SAPIX(サピックス)対策
男子I君の場合:
4科のバランスが取れた学習を実現し、開成中に見事合格!
担当プロ家庭教師 | 生駒先生 |
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プロ家庭教師の指導期間 | 小学5年生2月~入試まで |
志望中学校(スタート時点) | 開成 |
成績の推移 | 「SAPIX偏差値」 4科 60→69 |
4科のバランスが取れた学習を実現し、開成中に見事合格!
スタート時
指導開始当初よりαクラスに在籍していたI君は算数が得意で勉強時間を他3科より多く取っていましたが、それに対して苦手な社会はほとんど手をつけていませんでした。そこで社会に時間をかけると算数の点数が悪くなってしまうという悪循環に陥ってしまい、4科の学習バランスがうまく取れず伸び悩んでいる状況でした。どうしても開成に合格したいという本人、ご両親の希望で4科目を週2回2時間で担当することになりました。
指導内容
SAPIXの授業は他の進学塾と比較して内容も難しく進度も早いため、1回の授業で全てきちんと身につけていくのは上位の生徒でも困難です。そこで私の授業ではI君が得意としている算数と理科に関しては四谷大塚の予習シリーズを使いSAPIXの授業の先取りを行いました。SAPIXではテキストの性質上、本来予習をすることが難しいのですが、あえて予習させることにより塾の授業での算数と理科の理解度、定着度を高めていきました。
家庭学習の改善
開成レベルの中学に合格するためには4科の学習が安定してハイレベルなものであることが最低条件になります。そこで4科をバランスよく学習できるような学習スケジュールを日割りで組み、SAPIXの宿題を効率よくこなせるようチェックしました。早い段階から予習を取り入れた算数がさらに得意になったおかげで、他の科目にも相応の時間をかけられるようになっていきました。
学習姿勢の変化と成績の推移
指導開始当初は社会に力を注げば算数が下がってしまう、という状況でしたが、算数の学習に関しては余裕をもって取り組めるようになり、さらに高いレベルで安定するようになりました。その分苦手な社会や他の暗記物に時間をかけられるようになり、4科でも安定してトップクラスを維持できるようになりました。その結果小6時はずっとα1で安定、最初からの目標であった開成中合格をしっかり勝ち取ることが出来ました。
SAPIX生へのアドバイス
開成レベルの中学に合格するためには、まず科目や単元に穴を残してはいけません。そして通常ならば「この問題は捨てよう」と判断してしまうような難問まで、しっかりと自分のものにする必要があります。そのためには塾の授業での理解度、定着度を可能な限り高めることにより、得意な科目はさらに得意して苦手な科目にしっかり時間をかけて4科全てを高いレベルに持っていけるような学習が必須となるのです。