大学受験プロ家庭教師 法政大学 共通問題 英語共通問題④
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法政大学 共通問題 英語共通問題④
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

法政大学 共通問題 英語共通問題④

ここでは、法政大学の経済学部(国際経済学科・現代ビジネス学科)・社会学部(社会政策科・メディア社会学科)・現代福祉学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

法政大学商経済学部(国際経済学科・現代ビジネス学科)・社会学部(社会政策科・メディア社会学科)・現代福祉学部           英語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

2022~2024年度はすべて大問4問で大問構成も同じでした。大問1は文法・語彙に関するもの、大問2は長文読解問題、大問3は長文読解問題、大問4は会話読解問題で聞き手がゲストにインタビューする内容です。

出題量と時間配分

試験時間は90分で、文法・語彙問題1問、長文読解2問、会話読解問題1問を解くことになります。大問1の文法・語彙問題は、15問の設問を10分以内で解きましょう。大問2,3,4それぞれ600~800 words の英文で、各大問に25分ほど時間をかけることができます。この時間配分で解くと約5分余ることになります。解く順番としては、まず大問1の文法・語彙問題から解き、過去問を解いてインタビュー問題が解きやすい人は大問4から、そうでない場合は順番に大問1のあとは大問2,3,4と進めていけばいいと思います。

出題形式

文法・構文問題は、空欄に選択肢から適切なものを選ぶ形式です。長文読解問題とインタビュー問題では空所選択問題、下線部と同意のものを問う問題、並べかえ作文、内容正誤問題、主題を問う問題など、幅広い形式で出題されます。

解答形式

すべてマークシートに記入する選択式です。並べかえ作文は、難度自体は高くはないですが、得失点差が大きくなる可能性があるので注意が必要です。マークミスをさけるためマークは設問ごと、または大問ごとに記入しましょう。決して最後にまとめてマークしないようにしましょう。

法政大学経済学部(国際経済学科・現代ビジネス学科)・社会学部(社会政策科・メディア社会学科)・現代福祉学部            英語試験を攻略するための勉強法

語彙問題

長文読解では基本的な単語力は当然必要ですが、設問の選択肢にある単語はすべて知っておく必要があります。これらは単語集にほとんどあるものなのでしっかりと覚えておきましょう。穴埋め問題で熟語やそれに関する前置詞も問われるので、熟語(イディオム)も熟語集や問題集などでしっかり知識を身に付ける必要があります

文法・構文

大問1で、文法事項、構文が問われています。難易度自体は高くはなく、基礎的なレベルがしっかり身についていれば十分対処可能です。
ただし構文は穴埋め問題、並べかえ作文を解くときに必須であり、また読解の基礎になるので基礎レベルは使いこなせる程度までしっかり習熟しておくべきです。

読解問題

600字から800字の長文が3題出題され、各大問の分量は標準的で、難度も高いわけではないですが、各大問を25分ほどで解く必要があり速読力が要求されます。かつ内容把握問題、正誤問題など、しっかり内容をつかめていないと解く際にミスをするような問題も出題されているので、正確な読解力も必要とされています。
先ずは文の構造を分析できる力をつけることが重要です。意味の切れ目で切り、各ブロックの関係(文型、主節・従属節、関係詞節、同格節など)を把握し、その上でいちいち日本語に訳すことなく、前から流して読んでゆくスラッシュ・リーディングを身につけたいものです。これにより文構造の正確な理解と速読が可能になります。また、正誤問題などで文全体の内容を問われるので、段落ごとに内容をまとめてメモしておく習慣をつけると設問を解くときに有益です。
長文問題なので、速読の訓練をすることが必須ですが、まずはしっかり構文や文法の知識、理解力を養成することを心がけることが大切です。

並べ替え作文

並べかえ問題では、基本的な文法事項、慣用表現、構文力が問われます
まず、英文の文脈を把握して、並べかえる部分がどのような意味を持つのかを類推し、そのうえで選択肢と前後の英文を参考にして、問われているのがどの文法事項なのか、どの慣用表現なのか、どの構文なのかを類推します。それによって、求められた英文を思いつくことが可能となります。そのための知識をしっかりと身につけておくことが必要です。

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語・熟語編、文法・構文編、英文解釈編、並べ替え作文編に分けてご紹介します。

単語・熟語

(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
高校中級レベルの単語にも不安があるようであれば入門編から始め、しっかり基礎を見直しておくのがよいでしょう。必修編レベルを派生語も含めしっかり身に着け、自在に使えるようにしておくことが必須です。それが出来たらさらに上の『上級編』を目指しましょう。この本の特長になっているように、英文の中で英単語を覚えましょう。

(2)『ターゲット1900』(旺文社)
単語や派生語だけでなく、余裕があれば入試問題を題材とする例文も覚えましょう。

(3)『システム英単語』(駿台文庫)
単語や派生語だけでなく、ミニマルフレーズごとに覚えましょう。読解だけでなく文法問題でも役に立ちます。

単語集については普段から辞書代わりにも使い、読解問題で出てきたらチェックしておくなど、それをベースにして知らない単語をつぶしていようにしましょう。学校で使用しているものがあればそれで良いでしょう。

文法・構成

(1) 『ネクステージ』(桐原書店) 問題番号1から742が文法問題、743から1244がイディオム問題、1245から1364が会話表現、1365から1474が単語・語彙問題です。

(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
文法事項が単元別になっていないので、一通り文法を学習を終えてから使用すると効果的です。問題を見て何の問題なのかを見抜く訓練にいい問題集です。

(3)『スクランブル英文法・語法』(旺文社)

(4)『ヴィンテージ』(いいずな書店)

これらは当大学当学部を志望する者にとって必須の問題集です。構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、当学部に必要な知識が網羅されています。このうちのどれか一冊でよいので、全て使いこなせる知識にしましょう。

並べかえ問題

(1)~(4)の問題集の並べかえ問題だけをピックアップして解くと効率的な練習になります。

<参考書>
(1)『フォレスト』(桐原書店)
(2)『ブレイクスルー』(美誠社)
(3)『総合英語 be』 (いいずな書店)

参考書は、文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。

長文読解

まず1文1文の意味を正確につかむことから始めます。正確に読めるようになってきたら徐々に長い英文に挑戦しましょう。
以下の問題集の100や300などの数字の小さいものから始めて、徐々に数字の大きいものに進んでいきます。問題集は相性があるので、実際に書店で手に取って選びましょう。

(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文がどのように構成されているのかを読み解く基礎を提供してくれます。

(2)『やっておきたい英語長文300、500、700』(河合出版)
定番問題集です。『300』は語彙数200から300と短く、比較的易しい長文です。基礎固めに用いるとよいでしょう。『500』はその上位問題集で語彙数400から600の標準レベルで、『700』は600~900のやや難レベルの長文です。

(3)『大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500、800』(旺文社)
これも定番問題集です。大学入試によく出るテーマごとに並べた問題集です。『500』は語彙数400から600、『800』は語彙数700から900です。

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