学習院大学 文学部
入試対策と勉強法
「学習院大学 文学部」
入試傾向と科目別勉強法
学習院大学は、学習院独特の「偏差値法」による採点に注意が必要です。各教科の得点を「偏差値化」して合否を判定します。入試問題の傾向は学部・学科により微妙に異なりますので、特徴を把握して効果的な対策を行いましょう。
すぐに役立つ!科目別対策と勉強法
文学部の国語対策と勉強法
試験教科・科目は「国語総合+現代文B+古典B」です。2020年度以前も同じです。
「現代文」は2題が大原則です。ともに論説文(評論文)が基本です(但し、稀に随筆の出題もあります。21年度はともに論説文(評論文))。これまでの文章内容は、哲学論、文学論、言語論、教育論、社会論、文化論、経済論、メディア論、芸術論、美術論、地図論等と多種多様で硬質な文章が多くやや読みづらいでしょう。21年度はともに哲学論で、藤原辰史「分解の哲学――腐敗と発酵をめぐる思考」と岩野卓司「贈与論――資本主義を突き抜けるための哲学」でした。知識では、漢字(書きとり)が17年度以降、大問として出題されています(21年度も同じです。但し、22年度は何故か小問扱いでした。尚、16年度以前は年度によってまちまちでした)。その他の知識は小問として扱われ、四字熟語・語句の意味・慣用句・ことわざ・修辞法・国語常識等の幅広い分野から出題されています。21年度は漢字の書きとり(5問)と空所補充の語句の意味判別、慣用表現の空所補充記述、四字熟語の読み記述と意味判別、そして、別の四字熟語の空所補充記述でした(2問)。
「古文」は1題で、主に古代~近世の物語(歴史物語含む)、説話や日記、そして、読本といった題材(和歌も含まれる)が多いです。21年度は平安時代中期成立の歌物語である「大和物語」でした。文語文法から内容解釈までの総合的読解力、そして、歴史的背景を含めた古典常識も問われます。語句の意味、文学史は必出です。21年度は本文内容非合致判別(複数完全解答)も出題されています。
「漢文」も1題です。思想書・逸話集・歴史読本などが出題されています(稀に漢詩もあります)。21年度は政治論の欧陽脩「朋党論」でした。基本的句法や読み、語句の意味などが問われます。尚、近年は返り点記入が頻出でしたが、21年度は未出で書き下し文判別が2問でした。
文学部の英語対策と勉強法
長文読解を中心に、知識問題、会話文、英作文等、広範囲に出題されています。
文法・語法・会話・英作文が各々独立した大問で出題されていますが、配点の3分の2近くを占める読解問題の設問でも、内容把握だけでなく文法・語法に対する正確な知識や理解を求める出題が多く見られ、総合的な実力が問われています。
大学受験を成功に導く過ごし方とは
インタビュー=大学受験、「最後の一年」の賢い過ごし方とは?
リーダーズブレインの合格実績豊富な現役プロ家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。
高校生活最後の一年の過ごし方は、合否を分ける重要なポイント。志望校合格を勝ち取るためには、どのように一年を過ごせばいいのか…ぜひ参考にしてください。
学習院大学への受験を控えている保護者様へ
学習院大学の受験には学校別の対策が必須になります。プロ教師界でトップの実力を持つリーダーズブレインのプロ家庭教師は、様々な大学受験の合格実績と受験ノウハウを有しています。その中でも、お子様に最適な学習院大学に強いプロ家庭教師をご紹介します。