青山学院大学 経営学部 英語
入試対策と勉強法
青山学院大学 経営学部 英語
ここでは、青山学院大学の経営学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
青山学院大学経営学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
2024年度に関しては大問数が5問で、英文の分量や問題形式も2021年以降変わっていません。
大問1は長文問題、大問2は英作文問題、大問3は長文問題、大問4も長文問題、大問5も長文問題です。
選択式以外に日本語訳、英作文、内容説明などの記述問題があります。英文と設問の量が多いので速読力が要求されます。全体の難易度が非常に高くなっています。
出題量と時間配分
試験時間は90分で、英作文が得意であれば大問2から説き、不得意であれば大問2は最後に解きましょう。
大問1の長文は1000字弱、大問2の長文は1000字程度、大問4の長文は400字低度、大問5の長文は900語弱で、英文の総語数が3000語を超えます。したがって90分内で全問解くためには、大問1、大問3、大問5を20~25分で解き、大問4の単語補充問題を15分以内で解き、英作文の大問2を5~10分で解く必要があります。
出題形式
大問2で英作文の独立問題が出題されます。
大問1では内容一致、並べ替え、下線部の意味を選択するもの、テーマなどが出題され、大問3では、内容一致と記述式の下線部和訳が出題され、大問4では、長文の空欄に単語を選択して補充する出題がなされ、大問5では、グラフを伴った英文の読解問題と150字以内の日本語での説明問題が出題されています。
解答形式
英文和訳、和文英訳、説明問題以外は全て選択式です。英文和訳は日本語で70~80語、和文英訳は英語で20~30語、大問5の問3の説明問題は日本語で150字以内となっています。
青山学院大学経営学部 英語試験を攻略するための勉強法
語彙
大問4の英文に10か所空欄があり単語を選択する問題があり、その他の長文でも単語の知識が問われています。知識が設問と直結しているので、しっかりとした語彙力を身につけておく必要があります。
熟語、構文
文法事項を問う直接の設問はありませんが、並べかえ問題、読解問題、英作文で文法力と構文力は不可欠です。問題集を使用してしっかりと対策を行いましょう。
読解問題
本学部では、1000語近くの長文が3題と400語程度の単語空欄補充の英文が出題され、総語数が3000語を超えていて、正確な読解力と速読力が求められます。ただ早く読もうとしても正確に設問に正解することができないので、まずSVOCの構文をしっかりと把握する必要があります。その際に意味の切れ目で切り、それぞれのブロックの関係(文型、主節・従属節、関係詞や同格節)などを把握しつつ、英文を前から意味をつかんで読みましょう。
また、1000語程度の英文を読んで設問に正確に対応するためには、段落ごとに内容をまとめ、簡単にメモをとることも有益です。そして、メモを参考にしながら段落ごとの関係に注意しながら英文を読み進めましょう。設問はほぼパラグラフごとに内容を聞いてくるので、パラグラフを読み終わるごとに設問を解くことで時間短縮も可能です。相当に長い文章が出題されるので、この長さにも慣れておく必要があるでしょう。
さらに完全に理解した英文を意味をつかみながら音読することが読解力と速読力を向上させるのに大いに役立ちます。
下線部を日本語に訳す問題では、構文を誤ると大幅減点になるので、しっかりと構文把握を行いましょう。また記述式の日本語訳に慣れるために、後述する問題集や、本学部の過去問だけでなく、本大学の他学部の下線部和訳も解くことが有益です。
英作文
学校で使用した基本英文集や後述する参考書を利用して基本的な英文を100〜150程度暗唱しましょう。その後、英作文の問題集や過去問を使用して演習しましょう。
日本語を英語に変換する際に、日本語をそのまま英語にするのではなく、日本語の意味を自分で変換して、自分の知識で表現できる英語にするように心がけましょう。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語編、熟語編、構文編、長文読解編、英作文編、会話編に分けてご紹介します。
単語編
(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
高校中級レベルの単語にも不安があるようであれば『入門編』から始め、しっかり基礎を見直しておくのがよいでしょう。必修編レベルを派生語も含めしっかり身に着け、自在に使えるようにしておくことが必須です。それが出来たらさらに上の『上級編』を目指しましょう。この本の特長になっているように、英文の中で英単語を覚えましょう。
(2)『ターゲット1900』(旺文社)
単語や派生語だけでなく、余裕があれば入試問題を題材とする例文も覚えましょう。
(3)『システム英単語』(駿台文庫)
単語や派生語だけでなく、ミニマルフレーズごとに覚えましょう。読解だけでなく文法問題でも役に立ちます。
単語集については普段から辞書代わりにも使い、読解問題で出てきたらチェックしておくなど、それをベースにして知らない単語をつぶしていようにしましょう。学校で使用しているものがあればそれで良いでしょう。
文法・構文編
(1) 『ネクステージ』(桐原書店)
問題番号1から742が文法問題、743から1244がイディオム問題、1245から1364が会話表現、1365から1474が単語・語彙問題です。
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
(3)『ヴィンテージ』(いいずな書店)
本学部では文法の独立した出題はありませんが、読解や英作文の基礎となるので一通り理解しておく必要があります。上記問題集のうち1冊を選んでください。
英作文編
(1)『改訂新版 ドラゴン・イングリッシ 基本英文100』 竹岡 広信 著 (講談社)
厳選された英文が100個解説されています。英作文に必要な力がこの100文に詰まっており、英作文を作る手順を理解することができます。
(2)『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』 竹岡 広信 著(KADOKAWA/中経出版)
この参考書には、大学入試の英作文のポイントが詰まっています。ボリュームは多いですが、非常に解説がわかりやすく、英語が苦手な高校生にもおすすめです。
長文読解篇
まず1文1文の意味を正確につかむことから始めます。正確に読めるようになってきたら徐々に長い英文に挑戦しましょう。
以下の問題集の100や300などの数字の小さいものから始めて、徐々に数字の大きいものに進んでいきます。問題集は相性があるので、実際に書店で手に取って選びましょう。
(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文がどのように構成されているのかを読み解く基礎を提供してくれます。
(2)『やっておきたい英語長文300、500、700、1000』(河合出版)
定番問題集です。『300』は語彙数200から300と短く、比較的易しい長文です。基礎固めに用いるとよいでしょう。『500』はその上位問題集で語彙数400からレベルにそれほど差はありませんが、早慶など1000語を超える大学を受験する人向きです。
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