医大・医学部受験プロ家庭教師 福岡大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

福岡大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

大問が5題と多く、結果として幅広い分野からの出題が見られます。その中で分子生物学、刺激と反応、発生と生殖といった内容が多いのはいかにも医学部らしい趣向ですが、系統と進化や生態系などの分野も出題されます。難易度は実験考察問題が抜きんでて高いですが、他は基本的な内容が多いです。

出題量と時間配分

理科2科目120分です。各大問の構成設問数は5題から9題でバラツキがあります。大部分を占める一問一答型の設問にはほとんど時間を要さないでしょうが、実験結果や原因の考察を要する問題では少し時間を費やす必要があります。順当に行けば時間的な厳しさはありませんが、一問一答型で時間をかけてしまったり、実験考察問題の文章読解に時間をかけ過ぎてしまったりすると終わらないでしょう。

出題形式

大問ごとに一つのテーマにのっとった出題がなされます。各大問でリード文が出され、下線部などに関する問題が出題されます。大部分は知識問題ですが、大問の一つには実験考察問題が含まれ、実験結果の図表を読み取りと結果や原因を考察する問題も出題されます。
また計算問題も出題されます。

解答形式

記述式解答です。用語を書かせる問題や、説明の正誤などを判断させる選択肢問題が多く、空所補充の設問数は少なめです。考察問題では想定される結果や原因についての説明を選択肢で答える設問がほとんどです。計算問題については、有効数字による計算が求められます。用語解答でも、一つのみではなく「すべて」書かせる問題や、選択問題で複数選択などもあるため、設問文をしっかり読みましょう。

攻略のポイント

一問一答型の小問が多い一方、説明の正誤を問う選択肢問題もそれなりに含まれます。多くは基本的な知識があれば正解できるレベルの問題ですが、少し細かめの知識も出題されます(骨格筋においてカルシウムイオンが結合するタンパク質名など)。ただ、基本知識とは言っても記述式であるため、あいまいな記憶では回答できないでしょう。また、実験考察問題にどれだけ食らいつく必要があるのか(点数が必要なのか)で、最終的な到達点は大きく変わると考えられます。

対策としては分野を問わず教科書レベルの知識を細かく押さえておくこと、その上で定番の実験テーマにおける考察問題の練習を行なうことが求められるでしょう。知識についてはやや細かい語まで覚えておく必要があり、目で見て分かるではなく、しっかりと自分で書けるようにする必要があります。選択肢問題への対応としては、仕組みや役割を問う設問が多いので、用語を覚えるだけではなく、それらを理解する必要があります。ただ、一般的な医学部受験で求められる学習レベルの域を出るものではありません。

具体的な学習方法としては、特定の出題形式への対応力を重点的に強化するような問題集よりも、空所補充から一問一答、選択肢問題まで幅広い形式で構成された必修レベルの問題集を数冊用意して取り組むのが良いでしょう。まずはそれらを完璧に仕上げることに重きを置き、次いで傾向の揺り戻しへの備えとして、実験考察型の問題に特化した演習を補足するといった心積もりで日程組みを考えましょう。

実験考察問題については資料集など、教科書よりももう少し詳しい教材を使っておくと、知識問題として解けてしまう場合もみられるので、余裕があれば資料集には目を通しておくと合否が分かれるかもしれません。

推奨テキスト

(1)『リードLightノート生物』(数研出版)
対象:初学者、教科書に沿った学習に着手する方
ワークノート型の教材ですが、解説文中の空所補充に加え、一問一答やセクションごとの基本問題で知識をアウトプットする機会が確保されているのが良いです。教科書知識の定着が本教材の主目的ではありますが、リードC問題(基本問題)などは頻出の実験や模式図をベースに組み立てられており、本学のような形式の入試問題対策としても好適です。

(2)『生物(生物基礎・生物)基礎問題精講』(旺文社)
対象:教科書の学習を終えた方、必修レベルの演習を行いたい方
必修レベルの知識や定番の考察を様々な形式で練習でき、本学の過去問演習に先立つ実戦的な練習用の教材として適しています。設問に対する解説のみならず、問題の主題に関連する知識が「精講」として整理されているので、基礎知識の再確認にも有用です。精講や解説が設問の直後に用意されているという構成も、学習の初歩においては使い勝手が良いでしょう。

(3)『生物の良問問題集[生物基礎・生物]』(旺文社)
対象:必修レベルの演習を行いたい方、考察問題の練習を行いたい方
確認、必須、レベルアップの3段階で頻出の問題が幅広く掲載されており、単元だけでなく問題形式など様々な切り口で問題を検索できる良書です。必修事項の網羅的な復習に役立つほか、考察問題を索引から探して重点的に練習することもできます。なお、本学の入試問題の難易度を考えると、必須問題まで仕上げておけば十分でしょう。

(4)『理系標準問題集 生物』(駿台文庫)
対象:応用レベルの演習を行いたい方、考察問題の練習を行いたい方
設問レベルはA、Bの2段階構成です。問題集によってはB問題が国公立二次や難関私大の過去問で占められますが、本書はそれよりも全般に難度が低いです。本学の過去問も幾つか掲載されており、基礎から応用レベルの知識の確認、および考察問題演習の材料として好適でしょう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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