2012年 高校別大学合格件数 早慶上理・G-MARCH(2012.4)
2012年 高校別大学合格件数 早慶上理・G-MARCH(2012.4)
早慶上理 公立高…増加、私立高…横ばい、国立高…減少
1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)の高校からの、早慶上理とG−MARCHへの合格件数を調べ、昨年と比べた。末尾に添付資料として、地域別に早慶上 理合格件数の多い学校順の表を作った(㈱大学通信のデータから作成。今年度分は12年4月7日、昨年度分は11年4月末日時点での集計。早大以外は大学発 表の一部推薦等を含む数値。高校の発表数と異なる場合がある。非公表の早大は高校へのアンケート調査による。順位等を含め現時点での暫定値とする)。
1都3県にある高校の、早慶上理合格件数の総計は33,764件で、前年同期の32,375件より1,400件近く、前年同期で約104%に増加している(11年4月末日との比較では102%)。域別の前年比では、神奈川が105%と大幅に増え、千葉は約103%、東京も102%と増加している。これに対して、昨年大幅に増えた埼玉は、今年は約96%に減少している。設置者別では、公立が105%と伸びが大きく、私立は100%と横ばい、国立は95%と大きくダウンしている。
G−MARCHの合格件数の総計は53,435件で、前年4月末日のデータと比べて約104%に増加している。
地域別の前年比では、神奈川109%、東京105%、千葉約104%と増加、早慶上理と同じように埼玉は約97%に減少している。
設置者別の前年比を調べると、公立が106%、私立も104%に伸びる一方、国立は73%と大きく減少させている(表の地域別件数は、校名不詳の学校を含むため合計が一致しない場合がある)。
学校別にみると、付属を除く私立で、早慶上理の多い順では、①海城…549件、②渋谷教育幕張…462件、③開成…461件、④豊島岡女子…417件、⑤ 開智…410件、⑤市川…400件、⑦麻布…390件、⑧城北(私立)…375件、⑨早稲田…366件、⑩桐朋…366件となる。
下の表では、昨年→今年で合格件数を増やした学校をまとめた。表以外で、早慶上理を伸ばしたのは、私立では鴎友学園、東京農大第一、かえつ有明、穎明館、 学習院、東京電機大、青山学院、立教池袋、東洋、東京都市大付属、山脇学園など、大学付属の学校が目立つ。公立では、浦和(県立)、茅ケ崎北陵、船橋東、 立川など。
新しく卒業生を出した都内の公立一貫では、桜修館(72件増)と九段(34件増)の伸びが大きく、小石川は12件増と小幅。両国は99件→96件とやや減少している。
情報提供:安田教育研究所