大学受験プロ家庭教師 一橋大学 前期-(商/経済/法/社会/ソーシャル・データサイエンス学部) 国語
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一橋大学 前期-(商/経済/法/社会/ソーシャル・データサイエンス学部) 国語
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

一橋大学 前期-(商/経済/法/社会/ソーシャル・データサイエンス学部) 国語

ここでは、一橋大学 前期(商/経済/法/社会/ソーシャル・データサイエンス学部) を目指す方に対して、国語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

※ここで説明する学部は次のとおり。「商学部」、「経済学部」、「法学部」、「社会学部」、「ソーシャル・データサイエンス学部」です。以下の入試傾向は、2024年度の「前期・第2次試験」に準拠しています(ただし、必要に応じてそれ以外・以前の入試問題に言及している場合もあります)。

 

一橋大学 前期(商/経済/法/社会/ソーシャル・データサイエンス学部) 国語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

出題科目は「現代の国語」、「言語文化」です。
「現代文」はほとんどが論説文(評論文)です(稀に随筆が出題される年度もあります(直近では2013年度)。様々なジャンルからの出題で、文章の論理構造を的確に把握する高度な読解力が求められます(2024年度は人権論と戦争論)。

「古典」は近代文語文(文語文法で書かれた明治から大正時代の文章。2024年度は翻訳論)が近年の主流ですが、3~4年に1度の割合で、近世文語文(江戸時代の文章。直近では2012年度)や現・古融合文(直近では2016年度)の出題があります。
尚、「漢文」単独での出題はありません(ただし、「漢文」や「漢語」の知識は問われます)。

出題量と時間配分

本文の文章量は年度によってバラツキがありますが、「現代文」は合計5500字ほどで他校と比較してやや少なめです(2024年度は約5800字)、「近代文語文」(あるいは「近世文語文」や「現・古融合文」)が1000字程度です(2024年度は約1000字)。
100分の試験時間なので、先に「古典」を30分以内で仕上げ、要約問題のある「現代文」に70分強の時間を割いてしっかりと解いていきましょう。

出題形式

大問3題が定着しています。
例年、大問一(小問4~5問、解答数は10ほど。2024年度は4問で8)と大問三(「要約問題」のみ1問。2024年度も同様)が「現代文」、大問二は「近代文語文」(あるいは「近世文語文」や「現・古融合文」。小問3~4問、解答数は3~5ほど。2024年度は3問で3)となっています。

解答形式

全ての設問が原則的に「記述形式」です(近年では2016年度に例外的に選択肢設問が1問だけあった)。漢字の書きとりと語句の意味などの事項記述以外は「説明記述」で(5~7問。「古文」では現代語訳の出題もあります)、30~100字以内の字数指定となっています。そして、大問三の200字以内指定の「要約問題」が定番で、一橋「国語」の最大の関門となっています。

 

一橋大学 前期(商/経済/法/社会/ソーシャル・データサイエンス学部) 国語試験を攻略するための勉強法

知識

漢字の書きとりや語句の意味といった直接的な出題自体が国公立の中でもハイレベルなので、完璧な習得が求められます。さらに、あらゆるジャンルに及ぶ硬質な本文内容を理解し咀嚼する為には、難解な語句や頻出テーマに関する「キーワード」を読み解く知識が当然ながら必要となります。そこで、先ずは「己が実力」を把握することが重要です。「共通テスト(センター試験)」の漢字問題(要は同音異字、同訓異字の判別)がひとつの目安となるので、最低10年分以上の過去問をこなしてみましょう。その結果次第で、具体的な学習を進めていきます。
尚、以下のサイトは「漢字問題」だけがまとめられていて便利です。
http://www.kanjijiten.net/center/index.html

「現代文」解法

論説文(評論文)特有の「解法」、そして全てに共通する「解法」、それらを体系的に理解し定着させ、応用するために肝要なのは復習の仕方になります。「考え方のプロセス」をトレースすることが必須で、特に間違った問題が肝要です。誤ってしまった分岐点をしっかりと確認し、さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけましょう。それが「解法」となります。
尚、「具体的解法」は本HPの別サイト「大学入試”王道現代文”」をご覧ください。

