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中央大学 商学部 英語
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出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

中央大学 商学部 英語

ここでは、中央大学の商学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

中央大学商学部 英語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

読解問題2題、対話文1題、文法・語法等知識系問題1題(2021年度までは2題)、自由英作文1題というのが商学部の傾向です。読解問題では社会・文化系を中心にした様々なテーマを素材にした英文が中心となっています。2021年度に文法・語法等知識系問題の大問が減少してから読解問題の英文はやや長くなり、現在は700~800語程度のものが多いです。対話文は、発言の空所部分に適切な語を選択肢の中から選ぶという出題が続いています。全体として読解の比重が高い問題となっています。

出題量と時間配分

試験時間は90分です。
読解問題の英文は一つあたり700~800語程度ではありますがそれぞれ25分程度で解き終えなくてはならないため時間的にはかなり厳しいでしょう。
知識系問題・対話文完成問題は併せて10分程度で終え、例年、80語以上の記述を要求される自由英作文には15分は確保しておきましょう。

出題形式

読解問題については、内容一致・表題選択、同意表現など読解問題の典型的な出題形式が幅広く用いられています。内容把握を中心とした問題となっています。
文法系の問題では例年問われていた語句整序や誤文訂正問題が2022年度より出題されなくなり現在は空所補充のみの出題となっています。
対話文完成問題は、定型的な会話表現を問うというよりも、内容把握を前提にした上で文法・語法を判断する問題となっています。

解答形式

自由英作文以外は選択式の問題が中心でありますが、一部記述式の問題が出題されます。2021年度までは読解問題の中で英文和訳が1題出題されていましたが、2022年度からは要約文の空所に単語を記述する問題が出題されています。2022~2023年度は説明問題が出題されましたが、2024年度は出題されませんでした。
内容一致の設問については、リード文・選択肢ともに英文のものが多いため本文同様に丁寧に読解しないと本文が読めていても間違ってしまうことになるので注意が必要です。

 

中央大学商学部 英語試験を攻略するための勉強法

読解問題

英文1つあたりの語数が700~800語程度とあり、また他の設問との兼ね合いもあるため、かなりの速読能力が必要です。一定レベルの精読する力があることを前提として、速読能力を鍛える必要があります。意味のかたまりごとに前から読み下していく事ができなければ時間内に設問処理まで含めて解答を終わらせることは出来ないでしょう。構文把握は必要な範囲で行うイメージです。句・節ごとに意味をとらえ、ニュアンスの分かるものは日本語に訳さず読み進める力を身につけましょう。

一定レベル以上の英文解釈能力を身につけたら、句・節ごとにスラッシュを入れながら前から訳し下すトレーニングをしましょう(スラッシュ・リーディング)。最初のうちはやや多めにスラッシュを入れることになるでしょうが、慣れてくればそれほど入れずに前から読み下していくことができるようになります。併せて行いたいのが音読です。一度解き、しっかり復習した英文を用いて、必ず英文音読の時間を設けるようにしましょう。音読することで、強制的に前から読み下す習慣を身に付けることが出来るでしょう。その際には必ず意味のかたまりごとに内容を把握する意識を持つようにしましょう。漫然と読んでいては効果が半減してしまいます。音源付きの長文問題集であれば、それを利用することでさらに効果を高めることが出来るでしょう。

単語・イディオム

難解な単熟語が頻繁に用いられた英文が素材になっているわけではありませんが、知っていたほうが類推する箇所を減らせるのもまた事実であり、時間短縮に直結します。学習の際には、一つの英単語の意味の広さを意識した記憶を行い、読解で柔軟な訳を出せるように仕上げていきましょう。

文法・語法

細かい知識が問われているわけではないことから、標準的なインプット教材をしっかりこなしておけば十分な得点が期待できるでしょう。

対話文

定型の会話表現が数多く問われているわけではありませんが、会話特有の英文そのものに慣れていたほうが早く読めるため、苦手意識があるのであれば後述の問題集を用いて対策しておくと万全です。

自由英作文

まずは英文エッセイの基本的な構成・書き方を身に付ける必要があるでしょう。Topic/Body/Conclusionそれぞれの典型的なフレーズを身につけておくことで、現場では純粋に内容面のみを考えることが出来ます。書きたい英語ではなく、書ける英語、論理を一貫させられる内容を選択するのも重要です。いずれにしても実際に手を動かして書くトレーニングを重ねましょう。

 

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを英文解釈編、長文読解編、単語・イディオム編、文法・語法編、会話問題編、自由英作文編に分けてご紹介します。

英文解釈

(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文構造の把握を身につけるための良書です。この1冊を7~8割程度消化したら、あとは速読のトレーニングをすることに注力しましょう。

長文読解

音源付きであり、出版も新しいため最新のトピックを知る上でも役に立つものをあげました。パラグラフ・リーディングの理解や設問形式ごとの解き方、英文エッセイの構成などまで説明されているテキストでもあります。いずれも問題を解くだけでなく解説までしっかり読み込みたい教材です。

(1)『The Rules英語長文問題集3・4』(旺文社)
(2)『英語長文ポラリス2』(KADOKAWA)
(3)『全レベル問題集:英語長文5』(旺文社)
(4)『イチから鍛える英語長文500・700』(Gakken)
(5)『英語長文PREMIUM問題集:Advanced』(東進ブックス)

(6)『過去問』
当然ながら、最高の実践的トレーニングとして最も重要なものです。近年の1年分については、レベル・形式を把握するために早い時期に解いておきましょう。

単語・イディオム

(1)『速読英単語[必修編・上級編]』(Z会出版)
学校使用の単語帳を用いるのが効率的ですが、使いづらかったり相性が悪かったりするのであれば、CD音源付きで速読の練習も兼ねられるこちらを利用すると良いでしょう。『上級』まで回せれば単語力に不足はないでしょう。

(2)『解体英熟語』(Z会)
ボリュームはありますが、テキストの後ろにある前置詞・副詞の整理ノートがよくまとまっており、効率的に覚えられるだけではなく、未知のイディオムもニュアンスを類推することができるようになります。

文法・語法

(1)『頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)
文法・語法系のインプット教材としては比較的説明が厚めなので自分で進めやすいです。もっとも、学校などで『NEXTSTAGE』(桐原書店)や『VINTAGE』(いいずな書店)などを利用していれば、これらのテキストもよくまとまっているため、学校の進行に合わせてそれらを使った方が効率はよいでしょう。

(2)『英文法ファイナル問題集[標準編・難関編]』(桐原書店)
全10回のテスト形式です。範囲指定のない形で問題が作られているため、知識の定着度を図るのに良いでしょう。

会話問題

(1)『英会話問題のトレーニング』(Z会出版)
会話問題に苦手意識がある場合に取り組むべき一冊です。ボリュームが多いため、時間がない場合には第3章の会話形式の長文読解25題をやるとよいでしょう。

自由英作文

(1)『英作文ハイパートレーニング自由英作文編』(桐原書店)
自由英作文の構成の仕方、基本フレーズを修得することが出来きます。商学部受験者であるならぜひ取り組んで欲しい一冊です。

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