青山学院大学 社会情報学部 A方式の英語
入試対策と勉強法
青山学院大学 社会情報学部 A方式の英語
ここでは、青山学院大学の社会情報学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
青山学院大学社会情報学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
2024年度の社会情報学部は大問5問構成で、大問1は同じ意味の語句を選択する問題、大問2は語句や文法に関する空所補充問題、大問3は正誤問題、大問4は3つの長文の読解問題、大問5は会話問題でした。全問選択方式です。2024年度は、2022・2023年度と大問数、小問数ともに同数でした(全50問)。
出題量と時間配分
試験時間は90分です。
大問1の単語とイディオムの知識問題は10問を5分、大問2の語句と文法の選択問題は10問を5分、大問3の正誤問題は10問を10分で解きましょう。大問1~3を20分以内で解き終えるようにしましょう。
大問4は800~900 wordsの英文が3つあるので、それぞれ20分以内で解きましょう。
大問5の会話問題は7,8分で解きましょう。
長文の量が多いので、まず大問1,2,3の知識問題を終えてから、大問5の会話文を解き、最後に長文問題に取り組むといいでしょう。長文に入るまでには60分以上余るように時間配分に気をつけましょう。
出題形式
大問1の語彙問題は一文内の下線部の単語とイディオムの同意語(句)を選ぶものです。難易度自体は高くはないでしょう。
大問2の文法・語句の選択問題は基本的な出題です。
大問3の正誤問題は文法や語法的に誤りを指摘するもので受験生にとっては難しく感じる出題です。
大問4の長文読解は3題とも内容を問う問題で、主題を問うもの、理由や意味を問うもの、内容の正誤を問うものなどです。
解答形式
すべて選択式です。
2022~2024年度は、すべて大問1~3がそれぞれ10問ずつの出題、大問4は3つの長文が各5問ずつの15問の出題、大問5は5問の出題です。総出題数は毎年50問です。選択式なので、消去法も駆使しましょう。
青山学院大学社会情報学部 英語試験を攻略するための勉強法
語彙
日ごろから単語集を使用しての英単語とイディオムの暗記に心がけることはもちろんですが、長文読解問題で分からない単語が出てきたら辞書でしっかりと調べ、同時に単語集で確認しましょう。単語帳などを作って語彙をストックしておくことも有益です。
読解問題
読解問題は800~900 wordsの長文が3 題出題され、設問は内容について問う問題がほとんどで、とにかく読解力、速読力をつけることが求められます。
ただ早く読もうとしても正確に設問に正解することができないので、まずSVOCの文構造をしっかり把握する必要があります。その際に、意味の切れ目で切り、それぞれのブロックの関係を、文型、主節・従属節、関係詞節や同格節など、把握しつつ捉えて前から流して読みましょう。800 words以上の英文を読んで設問に正確に対応するためには、段落ごとに内容をまとめ、簡単にメモすることも有益です。そして、メモを参考にしながら段落ごとの関係に注意しましょう。そうすることで文の流れを理解し、次の展開を予想することもできるので、速読にもつながるでしょう。
一応文章の内容順の設問ではありますが、全体を通して読んだうえでないとできない、主題を聞くもの、タイトルを問うものなどもあり、一通り文章を読み、内容を整理し、筆者の言いたいことを頭の中でまとめた上で設問に取り組むのが最も近道です。
分野については、社会や経済的に話題となっているものが多く取り上げられています。現代社会の問題点にも注意を払いましょう。
長文を早く正確に意味をつかむためには、すでに完全に理解した英文を、前から意味をつかみながら音読することは非常に効果があります。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語篇、文法・構成篇、長文読解篇に分けてご紹介します。
単語篇
(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
高校中級レベルの単語にも不安があるようであれば入門編から始め、しっかり基礎を見直しておくのがよいでしょう。『必修編』レベルを派生語も含めしっかり身に着け、自在に使えるようにしておくことが必須です。それが出来たらさらに上の『上級編』を目指しましょう。この本の特長になっているように、英文の中で英単語を覚えましょう。
(2)『ターゲット1900』(旺文社)
単語や派生語だけでなく、余裕があれば入試問題を題材とする例文も覚えましょう。
(3)『システム英単語』(駿台文庫)
単語や派生語だけでなく、ミニマルフレーズごとに覚えましょう。読解だけでなく文法問題でも役に立ちます。
単語集については普段から辞書代わりにも使い、読解問題で出てきたらチェックしておくなど、それをベースにして知らない単語をつぶしていようにしましょう。学校で使用しているものがあればそれで良いでしょう。
文法・構成篇
(1) 『ネクステージ』(桐原書店)
問題番号1から742が文法問題、743から1244がイディオム問題、1245から1364が会話表現、1365から1474が単語・語彙問題です。
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
文法事項が単元別になっていないので、一通り文法を学習を終えてから使用すると効果的です。問題を見て何の問題なのかを見抜く訓練にいい問題集です。
(3) 『スクランブル英文法・語法』(旺文社)
(4)『ヴィンテージ』(いいずな書店)
これらは当大学当学部を志望する者にとって必須の問題集です。構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、当学部に必要な知識が網羅されています。このうちのどれか一冊でよいので、全て使いこなせる知識にしましょう。
<参考書>
(1)『フォレスト』(桐原書店)
(2)『ブレイクスルー』(美誠社)
(3)『総合英語 be』 (いいずな書店)
参考書は、文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。
長文読解篇
大問4は800ワード以上の長文が3問出題されますが、まず1文1文の意味を正確につかむことから始めます。正確に読めるようになってきたら徐々に長い英文に挑戦しましょう。
以下の問題集の100や300などの数字の小さいものから始めて、徐々に数字の大きいものに進んでいきます。問題集は相性があるので、実際に書店で手に取って選びましょう。
(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文がどのように構成されているのかを読み解く基礎を提供してくれます。
(2)『やっておきたい英語長文300、500、700』(河合出版)
定番問題集です。『300』は語彙数200から300と短く、比較的易しい長文です。基礎固めに用いるとよいでしょう。『500』はその上位問題集で語彙数400から600の標準レベルで、『700』は600~900のやや難レベルの長文です。
(3)『大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500、800』(旺文社)
これも定番問題集です。大学入試によく出るテーマごとに並べた問題集です。『500』は語彙数400から600、『800』は語彙数700から900です。
大学受験を成功に導く過ごし方とは
インタビュー=大学受験、「最後の一年」の賢い過ごし方とは?
リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。
高校生活最後の一年の過ごし方は、合否を分ける重要なポイント。志望校合格を勝ち取るためには、どのように一年を過ごせばいいのか…ぜひ参考にしてください。
青山学院大学への受験を控えている保護者様へ
青山学院大学の受験には学校別の対策が必須になります。プロ教師界でトップの実力を持つリーダーズブレインの家庭教師は、様々な大学受験の合格実績と受験ノウハウを有しています。その中でも、お子様に最適な東京大学に強い家庭教師をご紹介します。