学習院大学 国際社会科学部 英語
入試対策と勉強法
学習院大学 国際社会科学部 英語
ここでは、学習院大学の国際社会科学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
学習院大学国際社会科学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
2020年度と同様、出題傾向に大きな変化はありません。国際社会科学部は大問6題の出題となっています。全問英問英答問題で、Iが長文総合問題、IIが図表の読み取り問題、IIIが文法・語法問題、IVが正誤問題、Vが会話文空欄補充問題、VIが一部の文字を与えたうえでの単語完成問題(記述式)となっています。
出題量と時間配分
試験時間は90分で、その中で長文総合問題、図表の読み取り問題、文法・語法問題、正誤問題、会話文空欄補充問題、単語完成問題(記述式)をこなさなくてはならず、ある程度の回答速度が求められます。語彙、文法問題から先に解き、図表、会話文を解き、残った時間を長文読解問題に回す、というのも手です。
出題形式
2018年度から設問文がすべて英文になっています。設問文自体が難しいことはありませんが、派生語を問われたりするので、品詞を示す英単語くらいは覚えておく必要があります。読解の出題形式は、穴埋め、下線部の内容、内容の正誤などだが、正誤問題も正解を一つ選ぶという単純なものではない場合もあり、内容をしっかりつかむ必要があります。文法問題も、誤りを指摘するという形式、ただし難易度は高くはないでしょう。英文ヒントを読んで図表中の数値を選択する図表問題や、英文を読み、指定された字数で単語を穴埋めする問題など、特徴的な出題形式のものがあるので、慣れが必要です。
解答形式
2017年度までは英文和訳、和文英訳、説明問題など記述も多少含まれていましたが、2018年度から、長文問題中の、派生語を答える問題、並べ替え問題、最終問の英文の単語穴埋め問題など若干の記述を除いて、すべてマークシート方式になりました。和文英訳がなくなったことで、負担は減ったが、難易度自体に変化はありません。
学習院大学国際社会科学部 英語試験を攻略するための勉強法
語彙
国際社会といっても標準的な語彙力があれば十分対処可能ではありますが、派生語などを問われる問題もあり、単語を多面的に把握しておく必要があるでしょう。派生語、同意語、反意語などに日ごろから留意して暗記に努めましょう。綴りも書けるようにしましょう。
文法・構文
文法問題は誤っているものを指摘するなど、形式的には難しい形で出題されており、しっかりした知識が求められます。誤り指摘問題の載っている問題集を使って慣れておく必要があるでしょう。
構文は、穴埋め問題、並べ替え作文問題に必須な知識です。そのほか、読解にも当然必要とされます。下記する参考書・問題集を一冊、しっかり使える知識として完全に習得するまでやりこみましょう。
読解力
長文読解問題自体はそれほど長いものではないとはいえ、他の問題との兼ね合いからそう時間は取れないので、速読力は必要です。意味のブロックで切り、前から理解してゆくスラッシュ・リーディングを習得しておくのがよいでしょう。内容理解を問う問題では、正誤問題で難度の高い出題形式(二つの文のうち、正しいものが一つ、二つ、あるいはなし、など)で出題されている場合もあり、全体の内容をしっかり把握している必要があります。段落ごとに内容をまとめ、欄外にメモしておくなど、内容とその流れに留意して読解を進める必要があります。
また、会話文や英単語穴埋めなど、文脈判断力が問われる問題も多く、これに関しては英語に限らず、文章読解能力が必要とされます。普段から様々な文章に触れ、内容を把握しつつ、先を読む訓練を積んでおくとよいでしょう。
推奨テキスト
*テキストには相性があります。できれば書店で手にとって確かめてから選びましょう。
語彙
(1)『速読英単語1必修編、2上級編』(Z会)
(2)『システム英単語』(駿台出版)
学校で使用している単語集があればそれでもよいでしょう。ただし上級編までぜひ覚えておきましょう。
(3)『ターゲット1900・1000』(旺文社)
文法・構文
(1)『ネクステージ』(桐原書店)
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
(3)『スクランブル英文法・語法』(旺文社)
構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、網羅されている必修の問題集です。どれを使っても良いですが、一冊すっかり身に着けるまで数度にわたって反復学習することが必要です。並べ替え作文についても、これらによって十分対処可能になるはずです。
(4)『フォレスト』(桐原書店)
文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。
(5)『英文法ファイナル問題集 標準編』(桐原書店)
文法の誤り指摘問題などの訓練用によいでしょう。標準編をしっかりやりこなせれば、十分対処可能です。
読解
(1)『英文解釈の技術100』(桐原書店)
スラッシュ・リーディングを身につけ、文構造を理解するために使いましょう。
(2)『ハイパートレーニング レベル2』(桐原書店)
センター・レベルの、精読の解説つき読解問題集です。スラッシュ・リーディングから速読へつなげてゆくのに用いるとよいでしょう。
(3)『やっておきたい英語長文500、700』(河合出版)
500がスラスラ読めるようにするまでやりこなしましょう。その後700を、一題二十分など時間を決めて速読練習できればよいでしょう。
(4)『全レベル問題集 英語長文 3,4』(旺文社)
3は私大標準、4は私大上位レベルです。4までやっておきましょう。
最新の英文が出題されるので、インターネットなどで海外のニュースサイトの記事を斜め読みしておくのは良いでしょう。また、穴埋め語彙・文法問題や、図表問題、会話文など、センター試験に類似した問題も多いので、センター過去問を解くのはいい練習になるはずです。
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