっています。
会話・語彙系の問題は基礎から上級までの出題です。読解系では、英文語句補充問題が非常に多いです。また、読解問題の中にも語句整序問題があります。長文問題中1・2題に内容正誤問題があります。
出題量と時間配分
2017年度以降全てマーク式ですが、80分という試験時間からするとある程度タイムプレッシャーを感じる人は少なくないはずです。過去問演習・分析を通して、自らのパフォーマンスが最適化するよう時間配分・配点予想をした上で、受験に臨むのが良いでしょう。
出題形式
会話、語彙、語句整序、英文語句補充、長文内容正誤が一定して出題されています。
解答形式
2017年度以降は全てマーク式です。
攻略のポイント
総説
語句整序問題トレーニング・長文を速読するトレーニングは必須です。
また、語彙・英文語句空欄補充・長文内容正誤などは出題が続くと予想されます。特に全てマーク式となった2017年度以降の過去問演習は、時間を計った上で取り組み、出題形式に十分慣れておきましょう。
推奨テキスト
前提
過去問演習はあくまで形式と時間配分に慣れるために行うべきものなので、夏休みが終わる前に本格的に取り組むのは、かえって無用な心配を増大させかねません。10月頃からで良いでしょう。
それまではやはり、基礎力の徹底的なトレーニングに集中する方が間違いなく得策だと言い得ます。
素材としては、2017年度以降のマーク式テストが継続されると予想したときに、単熟語・文法のハイレベル入試対策用のテキストに習熟しておくことが必須です。
長文読解
(1)『やっておきたい英語長文300・500』(河合出版)
高校初級〜中級レベルです。比較的新しい理系的な内容のものが多く、予備知識も増えるので、順次進めていくと良いでしょう。
(2)『英語長文問題精講 』(旺文社)
続いて高校上級〜入試ハイレベルの英文に慣れるために適した問題集です。和文英訳問題も入っていますが、愛知医科大学のマーク式テストであっても、「フィーリング読み」を脱して正確な読解力を養成しておくためにも、和訳トレーニングはしておいた方が良いでしょう。
単語・イディオム
*単語帳はすでに学校で使用しているものや手持ちのものなど、定評のある一冊を受験日まで反復し続けることを強くお勧めします。あれこれテキストを替えることは、かえって自ら混乱を招くことにもなるでしょう。
(1)『システム英単語』(駿台文庫)
頻出単語の頻度順の構成になっており、習熟度に合わせた学習に適しています。特に第5章「多義語ファイル」は、愛知医科大学特有の語彙問題対策のためには即効性があり、この章だけでも一読しておく価値はあります。
(2)『ターゲット英単語1900』(旺文社)
おそらく高校で最も多く採用されている単語帳です。すでに手持ちなら、インプット作業を繰り返し続けると良いでしょう。
(3)『ターゲット英熟語1000』(旺文社)
愛知医科大学の小問の性質上、至る所でイディオムの知識が問われています。本書のようなバランスの取れた熟語帳一冊を徹底的にやりこんでおく必要があります。一般に言う「文法問題」も、80%以上はイディオム問題だとも言い得ます。
英作文
愛知医科大の場合、語句整序問題が毎年他大学に比べ多く出されており、対策は必須です。
(1)『頻出英語整序問題精選850』 (桐原書店)
語句整序問題(いわゆる「並び替え問題」)に習熟するには、質・量共に定評がある問題集であり、これ一冊で十分です。
テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。
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