大学受験プロ家庭教師 法政大学 共通問題 英語共通問題③
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法政大学 共通問題 英語共通問題③
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

法政大学 共通問題 英語共通問題③

ここでは、法政大学の法学部(国際政治学科)・文学部(英文学科・地理学科・心理学科)・経営学部(経営戦略学科・市場経営学科)を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

法政大学法学部(国際政治学科)・文学部(英文学科・地理学科・心理学科)・経営学部(経営戦略学科・市場経営学科)           英語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

2024年度は大問4題の出題で、4題とも長文読解問題でした。長文の長さはほぼ同じで、各大問の設問で、単語力や熟語力等の語彙を問う問題、基本的な文法事項を問う問題、英文の内容を問う空欄補充問題、内容の正誤を問う問題が含まれています。2023年度、2022年度もほぼ同じ特徴です。

出題量と時間配分

試験時間は90分で、その中で長文読解問題を4題解くことになります。時間配分は、大問1問あたり21分以内で解けば、全体で6分余ることになります。解く順番は大問1から順に解くのが一般的です。長文の長さは4問それぞれが600~800 words で、標準的な長さです。

出題形式

長文問題の中で語彙、文法・構文把握力も問われます。下線部と同じ意味のもの、指示詞の指すもの、穴埋めでイディオムや構文を問うもの、並べかえて正しい英文を作るもの、部分的な内容把握を問うもの、英文全体の内容を問うもの等が出題されます。

解答形式

すべてマークシートに記入する選択式です。並べかえ作文は、空欄の番号の該当箇所に単語の番号を記入する形式です。マークミスを避けるために、設問ごと、または大問ごとにマークシートに記入しましょう。問題をすべて解いた後にまとめてマークシートに記入することは避けましょう。

 

法政大学法学部(国際政治学科)・文学部(英文学科・地理学科・心理学科)・経営学部(経営戦略学科・市場経営学科)           英語試験を攻略するための勉強法

語彙問題

長文の中で単語の意味を問う問題が出題されています。選択肢の単語を知らないと正解を選べないので、そのような基本単語は単語集などでしっかりと覚えましょう。また、イディオム(熟語)の知識も問われるので、イディオム集などを利用してすぐに知識が出るようにしましょう。

文法・構文問題

文法事項が独立して問われることありませんが、長文の穴埋め問題などで文法知識を必要とされる場合があります。基本的な文法事項は理解しておきましょう。
構文は穴埋め問題、並べ替え作文に必須であり、また読解の基礎になるので基礎レベルは使いこなせる程度までしっかり習熟しましょう。

読解問題

読解問題の中で語彙、文法・構文が問われていますが、内容理解に関する設問が予想配点からも合格するには重要です。
読解内容把握問題については、各大問の英文が600~800 wordsと標準的な長さですが、大問1題20分程度で解答する必要があることを考えれば、英文を速くかつ正確に読むことが求められます
そのためには、まず英文の構造をしっかりと把握する精読力、短時間で英文の内容を把握する速読力が必要です。構文把握力を身につけるためには、まず主語と動詞を把握し、それに付随する文構造を理解することが重要です。表面的な浅い読み方では設問に対応できません。
次に、速読力を身につけるには、英文を前から読む必要があります。主語と動詞を意識しながら前から情報をつかんでいきます。意味の切れ目で切り、日本語に訳さずに前から読み流してゆくスラッシュ・リーディングを身に付けましょう。これにより文構造を正確に理解すると共に、速く読むことができるようになります。
また、構文と意味を完全に理解した英文を音読することが速読力を伸ばします
設問は、穴埋めや下線部の把握などその場の文章の流れを問われる場合もあれば、文全体に関する問い、主題やタイトルを問うものもあり、細部から大局に至るまで、しっかり文章の流れ、書き手の意図を読み取らねばなりません
ともあれすべて長文なので、なるべく多くの文章を読む練習をすることが大切ですが、多読はしっかり読解力をつけた上で行いましょう。構文把握を理解したうえでの正確な読解力なしに多読を行っても、設問に正確に答える読解力は身に付きません。

並べ替え作文問題

並べかえ問題では、基本的な文法事項、慣用表現、構文力が問われます。まず、英文の文脈を把握して、並べかえる部分がどのような意味を持つのかを類推し、そのうえで選択肢と前後の英文を参考にして、問われているのがどの文法事項なのか、どの慣用表現なのか、どの構文なのかを類推します。それによって、求められた英文を思いつくことが可能となります。そのための知識をしっかりと身につけておくことが必要です。

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語・熟語編、文法・構文編、英文解釈編、並べ替え作文編に分けてご紹介します。

単語

(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
高校中級レベルの単語にも不安があるようであれば入門編から始め、しっかり基礎を見直しておくのがよいでしょう。必修編レベルを派生語も含めしっかり身に着け、自在に使えるようにしておくことが必須です。それが出来たらさらに上の『上級編』を目指しましょう。この本の特長になっているように、英文の中で英単語を覚えましょう。

(2)『ターゲット1900』(旺文社)
単語や派生語だけでなく、余裕があれば入試問題を題材とする例文も覚えましょう。

(3)『システム英単語』(駿台文庫)
単語や派生語だけでなく、ミニマルフレーズごとに覚えましょう。読解だけでなく文法問題でも役に立ちます。単語集については普段から辞書代わりにも使い、読解問題で出てきたらチェックしておくなど、それをベースにして知らない単語をつぶしていようにしましょう。学校で使用しているものがあればそれで良いでしょう。

文法・構成

(1) 『ネクステージ』(桐原書店) 問題番号1から742が文法問題、743から1244がイディオム問題、1245から1364が会話表現、1365から1474が単語・語彙問題です。

(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
文法事項が単元別になっていないので、一通り文法の学習を終えてから使用すると効果的です。問題を見て何の問題なのかを見抜く訓練にいい問題集です。

(3) 『スクランブル英文法・語法』(旺文社)

(4)『ヴィンテージ』(いいずな書店)

これらは当大学当学部を志望する者にとって必須の問題集です。構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、当学部に必要な知識が網羅されています。このうちのどれか一冊でよいので、全て使いこなせる知識にしましょう。

<参考書>

(1)『フォレスト』(桐原書店)
(2)『ブレイクスルー』(美誠社)
(3)『総合英語 be』 (いいずな書店)

参考書は、文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。

長文読解

まず1文1文の意味を正確につかむことから始めます。正確に読めるようになってきたら徐々に長い英文に挑戦しましょう。
以下の問題集の100や300などの数字の小さいものから始めて、徐々に数字の大きいものに進んでいきます。問題集は相性があるので、実際に書店で手に取って選びましょう。

(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)英文がどのように構成されているのかを読み解く基礎を提供してくれます。

(2)『やっておきたい英語長文300、500、700』(河合出版)
定番問題集です。『300』は語彙数200から300と短く、比較的易しい長文です。基礎固めに用いるとよいでしょう。『500』はその上位問題集で語彙数400から600の標準レベルで、『700』は600~900のやや難レベルの長文です。

(3)『大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500、800』(旺文社)
これも定番問題集です。大学入試によく出るテーマごとに並べた問題集です。『500』は語彙数400から600、『800』は語彙数700から900です。

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