中央大学 国際情報学部 英語
入試対策と勉強法
中央大学 国際情報学部 英語
ここでは、中央大学の国際情報学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
中央大学国際情報学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
2019年度からの新設学部です。
大問1が発音問題(2020年度は誤文訂正問題)、大問2が短文空所補充、大問3が図表の読み取り、大問4~5が読解問題、大問6が対話文完成問題となっています。
読解問題では、社会・文化系を中心にした様々なテーマを素材にした英文で大問4・5ともに600語程度の英文となっているが、設問で用いられている語数も多いためトータルではかなりの英文量に目を通さなくてはならないでしょう。大問3は図表の読み取りとなっていますが、内容は解きやすいものなので時間をかけずに処理しましょう。
知識系の問題は全体として標準的なものが多いですが、選択肢によってはやや難易度の高いものがあるため、時間配分の観点から飛ばす必要のある設問もあります。
出題量と時間配分
試験時間は90分です。
読解問題のみならず、誤文訂正問題や短文空所補充などでも読まなくてはならない英文が多く、時間的には厳しい戦いとなるため、しっかりとしたタイムマネジメントが必要です。
知識系の大問1~2について15分、大問3の図表問題は10分、大問4・5の読解問題にはそれぞれ25分、大問6の対話文完成に10分、というのが基本的な戦略となるでしょう。知識系や対話文完成で時間を圧縮して読解問題に回せるとより高得点を目指せるでしょう。
出題形式
読解問題については、内容一致、同意表現、空所補充など読解問題の典型的な出題形式が用いられ、内容把握を中心とした問題となっています。
短文空所補充問題では、正しい英文を入れる形で文法・語法が理解できているかを問う問題があります。通常の1語のみ入れる形式よりも手間も時間もかかるでしょう。
対話文完成問題は、定型的な会話表現を問うというよりも、内容把握を前提にした問い方がなされています。
解答形式
読解問題の内容一致の設問については、リード文・選択肢ともに英文のものが多いため本文同様に丁寧に読解しないと本文が読めていても間違ってしまうことになるので注意が必要です。大問2の短文空所補充も思っているより英文量が多いため時間がかかります。設問すべてが英文であるため、新形式の出題がされた場合は特に設問内容の読み取りをおろそかにしないようにしましょう。
中央大学国際情報学部 英語試験を攻略するための勉強法
読解問題
英文1つあたりの語数が600~700語程度とはいえ、他の設問との兼ね合いからすれば、かなりの速読能力が必要です。一定レベルの精読する力があることを前提として、速読能力を鍛える必要があるでしょう。意味のかたまりごとに前から読み下していく事ができなければ時間内に設問処理まで含めて解答を終わらせることは出来ないでしょう。構文把握は必要な範囲で行うイメージです。句・節ごとに意味をとらえ、ニュアンスの分かるものは日本語に訳さず読み進める力を身につけましょう。
一定レベル以上の英文解釈能力を身につけたら、句・節ごとにスラッシュを入れながら前から訳し下すトレーニングをしましょう(スラッシュ・リーディング)。最初のうちはやや多めにスラッシュを入れることになるでしょうが、慣れてくればそれほど入れずに前から訳し下していくことができるようになります。
併せて行いたいのが音読です。一度解き、しっかり復習した英文を用いて、必ず英文音読の時間を設けるようにしましょう。音読することで、強制的に前から読み下す習慣を身に付けることが出来ます。その際には必ず意味のかたまりごとに内容を把握する意識を持つようにしましょう。漫然と読んでいては効果が半減してしまいます。
音源付きの長文問題集であれば、それを利用することでさらに効果を高めることが出来るでしょう。
単語・イディオム
難解な単熟語が頻繁に用いられた英文が素材になっているわけではありませんが、知っていたほうが類推する箇所を減らせるのもまた事実であり、時間短縮に直結します。学習の際には、一つの英単語の意味の広さを意識した記憶を行い、読解で柔軟な訳を出せるように仕上げていきましょう。
文法・語法
細かい知識が問われているわけではないことから、標準的なインプット教材をしっかりこなしておけば十分な得点が期待できるでしょう。
対話文
定型の会話表現が数多く問われているわけではありませんが、会話特有の英文そのものに慣れていたほうが早く読めるため、苦手意識があるのであれば後述の問題集を用いて対策しておくと万全です。
発音
普段の単語学習で発音・アクセントまでしっかり意識しておくことで完答も目指せるでしょう。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを英文解釈編、長文読解編、単語・イディオム編、文法・語法編、会話問題編、発音編に分けてご紹介します。
英文解釈
(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文構造の把握を身につけるための良書です。この1冊を7~8割程度消化したら、あとは速読のトレーニングをすることに注力しましょう。
長文読解
音源付きであり、出版も新しいため最新のトピックを知る上でも役に立つものをあげました。パラグラフ・リーディングの理解や設問形式ごとの解き方、英文エッセイの構成などまで説明されているテキストでもあります。いずれも問題を解くだけでなく解説までしっかり読み込みたい教材です。
(1)『The Rules英語長文問題集3』(旺文社)
(2)『英語長文ポラリス2』(KADOKAWA)
(3)『全レベル問題集:英語長文5』(旺文社)
(4)『イチから鍛える英語長文500』(Gakken)
(5)『英語長文PREMIUM問題集:Advanced』(東進ブックス)
(6)『過去問』
当然ながら、最高の実践的トレーニングとして最も重要なものです。近年の1年分については、レベル・形式を把握するために早い時期に解いておきましょう。
単語・イディオム
(1)『速読英単語[必修編・上級編]』(Z会出版)
学校使用の単語帳を用いるのが効率的ではありますが、使いづらかったり相性が悪かったりするのであれば、CD音源付きで速読の練習も兼ねられるこちらを利用すると良いでしょう。『上級』まで回せれば単語力に不足はないでしょう。
(2)『解体英熟語』(Z会)
ボリュームはありますが、テキストの後ろにある前置詞・副詞の整理ノートがよくまとまっており、効率的に覚えられるだけではなく、未知のイディオムもニュアンスを類推することができるようになるでしょう。
文法・語法
(1)『頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)
文法・語法系のインプット教材としては比較的説明が厚めなので自分で進めやすいでしょう。もっとも、学校などで『NEXTSTAGE』(桐原書店)や『VINTAGE』(いいずな書店)などを利用していれば、これらのテキストもよくまとまっているため、学校の進行に合わせてそれらを使った方が効率はよいでしょう。
(2)『英文法ファイナル問題集[標準編・難関編]』(桐原書店)
全10回のテスト形式です。範囲指定のない形で問題が作られているため、知識の定着度を図るのに良いでしょう。
会話問題
(1)『英会話問題のトレーニング』(Z会出版)
会話問題に苦手意識がある場合に取り組むべき一冊です。ボリュームが多いため、時間がない場合には第3章の会話形式の長文読解25題を解くとよいでしょう。
発音
(1)『短期で攻める最頻出問題 発音・アクセント300』(桐原書店)
標準的なレベルの問題が出題されているため、普段の単語学習の中で発音までしっかり意識をしておくことで足りますが、他の受験大学でも発音・アクセント問題が出題されたり、苦手意識があったりするのであれば取り組んでみるとよいでしょう。
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