医大・医学部受験プロ家庭教師 関西医科大学 英語の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

関西医科大学 英語
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

2020年に大きな形式変更があり、それまで出題されていた文法・語法・発音・アクセントなどの知識系大問が姿を消し、長文問題3題の出題となっていましたが、2023年より第3問が100語程度の記述が要求される自由英作文問題の出題となりました。もっとも、長文問題の中で空所補充や語句整序という形で文法語法については問われています。長文の語数は1000語を超えるものが1題は出題されるため、標準的なレベルの英文ではあるものの読解の持久力をつけておく必要があります。

出題量と時間配分

試験時間は80分です。
基本的には1題25分という均等割りで考えておけばよいですが、長文の長さに差があるため、それに合わせて現場で時間の調整をするのがよいでしょう。もっとも、長くても読みやすい文章が出題されたり、知っているトピックが問われていたりすると時間は圧縮できるため、時間調整は柔軟に行なっていく必要があります。

出題形式

内容一致問題に関しては、すべての選択肢に正誤をつけさせるため手間がかかりますが、本文の流れと選択肢の順序が同じであるため、読みながら解いたほうが記憶が鮮明なうちに選択肢を検討できるため、速度も精度も上がるでしょう。

本文から語句を探してくる問題では、読み終えた後で探すことになると不要な2度読みをすることになるため、必ず本文を読み始める前に設問に目を通しておきましょう。

整序問題は解きやすいものが多いですが、空所補充にやや知識レベルの高いものが問われることもあるため、1題にこだわるよりタイムマネジメントの維持を優先させましょう。

2023年度より出題の始まった自由英作文については、2023年度はシンプルなテーマ型問題でしたが、2024年度はグラフの読み取りも併せて問う形式となっていました。どちらにも対応できる準備をしておきましょう。

解答形式

選択式と記述式の混合問題となっています。
全問英問英答となっており、設問指示も読み慣れていないと出題の内容を誤解し不要に時間がかかってしまうこともあるため、本学の英語のリード文はしっかり読めるようにしておきましょう。また内容一致についての正誤問題は選択肢が多く、全て英文となっているため読まなくてはならない英文の量は実際には多いのだという意識が必要です。

攻略のポイント

読解問題

3題から2題へと読解問題の出題が減ったとはいえ、比率としてはまだ大きいため、読解力の向上が必要です。設問処理に時間がかかるものがあることを考えると、英文自体は素早く読みながらも内容を把握する速読能力の向上も必須となります。意味のかたまりごとに前から意味をとっていく事ができなければ時間内に設問処理まで含めて解答を終わらせることは出来ません。句・節ごとに意味をとらえ、ニュアンスの分かるものは日本語に訳さず読み進める力を身につけましょう。

一定レベル以上の英文解釈能力を身につけたら、句・節ごとにスラッシュを入れながら前から訳読み下すトレーニングをするようにしましょう(スラッシュ・リーディング)。最初のうちはやや多めにスラッシュを入れることになりますが、慣れてくればそれほど入れずに前から読み下していくことができるようになります。併せて行いたいのが音読です。一度解き、しっかり復習した英文を用いて、必ず英文音読の時間を設けるようにしましょう。音読することで、強制的に前から読み下す習慣を身に付けることが出来、日本語を介在させなくとも内容が頭に入ってくるようになる英文が増えてくることになります。その際には必ず意味のかたまりごとに内容を把握する意識を持つようにしましょう。漫然と読んでいては効果が半減してしまいます。音源付きの長文問題集であれば、それを利用することでさらに効果を高めることが出来ます。
 
また長文の素材はタイムリーなものが多いため、新しめの読解問題集を勉強に加えたり、新聞ニュースにも目を通しておいたりすると解きやすくなります。

単語

長文で用いられる単語にやや難易度が高いものが用いられることもありますが設問を解く上ではおさえておく必要のないものです。もっとも類推する箇所をなるべく少なくして速読につなげるためにも標準的な単語集掲載の単語はしっかり身に付けておきましょう。

