法政大学 共通問題 英語共通問題①
入試対策と勉強法
法政大学 共通問題 英語共通問題①
ここでは、法政大学の法学部(法律学科・政治学科)・キャリアデザイン学部・国際文化学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
法政大学法学部(法律学科・政治学科)・キャリアデザイン学部・国際文化学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
大問4問で、全て長文形式です。独立した文法・語彙の大問はありません。ただし長文問題の中で、空欄補充、並べかえ問題等の文法・構文・単語・イディオム(熟語)の知識が問われています。読解力だけでなく、文法力、単語・熟語力も必要です。
出題量と時間配分
試験時間は90分で、長文読解問題を4つ解くことになります。長文の総語数は、2024年と2022年は3000語を超え、2023年は約2500語でした。大問4問の英文の長さは年によって異なるので、最初に全体を見渡して各大問の時間配分を決めましょう。大問1問の英文の平均語数は約750語なので、大問1問に対して20分強を目安にすればよいと思います。解く順番は大問の順番でよいと思います。ただし長短があれば、短い大問から説きましょう。
出題形式
文法や単語・イディオムの知識を問う穴埋め問題、内容の理解を問う穴埋め問題、下線部と同意のものを問う問題(単語、文)、指示詞が指すものを問う問題、内容の正誤問題、主題を問う問題、並べかえ作文など、幅広い出題形式になっています。知識だけではなく、英文の内容、文脈(話の流れ)を理解していないと解けないものが多くなっています。
解答形式
すべてマークシートに記入する選択形式です。並べかえ作文については、単語を並べたうえで、選択肢の単語を空欄に補充し、そのうち2番目と4番目だけをマークシートに記入する形式です。マークミスをさけるために、1問ごとまたは大問ごとにマークしましょう。最後にまとめてマークすると大きなミスをする危険があります。
法政大学法学部(法律学科・政治学科)・キャリアデザイン学部・国際文化学部 英語試験を攻略するための勉強法
語彙問題
長文読解問題中の穴埋め、下線部と同じ意味の語を選ぶ問題などで、単語、イディオムが問われます。文脈で判断できるものもありますが、十分な知識があると速く正確に解答できます。
文法・構文
穴埋め問題などで直接に文法・構文知識が問われます。また、並べかえ作文でも文法や構文の知識は必須です。特に構文の知識は英文を正確に読む際に欠かすことができません。構文力はしっかりと身につけましょう。
読解問題
大問4問が形式上すべて読解形式で、英文の総語数は3000語を超えると予想されます。したがって、試験時間内に解答するためには速読量が求められます。ただし、正確に英文を読むことができないと、設問に対応できません。大量の英文を正確に読解できる精読力と早く英文の内容をつかむ速読力を身につける必要があります。
先ずは構文知識をしっかり身につけ、次に文の構造を分析できる力をつけることが必要となります。そして、英文を意味の切れ目で切り、いちいち日本語に訳すことなく、前から読んで意味をつかんでいくスラッシュ・リーディングを身につけたいものです。これにより速読が可能になります。
また、文全体の内容を問われるので、段落ごとにメモしておく習慣をつけるのも効果的です。全体の内容に関する正誤問題、主題やタイトルを問う問題などは、メモを書くことによって全体の流れが短時間でつかめます。さらに、図表に関する設問で、英文のどこに正解に関するヒントがあるのかをメモによって短時間で見つけることができます。
並べ替え作文
並べかえ作文に関しては、先ず主語、述語となるものを見つけると、英文を作りやすくなります。そのうえで残りの選択肢を配置していきましょう。また、基本的な文法事項を類推すると素早く英文を作れるようになります。後述する問題集の並べかえ問題をピックアップして解くと、並べかえ問題を解くコツが身に付きます。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語編、文法・構文編、長文読解編に分けてご紹介します。
単語
(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
高校中級レベルの単語にも不安があるようであれば入門編から始め、しっかり基礎を見直しておくのがよいでしょう。必修編レベルを派生語も含めしっかり身に着け、自在に使えるようにしておくことが必須です。それが出来たらさらに上の『上級編』を目指しましょう。この本の特長になっているように、英文の中で英単語を覚えましょう。
(2)『ターゲット1900』(旺文社)
単語や派生語だけでなく、余裕があれば入試問題を題材とする例文も覚えましょう。
(3)『システム英単語』(駿台文庫)
単語や派生語だけでなく、ミニマルフレーズごとに覚えましょう。読解だけでなく文法問題でも役に立ちます。
単語集については普段から辞書代わりにも使い、読解問題で出てきたらチェックしておくなど、それをベースにして知らない単語をつぶしていくようにしましょう。学校で使用しているものがあればそれで良いでしょう。
文法・構文
(1) 『ネクステージ』(桐原書店)
問題番号1から742が文法問題、743から1244がイディオム問題、1245から1364が会話表現、1365から1474が単語・語彙問題です。
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
文法事項が単元別になっていないので、文法を一通り学習を終えてから使用すると効果的です。問題を見て何の問題なのかを見抜く訓練にいい問題集です。
(3) 『スクランブル英文法・語法』(旺文社)
(4)『ヴィンテージ』(いいずな書店)
これらは当大学当学部を志望する者にとって必須の問題集です。構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、当学部に必要な知識が網羅されています。このうちのどれか一冊でよいので、全て使いこなせる知識にしましょう。
<参考書>
(1)『フォレスト』(桐原書店)
(2)『ブレイクスルー』(美誠社)
(3)『総合英語 be』 (いいずな書店)
参考書は、文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。
長文読解
まず1文1文の意味を正確につかむことから始めます。正確に読めるようになってきたら徐々に長い英文に挑戦しましょう。
以下の問題集の100や300などの数字の小さいものから始めて、徐々に数字の大きいものに進んでいきます。問題集は相性があるので、実際に書店で手に取って選びましょう。
(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文がどのように構成されているのかを読み解く基礎を提供してくれます。
(2)『やっておきたい英語長文300、500、700』(河合出版)
定番問題集です。『300』は語彙数200から300と短く、比較的易しい長文です。基礎固めに用いるとよいでしょう。『500』はその上位問題集で語彙数400から600の標準レベルで、『700』は600~900のやや難レベルの長文です。
(3)『大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500、800』(旺文社)
これも定番問題集です。大学入試によく出るテーマごとに並べた問題集です。『500』は語彙数400から600、『800』は語彙数700から900です。
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