大学受験プロ家庭教師 青山学院大学 法学部 B方式の総合問題
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青山学院大学 法学部 B方式の総合問題
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

青山学院大学 法学部 B方式の総合問題

ここでは、青山学院大学の法学部を目指す方に対して、総合問題の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

 

青山学院大学法学部 総合問題(B方式)試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

本大学の入試科目「総合問題」は、英語、世界史、日本史、政治・経済の四科目にわたって総合的に出題されます。(ただし、世界史、日本史は17世紀以降の近現代史に限定される)。英語の読解問題、政治経済の知識問題に加えて、自由英作文が出題される点に特徴があります

出題量と時間配分

試験時間は90分です。まずは、英語の選択問題が20問程度あるので、これを40分以内に解きましょう。次に、政治経済の選択問題10問程度を10分以内に終わらせましょう。残り40分を、英作文に10分、小論文に20分(下書きの時間も含む)に配分し、最後の10分を見直しに充てましょう。

出題形式

出題形式は、大問7つで構成されています。大問1〜4までが英語、大問5〜7が社会から出題されます。英語は、大問1と2が長文読解選択形式、大問3が短文読解選択形式、大問4が英作文です。社会は、大問5が日本史、世界史の混合問題、大問6、7が記述問題なっています。

青山学院大学法学部 総合問題(B方式)試験を攻略するための勉強法

まず、英語は、精読力と語彙力を高める学習だけでなく、自由英作文の対策も時間をとってしっかりしておく必要があります。

 精読については、精読対策に特化した問題集・参考書を使って勉強すべきですが、構文どおりに意味を理解できるようになることを目標とし、出てきた文法事項について丁寧に復習することを心がけましょう。

 語彙については、単語帳による学習が中心となります。ただし、単語の意味を覚えるだけでは対策として不十分で、単語が使われる文脈を理解するために背景知識を多く身につける必要があるでしょう。したがって、ただ単語を並べただけものや、短文の暗記をメインにしたものでは、十分ではありません。ある程度まとまった文章の文脈の中で単語を覚えるタイプのものがよいでしょう。

 自由英作文の対策は、標準程度の問題集を一冊こなすだけで十分でしょう。それほど高い水準は要求されませんが、自分で時間制限を設けて練習すること、そして、主張と理由を明確に述べられるようにすることに気をつけましょう

世界史、日本史は、英文読解の背景知識の習得が必要です。17世紀以降の近現代史について、大きな流れを押さえておくだけでよいでしょう。参考書の該当部分を通読しておくだけでよいでしょう。順序としては、世界史の学習をいったん終わらせてから、日本史の学習に取り組み、世界史の流れの中に日本史を位置付けて理解するようにするのが効率的でしょう。

政治経済については、まず、知識を問うタイプの問題に解答できるようにしておく必要があります。対策としては、通常の問題集に取り組むだけで十分です。ただし、用語を答えさせる問題はほとんど出題されないため、用語の暗記よりも事項の理解を優先しましょう。小論文対策として、参考書の中から社会問題を抜き出してテーマ設定をし、自分の意見をノートにまとめる練習もしておくべきでしょう

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。

(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)

精読力をつけるのに最善の一冊です。分量が多いため早期から取り組みましょう。1冊終了すると読解力が大きく身につくはずです。

(2)『入門英文解釈の技術70』(桐原書店)

『基礎英文解釈の技術100』が難しい場合は、難易度を落として基本事項から復習することも有効でしょう。

(3)『話題別英単語リンガメタリカ』(Z会)

語彙とともに英文読解に必要な背景知識を身につけるのに最適でしょう。

(4)『大学入試基本の「型」がしっかり身につく自由英作文の合格教室』(KADOKAWA)

自由英作文対策はこれ一冊で十分でしょう。ただし、問題量が少ないので、独自にテーマ設定をして練習量を増やすとより効果的です。

(5)『“Very Short Introductions” Series』 (Oxford University Press)

多読のために適したシリーズです。基礎はしっかりできていても、背景知識の不足が原因で合格点に届かないことも多いです。そうならないためには多読が有効です。特に以下のタイトルを薦めます。

●  The Cold War (by Robert McMahon)

●  Modern China (by Rana Mitter)

●  Modern Japan (by Chrisopher Goto-Jones)

●  The British Empire (by Ashley Jackson)

●  American Slavery(by  H.A. Williams)

(6)『よくわかる政治・経済』(学研プラス)

(7)『理解しやすい政治・経済』(文英堂)

政治・経済はこの2冊のうちどちらかをメインテキストにして勉強するとよいでしょう。

(8)『「なぜ?」がわかる 政治・経済』(学研プラス)

サブテキストにするのに適しています。メインテキストで勉強する前に読んでおくのもよいでしょう。

(9)『大学入試 ストーリーでわかる 世界史B [近代・現代]』(中経出版)

(10)『金谷の 日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本 [近現代史]』(東進ブックス)

世界史と日本史は、この2冊を通読しておくだけで十分理解が深められるでしょう。

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