「現代文」説明記述

「説明記述」で必要な「ひとつの要素」は20~30字程度なので、正否の分かれ目となる「最重要要素」を「文末」として、他の「必要要素」を指定字数に応じて積み上げていく(積上げ方式)という手法を完璧にマスターすることが肝要です。内容から必要度の優先順位を特定し、優先度の高いものから積み上げていきます。字数に合わせ臨機応変に対応できるように練習しておくことが肝要です。

「現代文」要約記述

「論旨(要旨)」中心にまとめられるようにすることが重要です。その際、「意味段落」の「序論部分」と「結論部分」に着目し、説明不足となる「要素」を「本論部分」から補足できる
ようにしておきましょう。また、200字というボリュームを常に意識することが肝要です。

近代文語文

要は「文語文」=「古文」なので、先ずは古文単語を完全に定着させた上で、文法を徹底的に習得することが求められます。特に助動詞、助詞の意味・用法・接続に注し、内容を正確に把握できるようにしておくことが必須です。その上で、明治・大正期の多様な分野の文章に触れ、慣れ親しんでおきましょう。また、漢文訓読調の文章が多いので、文の構造、句法などの「漢文」の基礎知識も習得・定着させておくことが重要です。

 

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを知識対策篇、現代文対策篇、古文篇、漢文篇、近代文学文対策篇、過去問対策篇に分けてご紹介します。

知識対策篇

(1)『漢字 一問一答【完全版】』(東進ブックス)
(2)『現代文最重要語句らくらく練習帳』(学研プラス)
(3)『新版完全征服 頻出現代文重要語700 [三訂版]』(桐原書店)
(4)『現代文キーワード読解[改訂版]』(Z会出版)

前項の「大学入学共通テスト(漢字問題)」チェックで、5割未満の場合は(1)から、6割は(2)から、7割は(3)から、8割は(4)から始めるのがひとつの目安です。反復練習して完全定着させましょう。特に(4)では、「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解することが重要です。

現代文対策篇

(1)『現代文読解力の開発講座[新装版]』(駿台文庫)
中級レベルです。
文章を客観的に捉える術が説明されており、難関私大から国公立へのステップアップ段階の一冊です。

(2)『現代文と格闘する[三訂版]』(河合出版)
上級レベルです。
「文章を読み繋ぐ」ことを主眼として、その為のシンプルな「視点」を提案しています。難関国公立合格を確実にする一冊です。

(3)『[記述篇]現代文のトレーニング[改訂版]』(Z会出版)
上級レベルです。
頻出テーマに沿った問題構成で、「完成度」を自己採点で把握できます。一橋大の「記述」に習熟するための一冊です。

(4)『得点奪取 現代文[三訂版]』(河合出版)
最上級レベルです。
「採点基準」が明確に示されています。採点の厳しさで知られる一橋大「現代文」で失点・減点を防ぎ合格を固める一冊です。

※尚、(1)(2)(3)には「要約問題」があるので必ずこなしましょう(大問三の練習になる)。

古文対策篇

(1)『読んで見て聞いて覚える――重要古文単語315(四訂版)』
(2)『新版完全征服 合格古文単語380 改訂版』(ともに桐原書店)
前者を反復して完全定着させた上で、後者を数回丁寧に通読しましょう。それで「語彙」はほぼ心配ありません。

(3)『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(四訂版)』(河合出版)
「文法」の基本が分かりやすくまとめられています。「例文」は「品詞分解」し「現代語訳」も必ずこなしましょう。

(4)『古文上達 読解と演習56』
(5)『最強の古文 読解と演習50』(共にZ会出版)
前者は「入試古文」の全てを凝縮し、後者はその応用篇です。「古文」への自信がみなぎります。

漢文篇

(1)『基礎から解釈へ 漢文必携 [五訂版]』(桐原書店)
「漢語の構造」から「句法」まで、基礎力養成のための一冊です。

(2)『ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習』(河合出版)
基礎定着の確認用です。

近代文学文篇

(1)『近代文学文問題演習』(駿台文庫)
「近代文学文」の習熟用として必携の一冊です。

(2)『一橋大学への国語』(駿台文庫)
最後の仕上げとなる実戦演習用です。

過去問対策編篇

『一橋大学各学部』
実践レベルです。しっかりと解いて、「解法」をトレースすることが重要です。

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