(1)は計算問題。絶対に落とせない。

(2)は仕事算。本校受験生にとっては易しいレベル。

(3)は高難度な文章題。ニュートン算のようにも思えるが、バスは11分ごとにしか到着しないことに注意しなければならない。また、最後の2分間は一部の窓口しか検査をしていない可能性があることにも注意する必要がある。

三角形の辺上を3点が移動する。しかし、点の移動というよりは、図形の問題といえる。

(1)(2)は、相似の基本が分かっていれば、すぐに答えがわかる。

(3)は問題文が長く、多くの点が登場するので、問題文を読み間違えないように注意したい。図は大きめに書かないと、かなり見づらい図になってしまう。2問出題されているが、どちらも相似な図形に注目していく問題である。(1)(2)よりは複雑だが、本校受験生のレベルを考えると、落とせない問題といえるだろう。

1～10が書かれたカードを聖さんと光さんが引く問題。

(1)は、聖さんと光さんが1枚ずつ引いた場合のカードの組み合わせが何通りあるかを求める。基本的な問題である。

(2)では、聖さんと光さんが2枚ずつ引いた場合のカードの組み合わせが何通りあるかを求める。この問題も易しい。

(3)では、聖さんのカードの和が光さんのカードの和より15大きくなる場合を考える。光さんのカードの和がわかるので、あとは調べるのみ。

(4)では、聖さんのカードの積が光さんのカードの積の7倍になる場合を考える。この問題では、数の性質に注目して調べていく必要がある。まずは1～10の積を素因数分解してみるとよい。

立方体の内部にある三角すいを切断する問題。

(1)は、高さ2cmの平面で切ったときの断面を書く問題。切断面の形はイメージしやすい。切断面の位置と大きさを正確に捉えるだけである。

(2)では、側面CGHDと平行な面で切ったときの断面を書く。与えられた図がかなり不正確な（立方体には見えない）こともあり、非常にイメージしにくい。この問題では、投影図を書いてみるとよいだろう。

(3)では、(2)でできた2つの立体のうち、点Gを含む方の体積を求める。Gを含む方の立体を断頭三角柱と捉えることがポイント。

長針、短針だけでなく秒針も考える問題。

(1)は基本的な時計算。

(2)は、長針、短針、秒針の位置関係を考える問題。針の位置を計算してみればよい。

(3)(4)では、秒針の動く速さが通常と異なる場合を考える。どちらもかなり難しい問題である。(2)をヒントにして考えることもできるが、それほど楽にはならない。無理に(2)を意識する必要はないだろう。