学習院大学 理学部 英語
入試対策と勉強法
学習院大学 理学部 英語
ここでは、学習院大学の理学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
学習院大学理学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
本大学の英語の入試問題については、理学部でも文系学部との違いはほとんどありません。
読解総合問題を中心とした構成で、内容面でも理系のテーマに限らず、社会科学や自然科学等、幅広く出題されています。
文法・語法や会話、誤り箇所指摘、英作文といった知識問題も各大問で出題されており、構成は例年ほぼ一定しています。
なお、プラス入試は文学部コア入試と同一問題で、上記の通り出題傾向に違いはありません。
出題量と時間配分
90分で150点満点の出題です。大問1と2が長文読解総合問題で、第3問の短めの読解問題と合わせて95点分の配点です。
特に大問1と2は記述問題も含まれていますので、大問3と合わせて70分を充てて丁寧に解答しましょう。英作文を含む知識問題(大問4~7)は20分程度で終わらせることを目標にして下さい。
出題形式
コア入試・プラス入試(例年、文学部の入試日程・入試問題で行われています)共に、英語の出題形式は同じです。読解問題は、大問1と2が700語程度の長文読解総合問題、大問3は300語程度の中文読解問題です。大問4〜7は文法・語法、会話、誤り箇所指摘問題、英作文という構成が続いています。
解答形式
大問1と2の読解総合問題では、記号選択形式の他、下線部和訳や説明、抜き出し、語彙等に関わる記述問題が数題ずつ出されています。大問3~6は全て記号選択問題となっています。大問7では、最近は空欄補充完成型の英作文が出題されていますが、かつては純粋な和文英訳問題が出題されていました。
学習院大学理学部 英語試験を攻略するための勉強法
文法・語法
本学で出題される文法・語法問題は基礎~標準的なレベルですから、これらを得点源としなくてはなりません。
そのためには、まずは単元別の学習を怠らないことが大切です。また、単元学習の際は、構文・イディオムの暗記や英作文まで取り組んで下さい。文法・語法、構文、イディオム、英作文は全てリンクしており、一部だけが得意でも、本学のような入試問題に対しては不安が残ってしまいます。基礎的・標準的な知識を、「分かった」ことに満足せず、様々な形で「使える」ように演習して下さい。
また、本学の大問1・2の読解総合問題では、本文に即した設問の中で文法・語法の知識が問われているため、単元別の学習だけでは対応出来ません。ひと通りの単元学習を終えてからは、総合問題で解法を身に付けながら弱点を見付け、補強することが大切です。
読解
入試問題の読解では、文章全体や段落ごとの内容把握を主眼とする設問もあれば、部分的に正確な理解を確認する設問もありますが、本学では特に後者に重きが置かれています。したがって、まずは一文一文を正確に理解する練習を積んで下さい。
精読にある程度自信がついたら、無理のない(内容が理解出来る)範囲で速度を上げていきましょう。速度を上げても、文字を追うだけで内容を把握出来なければ意味がありません。その場合は理解出来るスピードに落としたり、精読を交えて練習してみたりするのも効果的です。精読・英文解釈の基礎力をしっかり身に付けておけば、速度を上げて読む際も、どこが重要なのか自然に見えてくるはずです。精読が出来てこその速読であることを意識して下さい。
過去問
本学の過去問は、理学部でも、文系学部と出題傾向に大きな違いはありません(理学部は、読解テーマに自然科学系のものが比較的多いという特徴はあります)。時間配分や難易度もほぼ一定しているので、仕上げの演習として出来るだけ多く取り組んでおきましょう。
推奨テキスト
*テキストには相性があります。できれば書店で手にとって確かめてから選びましょう。
(1)『話題別英単語 リンガメタリカ』(Z会出版)
学校等で各自が使っている単語帳の標準的なレベルまで学習・暗記が済んだら、是非本書を活用して下さい。本書は、テーマごとに単語を分類しているだけでなく、各テーマについての背景知識が分かるように解説されています。
本学理学部では、理系の分野以外の文章も出題されるため、単語の暗記・整理をしながら、様々なテーマについて一般的な知識を身に付けておいた方が、内容把握においても役立つ可能性があります。
(2)『スクランブル英文法・語法』(旺文社)
他の類書(「ネクステージ」(桐原書店)や「ヴィンテージ」(いいずな書店)等)を用いている場合はそれでも良いですが、本書を含めた中から、文法・語法問題集を1冊仕上げておくことが大切です。文法・語法・イディオムの項目はしっかりインプットして下さい。ある程度知識が増えてきたら、文法の総合問題集でアウトプットして定着させましょう。
(3)『英語長文レベル別問題集4中級編(中堅私大合格レベル)』(東進ブックス)
独学で進める場合は、解説に詳細な構造分析が載っていると疑問点を解消しやすいです。ここでは4を挙げていますが、自分の現状に合わせて、本シリーズの3~5から選んで使って下さい。
本書に限らず、設問が解けたからといって解いたまま放置せず、疑問点がないか必ず復習して解決しておきましょう。
(4)『学習院大学(理学部&他学部)過去問』
読解総合問題での設問が細かく、記述式の問題も含まれるほか、空欄補充完成型の英作文等、他の私立大学の入試問題ではあまり見られない独特の形式が例年続いています。これに対応する問題集を探すのは難しいため、他学部を含めた過去問を活用して、時間配分や出題傾向に十分慣れておきましょう。複数学部で遡って取り組めば、仮に英作文だけでもかなりの演習が出来ます。
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