医大・医学部受験プロ家庭教師 福岡大学 化学の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

福岡大学 化学
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

2024年度では大問4問が出題されました。大問数は2019年度から変わっていません。理論分野、有機分野、無機分野からの出題で、選択式、記述式の問題です。高分子は2019年から2022年度までは糖類、アミノ酸、タンパク質中心でしたが、2023年度、2024年度では合成高分子の出題でした。同じ内容が連続してますので前年度の過去問も確認する必要があります。実験とグラフ、計算問題多いため注意が必要です。

出題量と時間配分

理科2科目で120分、1科目あたり60分です。記述部分もあるので時間が不足することもあります。しかし、難易度はそれほど高くなく、標準的な典型問題が多いので過去問で時間をはかって時間内に解く練習をしましょう。まずは選択問題に時間をかけないことです

出題形式

大問4問のうち、無機分野が少ないがその分、理論分野、有機分野が中心となっています。標準的な問題で、難問は少ないものの、計算問題で記述式の解答を要求されますので制限時間内で答えることは厳しいでしょう。細かい知識を聞かれる場合があるので注意しましょう

解答形式

2024年度では穴埋め問題、選択問題、記述問題が混合されて出題されています。化学反応式、構造式を書かせる問題は出題されますが、理由を答える記述問題はありませんでした。語句を書かせる問題が出題されているので、教科書や参考書で用語の確認をしておきましょう

攻略のポイント

2024年度では、標準的な問題が多かったです。大問4題で総合的問題、無機分野、有機分野、理論分野と全体的に偏りがなく出題されています。難しい問題はありませんが、きめ細かい学習が必要とされます。理論分野では酸・塩基、酸化還元、電池と電気分解、気体の法則、反応速度、化学平衡を中心に計算のスピードをあげるようにしましょう。また、記述問題は有効数字2桁で答えるように指示されているので有効数字の計算に答えられるようにしましょう。無機化学分野では、金属イオン分析、金属の精錬、電解精錬などを中心に学習しましょう。有機化学分野では、元素分析、構造式の決定、芳香族化合物、糖類、アミノ酸、合成高分子について出題されているので十分学習していく計画をしましょう。新課程のエントロピー、エンタルピーも注意する必要があります。  

対策として教科書傍用問題集を中心にしましょう。初めに『セミナー化学基礎+化学』(第一学習社)か『リードα化学基礎+化学』(数研出版)を解きましょう。これらが学校で配布されない場合は市販で『エクセル化学基礎+化学』(実教出版)が販売されているのでそれを利用してもよいでしょう。わからなかったら、まずは一度考えてください。どうしてもわからない場合は、解答をみて理解してください。その場合は解けるように何回も練習しましょう。特に、本学の場合は断片的な知識だけでは解けないため全体的に苦手な部分がないようにしましょう

理論分野では教科書傍用問題集を超えたやや難しい問題も出題されているので、その対策として『化学重要問題集』(数研出版)を解いておくとよいでしょう。教科書傍用問題集が解けるようになっていれば『化学重要問題集』(数研出版)の中和、酸化還元、電池と電気分解、平衡、溶解度積、糖・アミノ酸、高分子の分野を中心に解いてみましょう。最後は選択問題と記述問題が混合された本学の過去問を60分以内で答えられるようにスピードをつけて演習しましょう

推奨テキスト

(1)『セミナー化学基礎+化学』(第一学習社)

本学を目指すなら、基本から発展問題までを完璧にしましょう。総合問題に同じ問題があります。プロセスや基本問題、例題を徹底的にやり、発展問題や総合問題をやればよいでしょう。セルフチェックを利用して自分ができない部分を確認するのにはいいでしょう。推薦などの対策として英文読解、論述問題もついています。2024年度以降はエントロピー、エンタルピー、ギブズエネルギーも新課程ではいりますので最新版で進めてください。

(2)『リードα化学基礎+化学』(数研出版)

基礎から入試までの範囲で構成されています。思考力・判断力・表現力を養う問題が掲載されています。大学入学共通テストや将来の入試を意識した演習が行えます。リードAとリードBで基礎学習の整理、基礎的な問題の演習ができます。少し慣れたら、リードCやリードDを学習して応用力を養うようにしてください。この本は計算問題が充実しているので、本学の計算対策としては活用できます。

(3)『化学の新研究』(三省堂)、『化学の新演習』(三省堂)

難しい問題に挑戦しようとする人向けです。この本を、最初から最後まで読み通す人もいますが、理由などがわからなかったり、発展的な内容を確認したりするときに利用します。化学を苦手としている人にとっては少し難しいので無理に問題集を使わなくてもよいでしょう。

(4)『化学重要問題集』(数研出版)

これは一通りの学習を終了して、問題演習を通じてさらに力をつけたい人が取り組む問題集です。初心者がこの問題集をはじめに解くと時間がたくさんかかるため効率はよくないでしょう。これが理解できていない人は、教科書や参考書の内容が身についていないので基本に戻るようにしましょう。

(5)『スタディサプリ』(リクルート) ※動画視聴 

動画は化学の学習内容の流れなど紙面ではわからない部分を映像と音声で理解できます。特に、化学のそれぞれのタイトルごとに整理ができ、紙面からではわかりにくい化学反応の様子が理解できるのはよいでしょう。予備校で講義を聞くだけならこの方が値段的に安くて効率的です。

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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