(1)は計算問題。素直に計算すればよい。

(2)は循環小数の問題。小数第4位～小数第166位の各位の和を求めるには、小数第１位～第166位の和から、小数第3位までの和を引くと、ミスをしにくいだろう。

(3)はニュートン算の典型的な問題。

(4)は速さの問題。まずは、状況を整理するためにも図を書いてみるとよい。通過算のような問題だが、列車の長さを考える必要はない。列車Aと列車Bの速さの比、進んだ距離の差に注目することで答えにたどり着く。

(5)は立体図形の体積と表面積を求める問題。黒くぬられた立方体を取り除いてできる立体の見取り図を落ち着いて書くようにしたい。

(6)は平面図形の問題。気付いてしまえばあっさり解ける問題だが、戸惑った受験生も少なくなかったと思われる。

＜時間配分目安：13分＞

本校ではおなじみの、論理と推理の問題。

4人の発言（1人の発言は誤り）から、3つのボールの色を推理していく問題である。まずは、誤った発言をしたのは、CかDのいずれかであることに気付くことがポイント。この問題は、短時間で終わらせないと、終盤で時間が不足するだろう。

＜時間配分目安：3分＞

正方形と長方形のタイルを並べて、長方形を作っていく問題。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フィボナッチ数列に関する問題としては有名なので、類題を解いたことがある受験生は多いはず。すぐにフィボナッチ数列と気づかなくても、問題文の説明が丁寧なので十分に対応できるだろう。

(1)は単純に作業するだけである。

(2)では3種類のタイルを使うことになる。フィボナッチ数列の考え方が理解できていれば、特に困ることはない。(2)では、トリボナッチ数列になる。

＜時間配分目安：4分＞

本校では頻出の食塩水の問題。3つの容器で食塩水をやりとりする設定になっている。

(1)は、やりとりの状況を図にしてみれば、どこに注目すべきかわかるだろう。

(2)は難しい問題ではないが、処理量が多く手間がかかる。

＜時間配分目安：8分＞

場合の数の応用問題。(2)以降では、数の性質についての深い理解も要求される。

(1)について。3回のうち0を1回以上引けば、積は0になる。全ての引き方から、0を1回も引かない場合を除けばよい。(1)は求め方を書く問題だが、難しくはない。

(2)は積が243で割り切れる場合を考える問題。243を素因数分解すると、243で割り切れるための条件が見えてくる。

(3)は積が32で割り切れる場合を考える問題。細かい場合分けが必要となり、難度の高い問題である。残された試験時間も考えると、正解者はほとんどいないと思われる。

＜時間配分目安：12分＞