2018年度 高校別大学合格件数(2018.5)
2018年度 高校別大学合格件数(2018.5)
合格件数の減少やや落ち着く 上智大、東京理科大は増加
今年も私大の合格件数絞り込みの影響で、早慶上理の全国合格総件数は、昨年→今年で45,483件→44,335件と約1,100件減っている。しかし、2,500件以上を減らした一昨年→昨年に比べて、減少幅は小さい(4月5日現在)。
大学別にみると、早稲田大…1,466件減(16,087件→14,621件、前年比91%)、慶応大…161件減(8,978件→8,817件、同98%)、理科大…322件減(15,305件→14,983件、同98%)で、上智大は801件増(5,113件→5,914件、同116%)と、増加している。
下表では都内の高校等から件数をまとめた。早慶上理合計では、都内でも、前年比164件減と小幅な減少に止まっている。
大学別には、早稲田大…503件減(前年比92%)、慶応大…46件減(同99%)で、上智大は273件増(同112%)、理科大も112件増(同103%)と、2大学は増加している。
一方、高校別の件数の増減を比べると、国立校…53件減(前年比98%)、公立校…21件増(同101%)、私立校…165件減(99%)となった。私立校は早稲田大の減少が目立っている。
近県からのMARCH合格件数 約2700件減、91%に縮小
MARCHの全国合格総件数は、昨年より7,692件減って90%に縮小した。減少幅は一昨年→昨年の6,367件減より1,300件以上多い(3月11日現在)。
大学別にみると、明治大…1,638件減(前年比93%)、青山学院大…1,014件減(同87%)、立教大…791件減(同93%)、中央大…616件減(同96%)、法政大…3,633件減(同83%)と、件数では法政大の減少が大きく、5大学の合計の半分近い数に上っている。
埼玉、千葉、神奈川の高校等からの合計件数は27,714件で、前年の30,404件より2,700件近く減って昨年の91%に縮小している(下表)。大学別には、明治大…840件減(前年比89%)、青山学院大…407件減(同84%)、立教大…132件減(同97%)、中央大…1,114件減(同83%)、法政大…2,971件減(同88%)で、中央大と法政大の縮小が目立っている。
地域別では埼玉の縮小が大きく、公私では、埼玉、神奈川で公立が減らしている。