（１）ナラ枯れの原因についての選択問題。問題文の中の「虫に食われていないか確認する必要があります」が大ヒント。

（２）ドングリができる木（ナラ・ブナなど）がどのような用途で利用されてきたかの選択問題。

（３）中がしっかりつまっていて重く、水に沈むものを選択する。

（４）ドングリをえさとしている動物を選択する問題。「すべて選択」に注意。草食動物を選択すること。

ナラ枯れについての出題。細かい知識を問う問題も含まれている。また選択問題の中に「すべて」の選択に迷うものがある。

（１）まだ葉が広がっていない状態で光合成が十分に行われていないために、呼吸によりデンプンが使われ、重さが減少している。

（２）呼吸で使われるデンプンより、光合成で作られるデンプンの方が多くなった。

（３）暗い中では光合成が行われないため、二酸化炭素放出量が増える。

（４）明るい中では呼吸も光合成も行われる。

インゲンマメの呼吸と光合成についての出題。かんそうした重さと二酸化炭素放出量についてのグラフについての考察が中心。植物の呼吸と光合成についての基本的な理解ができていれば、問題なく正答できる内容。

（１）川が曲がっている箇所では、外側の方が速い流れになる。

（２）流れの速い外側の方が強い浸食作用が働き、深いがけになる。

（３）上流の方が、大きく角ばっている石が多い。

（４）上流の方が、V字谷のように川底が深くけずられた地形になる。

流れる水の働きに関する出題。いずれも易問であり、しっかり正答したい。

（１）塩化ナトリウムは80℃の水100gに38ｇ溶けるので、13ｇの塩化ナトリウムを溶かすには、100×13/38より四捨五入して、34ｇの水が必要。

（２）塩化ナトリウムは40℃の水100ｇに36.3g溶け、136.3ｇの水溶液ができる。飽和水溶液が100ｇあるので、溶けている塩化ナトリウムは36.3×100/136.3より四捨五入して、27gとなる。　　

（３）60℃を下回るとすぐに結晶が出てきたことから、含まれていた硝酸カリウムは109.2ｇ。20℃での溶解度が31.6ｇなので、109.2－31.6＝35.8より四捨五入して、取り出した結晶は78ｇ。

（４）145－109.2より四捨五入して、36ｇとなる。

（５）100gの水に31.6ｇの硝酸カリウムと35.8ｇの塩化ナトリウムが溶けていて、水溶液の重さは167.4ｇの水溶液になっている。ここから20ｇの水溶液を取り出して水を蒸発させるので、出てくる固体の重さは、（31.6＋35.8）×20/167.4より四捨五入して、8ｇとなる。

ものの溶け方に関する出題。決して難問ではないのだが、小数計算や四捨五入の処理など正確さが求められる。なお、割り算以外の処理でも答えはすべて四捨五入して整数で求める、という指示に要注意である。

（１）①　砂糖水・食塩水・石灰水・水酸化ナトリウム水溶液に共通なことは、固体が溶けていること。
　  ②　酸性・中性・アルカリ性で分けているので、BTB液による判別である。

（２）③　食塩水は電気を通すが、砂糖水は通さない。
　  ④　アルミニウムは水酸化ナトリウム水溶液には溶けるが、アンモニア水には溶けない。
　　
水溶液の判別についての出題。主な水溶液の性質や指示薬の色の変化についての正確な知識が求められる。水溶液の判別問題としては、考えやすい内容になっている。

（１）右手の親指以外の手のひらを方位磁針に向けて伸ばしたとき、親指の向いた側にN極が振れる。①では2本の電流の向きが逆なために、針は触れない。
　　
（２）右手の親指以外の4本の指を電流の向きに合わせて握ったときに、親指側がN極になる。電磁石の右側がN極になるので、方位磁針のS極が電磁石側を向く。

（３）電磁石Cの巻き数は電磁石Bの2倍だが、電流が半分であったために、磁石の力がほぼ同じになったと考えられる。
　　　　
電流と磁界に関する出題。右手を使った基本的な解法が身についているかどうかが試される内容。

（１）単位の変換に注意。時速50kmは秒速125/9ｍなので、280÷125/9より四捨五入して20秒間。

（２）1秒あたりの振動数が多くなると高い音になる。また、振動の幅が大きくなると大きな音になる。

（３）速度が速くなるほど同じ時間内の振動回数が多くなり、高い音になる。
　　　　
音に関する問題。榛名湖メロディーラインを車が走った時の音が題材になっている出題だが、速さ・音の高低・音の大小などの基本を理解していれば解答可能な出題内容。