東京理科大学 先進工学部 英語
入試対策と勉強法
東京理科大学 先進工学部 英語
ここでは、東京理科大学の基礎工学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
東京理科大学先進工学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
読解総合問題では、純粋に内容・文脈を把握する問題と合わせて、文法・語法、語彙、書き換え等の知識問題が出題されています。その他の大問でも知識問題が出されるほか、会話読解問題も例年出題されていますが、単に会話表現の知識を問うものではなく、品詞や文構造の理解が問われています。
出題量と時間配分
試験時間60分で100点満点です。4〜5題の大問構成が続いており、最近は大問2つが長文問題で、配点の5割超を占めています。残りの大問は文法・語彙・会話文問題で、2024年度は大問3が25問ある等、設問数が多いです。長文以外を素早く(30分以内に)終わらせることがポイントとなります。
出題形式
例年、大問4〜5題の構成です。最近は大問2つが長文問題となっています。読解総合問題の小問は、内容真偽や語句整序・文法問題、語彙問題等多岐に渡りますが、基本的な知識を問う問題がほとんどです。文法・語法・語彙に関する大問も標準的な知識が問われています。
解答形式
最近はマーク式の記号選択となっています。以前は、文法・語彙問題で記述での解答形式もありました。具体的には、同意文完成の単語補充のほか、誤文訂正の訂正結果や、2文の空欄に共通語を記述するもの等も出題されたことがあります。念のため、日頃の勉強では記述形式の解答も練習しておきましょう。
東京理科大学先進工学部 英語試験を攻略するための勉強法
全般
読解、知識問題ともに標準レベルのものが多いものの、特に知識問題の設問数が多いため、短時間で正確に解答する練習が欠かせません。基本的・標準的な内容は瞬時に判断して解答出来るように演習しておきましょう。また、語彙・文法問題でも読解問題と同様に、文構造や品詞の理解を問う出題が多く見られます。知識を詰め込むだけでは対応出来ないため、基礎的な英文解釈の練習をしっかりと行って下さい。
知識問題
知識問題はほとんどが基本〜標準レベルであるため、失点を出来るだけ無くしましょう。文法・語法・イディオムは、インプットだけでなくアウトプットを増やし、間違えたものを徹底的に覚え直しましょう。また、発音・アクセントや会話特有表現もかつては出題されたことがあるため、入試頻出事項は押さえておいた方が良いでしょう。
単語・熟語についても難しい知識は必要ありませんが、定義問題やかつて出た同意文完成等の記述問題を考えると、より能動的に知識を使えるようにしたいです。
語句補充型だけでなく、語句整序や英作文の練習も日常的に行っておきましょう。自分で主体的に表現したり、文法や構文というルールを利用したりする練習をすることで、知識を柔軟に使えるようになります。単語は文脈に応じて柔軟に意味を捉え、必要に応じて品詞を変化させる等、より実際的・機能的な知識として定着させることを意識しましょう。
読解
読解は、1文を読み終わった時に、単に日本語訳するのではなく、その意味・内容を理解していることを確認しながら読み進めましょう。英文だけで内容を読み取れていれば、日本語に直す必要はありません。よく分かっていなかったり、特に重要な箇所だったりする部分だけ日本語に直せばよいでしょう。そうすることで、スピードも速くなり、内容理解の正確性も増すはずです。段落等内容のまとまりを掴みながら読むことで、読み直しの時間のロスを減らすこともできます。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
(1)『速読英単語①必修編』(Z会出版)
本学部に限らず、東京理科大学の理系学部の英語では、理数系のテーマが出題されることが多いです。テーマ別に関連付けて単語を押さえ、読解練習まで出来る本書は利用価値があります。また、他の単語帳を使う場合も同様ですが、ある程度単語の知識が付いたら、例文や派生語等の関連知識を意識的にチェックして実践的な知識として繰り返し覚えておきましょう。
(2)「『Vintage英文法・語法問題』(いいずな書店)
類書(『NextStage』(桐原書店)、『Scramble』(旺文社)等)を使っていればそれで良いですが、どれか1冊は持っておきましょう。文法パートは全てマスターする必要がありますが、語法やイディオムのパートも、他の問題集やテスト等に出た知識事項は本書に戻ってその都度チェックし、整理・暗記しましょう。
(3)『英文法ファイナル問題集(標準編)』(桐原書店)
文法については基本的な問題集を1冊終えたいですが、その後まとめとして本書を活用しましょう。
派生語や熟語についても頻出のものが多く含まれているため、間違えたものはノートにまとめる等、確実に覚えてしまいましょう。
(4)『読んでおきたい英語長文300』、『読んでおきたい英語長文500』(河合出版) 先進工学部の読解文は比較的読みやすいものが多いですが、入試問題よりやや難しく、質の高い文章・問題でも 演習しておくことで、確かな実力を付けて本番に臨みましょう。500が難しい場合は、300から始めてもよいで
しょう。
(5)過去問
先進工学部(かつての基礎工学部)の過去問は出来るだけ遡って解き、どのようなレベル・傾向なのか知っておきましょう。本学の他学部の最近の過去問も参考にしておきましょう。設問の指示内容を理解するのに時間がかからないよう、これまでに出た設問の英文は必ずチェックしておきましょう。
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