文法・語法・イディオム

空所補充については、一部難易度の高いものがあるものの、殆どの問題が標準的な問題です。これらの取りこぼしのないようにしまよう。後述のような文法・語法・イディオム系のインプット教材を一冊完璧にすれば十分得点できます。

推奨テキスト

英文解釈

(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文構造の把握を身につけるための良書です。この1冊を7~8割程度消化したら、あとは速読のトレーニングをすることに注力しましょう。

(2)『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)
やや勉強が進んでいる生徒向けとなっていますが、講義仕立てで読みやすく、量も絞ってある分、時間をかけずに終えることが出来ます。ポイントが絞られている分、説明の物足りなさを感じるところがありましたが、現在は筆者の西先生のYouTubeチャンネルでテキストの講義授業を受けられるため使い勝手がよくなっています。

長文読解

音源付きであり、出版も新しいため最新のトピックを知る上でも役に立つものをあげました。パラグラフ・リーディングの理解や設問形式ごとの解き方、英文エッセイの構成などまで説明されているテキストでもあります。いずれも問題を解くだけでなく解説までしっかり読み込みたい教材です。

(1)『The Rules英語長文問題集3・4』(旺文社)
(2)『英語長文ポラリス2・3』(KADOKAWA)
(3)『全レベル問題集:英語長文5・6』(旺文社)
(4)『イチから鍛える英語長文700』(Gakken)
(5)『英語長文PREMIUM問題集:Advanced/Top』(東進ブックス)

(6)『私立医大の英語(長文読解編)』(教学社)
医療系のテーマに絞った長文問題集。音源は付いていませんが、最新医療の時事問題、医学・生物学など医学部で出題されること多いテーマをバランスよく扱っています。また、イラストを用いて背景知識を説明してくれているページは読み物としても面白いです。

(7)『過去問』
当然ながら、最高の実践的トレーニングとして最も重要なものです。近年の1年分については、レベル・形式を把握するために早い時期に解いておきましょう。

文法・語法

(1)『頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)
文法・語法系のインプット教材としてはややボリュームがありますが、比較的説明が厚めなので自分で進めやすいです。もっとも、学校などで『NEXTSTAGE』(桐原書店)や『VINTAGE』(いいずな書店)などを利用していれば、これらのテキストもよくまとまっているため、学校の進行に合わせてそれらを使った方が効率はよいでしょう。

(2)『英文法ファイナル問題集[標準編]』(桐原書店)
全10回のテスト形式です。範囲指定のない形で問題が作られているため、知識の定着度を図るのに良いです。語句整序も各回に出題されているため、苦手な設問形式をピックアップして取り組むという使い方も可能です。

単語・イディオム

(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
学校使用の単語帳を用いるのが効率的ではありますが、使いづらかったり相性が悪かったりするのであれば、CD音源付きで速読の練習も兼ねられるこちらを利用すると良いでしょう。『上級』まで回せれば単語力に不足はありません。

(2)『解体英熟語』(Z会)
ボリュームはありますが、テキストの後ろにある前置詞・副詞の整理ノートがよくまとまっており、効率的に覚えられるだけではなく、未知のイディオムもニュアンスを類推することができるようになります。

(3)『システム英単語Premium(語源編)』(駿台文庫)
語源ごとに編集された単語帳です。単語としてはやや難易度の高いものが多いですが、語源については分かりやくまとまっているため、自分の使っている単語帳では覚えにくい単語があるときに参考程度に利用するとよいでしょう。

英作文

(1)『英作文ハイパートレーニング自由英作文編』(桐原書店)
自由英作文の構成の仕方、基本フレーズを修得することが出来ます。本校を受験するのであるならぜひ取り組んで欲しいテキストです。

(2)『英作文のトレーニング[自由英作文篇]』(Z会出版)
やや(1)と説明の仕方が異なるところがあるものの、学習した手順をさらにこちらで深めることが出来ます。

 

※テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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