法政大学 共通問題 英語共通問題②
入試対策と勉強法
法政大学 共通問題 英語共通問題②
ここでは、法政大学の文学部(哲学科・日本文化学科・史学科)・経営学部(経営学科)・人間環境学部・グローバル教養学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
法政大学文学部(哲学科・日本文化学科・史学科)・経営学部(経営学科)・人間環境学部・グローバル教養学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
様々な分野に関する長文読解の問題が、文学部は3題(大問1−3)、人間環境学部と経営学部は4題(大問1−4)出題されます。大問1-3は共通問題です。設問は長文の中での語彙、文法・構文を問うと共に、内容理解を問う問題です。
出題量と時間配分
試験時間は文学部については60分、人間環境と経営については90分です。文学部は長文読解問題3題、人間環境学部と経営学部は長文読解問題4題が出題されています。
各大問の長文は600~800 wordsで、どれも同じ形式で同じレベルの問題なので、最初から解くのが一般的です。時間配分は長文の長さにもよるが、1題20分前後が目安です。2022年のみ、大問2が会話文でした。
出題形式
長文読解の中で文法・構文、熟語を問われると共に、内容理解が問われます。形式的には穴埋め(単語あるいは文章が抜けていて埋める)、下線部と同意のものを問うもの(語彙レベル内と容レベルの両方があります)、内容理解を問うもの、主題を問うものなどがあります。内容正誤問題では、通常の内容正誤に加えて、文章が挙げられ、一方が正しい、あるいは両方正しい、など、内容をしっかり把握していないと迷うような形式のものが出題されています。いずれにせよ文章の流れをしっかり捉えないと正確に解答できません。
解答形式
すべてマークシートに記入する選択方式です。マークミスを避けるために、最後にまとめてマークするのではなく、各設問ごとまたは大問ごとにマークしましょう。設問が英語の大問と日本語の大問が混在しています。英語の設問でも過去問とほぼ同じ英文なので、しっかりと過去問を対策すれば問題ありません。
法政大学文学部(哲学科・日本文化学科・史学科)・経営学部(経営学科)・人間環境学部・グローバル教養学部 英語試験を攻略するための勉強法
語彙問題
単語力は長文読解にぜひとも必要です。また熟語(イディオム)は穴埋め問題の形で必ず出題されるので、これについてはしっかり知識を身につけておく必要があります。
文法・構文
文法・構文は長文の中で穴埋め問題の形で出題されます。その独立した大問はないとはいえ、必須の知識であり、また読解の基礎になるので相当程度習熟している必要があります。
読解問題
読解問題については、各大問の英文が600~800 wordsと標準的な長さですが、大問1題20分以内で解答する必要があることを考えれば、英文を速くかつ正確に読むことが求められます。そのためには、まず英文の構造をしっかりと把握する精読力、短時間で英文の内容を把握する速読力が必要です。
構文把握力を身につけるためには、まず主語と動詞を把握し、それに付随する文構造を理解することが重要です。表面的な浅い読み方では設問に対応できません。
次に、速読力を身につけるには、英文を前から読む必要があります。主語と動詞を意識しながら前から情報をつかんでいきます。意味の切れ目で切り、日本語に訳さずに前から読み流してゆくスラッシュ・リーディングを身に付けましょう。これにより文構造を正確に理解すると共に、速く読むことができるようになります。また、構文と意味を完全に理解した英文を音読することが速読力を伸ばします。
設問は、穴埋めや下線部の把握などその場の文章の流れを問われる場合もあれば、文全体に関する問い、主題やタイトルを問うものもあり、細部から大局に至るまで、しっかり文章の流れ、書き手の意図を読み取らねばなりません。
ともあれすべて長文なので、なるべく多くの文章を読む練習をすることが大切ですが、多読はしっかり読解力をつけた上で行いましょう。構文把握を理解したうえでの正確な読解力なしに多読を行っても、設問に正確に答える読解力は身に付きません。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語・熟語編、文法・構文編、英文解釈編に分けてご紹介します。
単語・熟語編
(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
高校中級レベルの単語にも不安があるようであれば入門編から始め、しっかり基礎を見直しておくのがよいでしょう。必修編レベルを派生語も含めしっかり身に着け、自在に使えるようにしておくことが必須です。それが出来たらさらに上の『上級編』を目指しましょう。この本の特長になっているように、英文の中で英単語を覚えましょう。
(2)『ターゲット1900』(旺文社)
単語や派生語だけでなく、余裕があれば入試問題を題材とする例文も覚えましょう。
(3)『システム英単語』(駿台文庫)
単語や派生語だけでなく、ミニマルフレーズごとに覚えましょう。読解だけでなく文法問題でも役に立ちます。単語集については普段から辞書代わりにも使い、読解問題で出てきたらチェックしておくなど、それをベースにして知らない単語をつぶしていようにしましょう。学校で使用しているものがあればそれで良いでしょう。
文法・構成篇
(1) 『ネクステージ』(桐原書店) 問題番号1から742が文法問題、743から1244がイディオム問題、1245から1364が会話表現、1365から1474が単語・語彙問題です。
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
文法事項が単元別になっていないので、一通り文法の学習を終えてから使用すると効果的です。問題を見て何の問題なのかを見抜く訓練にいい問題集です。
(3) 『スクランブル英文法・語法』(旺文社)
(4)『ヴィンテージ』(いいずな書店)
これらは当大学当学部を志望する者にとって必須の問題集です。構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、当学部に必要な知識が網羅されています。このうちのどれか一冊でよいので、全て使いこなせる知識にしましょう。
<参考書>
(1)『フォレスト』(桐原書店)
(2)『ブレイクスルー』(美誠社)
(3)『総合英語 be』 (いいずな書店)
参考書は、文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。
長文読解篇
まず1文1文の意味を正確につかむことから始めます。正確に読めるようになってきたら徐々に長い英文に挑戦しましょう。
以下の問題集の100や300などの数字の小さいものから始めて、徐々に数字の大きいものに進んでいきます。問題集は相性があるので、実際に書店で手に取って選びましょう。
(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)英文がどのように構成されているのかを読み解く基礎を提供してくれます。
(2)『やっておきたい英語長文300、500、700』(河合出版)
定番問題集です。『300』は語彙数200から300と短く、比較的易しい長文です。基礎固めに用いるとよいでしょう。『500』はその上位問題集で語彙数400から600の標準レベルで、『700』は600~900のやや難レベルの長文です。
(3)『大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500、800』(旺文社)
これも定番問題集です。大学入試によく出るテーマごとに並べた問題集です。『500』は語彙数400から600、『800』は語彙数700から900です。
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