青山学院大学 国際政治経済学部 総合問題
入試対策と勉強法
青山学院大学 国際政治経済学部 総合問題
ここでは、青山学院大学の国際政治経済学部を目指す方に対して、総合問題の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
青山学院大学国際政治経済学部 総合問題試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
国際政治・国際経済・国際コミュニケーションの三つの分野から出題されます。
国際政治学部には国際政治学科・国政経済学科・国際コミュニケーション学科の三つの学科がありますが、志望学科と同一の分野に加えて、他の二つ分野のいずれか一つを出願時に選択しておく必要があります。実質的には英語と政治・経済が出題範囲と考えてよいでしょう。
出題量と時間配分
制限時間は70分です。出題量は3学科共通問題が大問2題その後、国際政治学科独自問題として、大問3に政治分野に絡んだ長文読解、大問4が経済分野に絡んだグラフの読み取り問題があります。3学科共通問題に40分ほどで解答できれば、余裕を持って記述問題に取り組めるでしょう。
出題形式
出題形式は、3学科共通問題は全て選択問題です。3学科共通問題は英語で出題されます。国際経済学科独自問題は選択問題の他、資料の内容から100〜150字程度の記述問題がございます。資料は基本的にグラフの読み取り問題となります。国際経済学科独自問題は日本語で出題されております。
青山学院大学国際政治経済学部 総合問題試験を攻略するための勉強法
出願時にどのように選択するにしても、国際政治分野と国際経済分野の両方で英文も出題されますから、英語の勉強は必須です。英語に関しては、長文読解問題対策が中心になるでしょう。出題傾向を見ると、制限時間に比べて長めの英文が出題されます。また、話題も政治・経済に関連するテーマが選ばれています。したがって、対策のポイントとしては、速読力を高め、話題に関する英単語を覚えることに重点をおくべきでしょう。
学習の順序としては、まず、基本単語を覚えると同時に、構文が複雑な英文を正確に理解できるようにします。この段階では、速読は意識せずに、時間をかけてもよいから意味を正確に理解することを優先しましょう。理解のあやふやな文法事項もこの段階で復習しておきましょう。教材としては短文を集めた問題集を使うのがよいでしょう。構文に沿って英文を理解できるようになったら、長文を速読する練習に移ります。速読力を高めるためには、短い文章から始めて、しだいに長い文章へすすむこと、時間制限を設けて文章を読むこと、同じ文章を繰り返し読んで回数を重ねるたびに制限時間を短くしていく等の方法が有効です。単語については、政治・経済に関するやや高度なテーマの出題に対応して、話題別に整理された単語帳を使うことが望ましいです。
政治・経済の勉強については、英語に比べればそこまで時間をかける必要はありませんが、出題傾向に鑑みると、たんに現代の政治・経済の制度や問題を扱うよりもそれらが形成されるに至った経緯を重視しているようです。政治・経済の参考書や問題集は必ずしも現代の制度・問題が形成された経緯に詳しいとはかぎらないので、一通り政治・経済の参考書・問題集で勉強した後は、世界史・日本史の教材で経緯を調べてノートにまとめおくと有効な対策になるでしょう。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
(1)『速読英単語』(Z会)
速読の練習と単語の暗記に同時に取り組むことができます。入門編、必修編、上級編の三つレベルに分かれています。基本的には必修編から始めて良いでしょう。単語帳として利用する(単語のページだけを利用する)のでは成果はあがらないので注意しましょう。単語が載っているページよりも、見開きで英文と和訳が対照されているページを重視するのが正しいです。英文を読んだ後で、単語のページではなく、右の和訳を見て確認します。その後、単語が載っているページを見る。この順番を守りましょう。
(2)『話題別英単語リンガメタリカ』(Z会)
上記の『速読英単語』(上級編)の次に取り組むべき単語帳です。
(3)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
構文に沿って英文を正確に理解できるようなるための練習問題を集めた問題集です。長文読解に取り組む前に一冊こなしておくと、その後の学習が楽になるでしょう。
(4)『教養で読み解く英語長文』(学研プラス)
長文読解の成績が伸び悩む原因が話題に関する知識不足にあることは多いです。長文読解に必要な知識を補うのに最適の問題集です。
(5)『畠山のスパっとわかる政治・経済爽快講義』(Z会)
政治・経済の勉強を始めるにあたって、全体像をつかむのに適しています。
(6)『詳説政治・経済研究』(山川出版)
たんに現代の政治・経済の制度を記述するだけではなく、制度が形成される歴史的経緯までも詳述した参考書です。
(7)『世界史用語集』
(8)『日本史用語集』
(9)『詳説世界史研究』
(10)『詳説日本史研究』
政治・経済で学習する歴史的事項には、政治・経済の参考書だけでは情報量が十分ではない場合もあります。その場合には、世界史・日本史の参考書で調べるのがよいでしょう。用語集や参考書の索引を利用すれば該当箇所を探しやすくなるはずです。
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