医大・医学部受験プロ家庭教師 関西医科大学 物理の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

関西医科大学 物理
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

本学は一般入試が前期と後期に行われます。下記は主に前期一般入試の傾向ですが、後期もおおむね同様の傾向と言えます。

出題範囲(分野)

近年は大問4題の出題が続いており、力学・電磁気・波動は必ず出題され、残り1題が熱力学と原子のどちらかという形です。入試標準的な問題から、少しひねられた問題や、多くの受験生が初見となるモデル化の問題、深い理解が要求される論述問題なども出題され、高校で学ぶ物理学のしっかりとした理解が試されます。原子は典型的な問題の範囲なので難易度は易し目ですが、物理全般から出題されるので学習漏れのないようにしておきましょう。

出題量と時間配分

理科2科目で120分です。
小問数は全体で約20問です。時間的に厳しいので、得点できる問題で確実に得点することが重要です。
小問は誘導形式ですべて連続しているので、前の問題が解けないと後ろも解けないことが多いです。とりあえず大問ごとに解けるところまで解いて、時間に応じて残りに取り組む形がいいでしょう。

出題形式

2016年以降は大問4題となり安定しています。
第1問は力学、第2問は電磁気、第3問は波動で、第4問に熱または原子という構成です。大問1つあたりに小問が5問前後含まれています。特に、論述形式の問題は、何も練習してないと「何を書いたらいいかわからない」となってしまうこともあるので、日ごろから意識して練習しておきましょう。

解答形式

すべて記述式です。
穴埋め式で答えだけ書く問題や、選択問題、途中の考えも記述する問題もあります。さらには、物理の理解を試される論述問題やグラフの概形を描いたり、レンズの焦点を作図で求めたりする描図問題も出されます。時間の余裕がない試験なので、過去問での練習によってその感覚をつかんでおくことが重要です。

攻略のポイント

第1段階:教科書の内容の定着が基本かつ重要

まずは教科書にある基本的な公式は確実に覚えていきましょう。その際は、ただ丸暗記するだけではなく、考え方や導出などについてもしっかりと理解してください。また、物理の学習においては、問題演習が非常に重要です。学校の授業に沿って、教科書傍用の『セミナー物理』(第一学習社)などで問題演習に取り組んでいきましょう。
この段階でのフォロー用教材としては『物理のエッセンス』(河合出版)や『漆原の明快解法講座』(旺文社)などがあげられます。ポイントをわかりやすく説明してくれており、入試基礎レベルへの橋渡しをしてくれます。
この段階は物理学的な物事の見方を身につけていく初めの段階でもあります。理解につまずくことが多かったり、なかなか問題が解けるようにならない場合には、個別指導によるサポートも効果的です。

第2段階:次は入試物理の基礎~標準レベルの問題集に取り組もう

基礎を身につけた次は、理解を深め、様々な問題の考え方やテクニックを身につけていく段階です。この段階では問題演習中心です。入試問題に取り組めるレベルに到達するために、問題集のレベルを上げていきます。最終的には、『名問の森』(河合出版)や『重要問題集』(数研出版)などのレベルが目標です。
物理との相性は人それぞれですので、自分に合った進め方をたどることが重要です。特に注意しておきたいことは、よくわからないまま問題集に取り組み続けることです。これはよくありません。入試までの時間との兼ね合いもあるかと思いますが、適切な段階を踏むことはとても重要です。進め方に不安がある場合は、ぜひ一度相談してください。

教科書傍用の『セミナー物理』(第一学習社)などの発展例題・発展問題には入試基礎~標準レベルの問題が掲載されています。このあたりでもう少し演習を積みたいという場合は、『良問の風』(河合出版)や『漆原の物理・最強の99題 四訂版 (大学受験Doシリーズ)』(旺文社)などを挟んでおくのもいいかと思います。ポイントをわかりやすく解説してくれています。

第3段階:最後は何と言っても過去問演習

関西医科では、様々な問題が出題されるので、過去問演習でその傾向を把握することはとても重要です。また、モデル化の問題や論述問題では、同様な出題傾向のある他大学の過去問なども参考になるでしょう。

推奨テキスト

(1)『教科書』(各出版社)
(2)『セミナー物理基礎・物理(セミナー物理)』(第一学習社)
(3)『エクセル物理・総合版(エクセル物理)』(実教出版)
(4)『リードα』(数研出版)
第1段階用です。
教科書と傍用問題集です。『セミナー物理』『エクセル物理』などは、定番の教科書傍用の問題集です。教科書の例題や傍用問題集の問題をマスターするのが第1の段階です。基本的には学校で配られるものでいいでしょう。

(5)『物理のエッセンス(力学・波動および熱・電磁気・原子)』(河合出版)
(6)『漆原の物理・明快解法講座 四訂版 (大学受験Doシリーズ)』(旺文社)
第1段階のフォロー用参考書です。入試基本レベルの問題にスムーズにつなげていくためにも取り組んでおくことをお勧めします。

(7)『良問の風』(河合出版)
(8)『漆原の物理・最強の99題 四訂版 (大学受験Doシリーズ)』(旺文社)
第2段階のフォロー用です。
傍用問題集の発展レベルの問題あたりについて、もう少し演習をした方がよい場合におすすめの問題集です。『エッセンス』に取り組んできた方は『良問の風』『明快解法講座』に取り組んできた方は『最強の99題』がスムーズにつなげやすいでしょう。『最強の99題』の方が少しレベルは高めです。

(9)『名問の森』(河合出版)
(10)『実戦 物理重要問題集2024 物理基礎・物理(重問)』(数研出版)
第2段階で、合否に関わる重要なレベルとなる問題集です。これらの問題集がしっかりとこなせるようになれば、入試問題に取り組むのに十分です。

(11)『物理標準問題精講』(旺文社)
(12)『難問題の系統とその解き方(難系)』(ニュートンプレス)
第3段階でさらに余裕のある方向けです。
過去問演習において、気になった問題の類題などを演習すれば、さらに余裕のある状態で受験に臨むことができるでしょう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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