問１　記述問題。弁には血液の逆流を防ぐ働きがある。

問２　全身から戻る酸素の少なくなった血液は、大静脈から右心房に戻る。

問３　肺から戻る血液は、肺静脈から左心房に戻る。

問４  酸素の最も少ない血液は、右心室から肺動脈を通って出ていく。

問５　記述問題。全身に血液を送るために大きな力を必要とする左心房の筋肉は、肺に血液を送る右心房の筋肉に比べて厚くできている。

問６　（１）問題文の「心臓から肺に流れ出す血液を少なくする」および胎児の心臓の図より、右心房⇒左心房⇒左心室　と流れると考えられる。

　　　（２）胎児に必要な血液を得る方法についての選択問題。

　　　（３）肺で呼吸ができるようになると、動脈血と静脈血が混ざらないように、左心房と右心房の間の穴は閉じる。

心臓の働きと血液循環に関する出題。胎児の心臓に関する細かい知識を問う問題も含まれているが、多くはテキスト等でしっかり学習して知識が身についていれば解答できる問題。

問１　実験結果から気体の判別を行う問題。

　　　①　シャボン玉が空気中に浮く：最も軽い気体の水素

　　　②　水に溶け、においはない：二酸化炭素

　　　③　水に溶けずにおいがなく線香の火が消えた：窒素

　　　④　線香の火がよく燃えた：酸素

　　　⑤　鼻につくにおいがあった：アンモニア

問２　水素はアルミニウムや鉄などの金属と塩酸との反応で発生し、水にほとんど溶けないので、水上置換法で集める。

問３　酸素が多く含まれる実験Aの方が激しく燃える。

問４　（１）表より、同じ体積当たり最も重いのは二酸化いおう。

　　　（２）１．９８÷１．２９　より四捨五入して、１．５３

　　　（３）（０．０９＋１．９８）÷２　より四捨五入して、１．０４

 気体の性質に関する出題。主な気体の性質を理解しているかどうかが問われる内容。問４の計算問題は易問。

問１　ア：兵庫県南部地震（阪神大震災）は断層のずれにより起こった。

　　　　イ：震源が遠いほど初期微動が長く続く。

　　　　ウ：地震対策として免震構造の建築物が増えている。

問２　正断層と逆断層の違いに関する問い。

問３　（１）震源からの距離と初期微動継続時間は比例することを利用する。C地点での初期微動継続時間は１５秒、A地点での初期微動継続時間は４５秒なので、３倍となる。

　　　（２）B地点はA地点とC地点の丁度中間にあるので、初期微動は３０秒続く。従って、Tは５時２６分２５秒。

　　　（３）震源からC地点までの距離：震源からB地点までの距離＝１：２

C地点で初期微動が始まってからB地点で初期微動が始まるまでの時間が２０秒なので、地震が発生してからC地点で初期微動が始まるまでの時間も２０秒である。

問４　液状化現象に関する設問

　　　　（１）粒が小さく軽いどろの層が上になる。

　　　　（２）砂の間に入っていた水がどろを押しのけて吹き出す。

地震に関する出題。P波とS波の伝わる速度や初期微動継続時間については中学入試頻出。正答できなかった時は、テキストや問題集を使って類題の演習を行って欲しい。また、今回は出題されていないが、緊急地震速報との関連も確認して欲しい。

問１　指定された語句を用いての記述問題。振り子の周期は、はじめに傾けた角度やおもりの重さには関係しない。

問２　実験結果の表を読み取ると、振り子の長さが４倍になると１往復にかかる時間（周期）は２倍になっていることがわかる。

問３　（１）振り子の長さが１５０ｃｍのとき周期は２．５秒、従って、振り子の長さが４倍の６００ｃｍになると、周期は２倍の５秒になる。

　　　（２）長さ１００ｃｍの振り子の周期が

問４　おもりの重さと速さは無関係である。

問５　振り子を傾ける角度を大きくすると、支点の真下を通る時の速さは速くなる。おもりが移動する距離も長くなり、周期は変わらない。

振り子の運動に関する出題。実験結果を読み取った上で解答するという内容であるが、「振り子の周期は振り子の長さにのみ関係し、おもりの重さや傾ける角度には影響しない」は知っておくべき知識である。