法政大学 共通問題 英語共通問題④
入試対策と勉強法
法政大学 共通問題 英語共通問題④
ここでは、法政大学の経済学部(国際経済学科・現代ビジネス学科)・社会学部(社会政策科・メディア社会学科)・現代福祉学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
法政大学商経済学部(国際経済学科・現代ビジネス学科)・社会学部(社会政策科・メディア社会学科)・現代福祉学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
2020年度同様、2021年度も大問4問で大問構成も同じでした。大問1は文法・語彙、大問2は長文読解問題(自転車主体による環境保全)、大問3は長文読解問題(小説における女性の登場と社会構造/内容やや難)、大問4は会話読解問題(幼児の言語獲得過程の理解)です。
出題量と時間配分
試験時間は90分で、文法・語彙問題1問、長文読解2問、会話読解問題1問を解くことになります。得順序としては、問題配列順に解けば良いと思うが、大問3がやや難であることに気づけば、これを最後に回すのも手です。時間配分的には、大問1に8分、大問2−4は各25分、計83分を目標にすれば良いでしょう。大問3に手こずっても、余っている7分を当てられるでしょう。
出題形式
文法・構文問題は穴埋め、長文読解では穴埋め、下線部と同意のものを問う問題、並べ替え作文、正誤問題、主題を問う問題など、幅広い形式で出題されます。
複数の選択肢の中から正しいものを二つ選択する形式が多いのが特徴です。
解答形式
すべて選択式です。並べ替え作文は、難度自体は高いとは言えないが、単語の順番をすべて答えなければならない問題で、得失点差が大きくなる可能性があるので注意が必要です。ケアレスミスも絶対に避けましょう。内容理解や正誤問題も、複数の選択肢から選ぶものなので、後で調整ができず、しっかりした知識と理解力が必要な形式です。
法政大学経済学部(国際経済学科・現代ビジネス学科)・社会学部(社会政策科・メディア社会学科)・現代福祉学部 英語試験を攻略するための勉強法
語彙問題
長文の中で下線部の単語の意味を問われる問題が出題されており、標準を超えるレベルの単語を文の内容、流れから判断させるもので、読解力があれば対処可能とは言え、できるだけ語彙力をつけておくのが望ましいでしょう。穴埋め問題で熟語、構文も問われるので、これもしっかり知識を身につけましょう。
文法・構文
大問一問で、文法事項、構文が問われています。難易度自体は高くはなく、基礎的なレベルがしっかり身についていれば十分対処可能です。
ただし構文は穴埋め問題、並べ替え作文に必須であり、また読解の基礎になるので基礎レベルは使いこなせる程度までしっかり習熟しておくべきです。
読解問題
600字から700字の長文が三題で、一つ一つの分量が多いわけではなく、難度も高いわけではない。速読力が要求されます。かつ内容把握問題、正誤問題など、しっかり内容を読めていないとミスするような問題も多々出題されているので、正確な読解力も必要とされています。さらに、難易度がどれも同じようなものなので、どれが得点しやすいということもなく、これらの問題に見合う実力をしっかり身に着けている必要があります。
先ずは構文知識をしっかり身に着ける必要があります。次に文の構造を分析できる力をつけましょう。意味の切れ目で切り、各ブロックの関係(文型、主節・従属節、関係詞節、同格節など)を把握し、その上でいちいち日本語に訳すことなく、前から流して読んでゆくスラッシュ・リーディングを身につけましょう。これにより文構造の正確な理解と、速読が可能になります。また、正誤問題などで文全体の内容を問われるので、段落ごとに内容をまとめてメモしておく習慣をつけましょう。そして、選択肢も英文で、読むとなると時間が必要です。消去法をうまく使って時間を節約しましょう。
長文問題なので、速読の訓練をすることが必須ですが、まずはしっかり知識、理解力を養成することを心がけましょう。
並べ替え作文
ここでも構文力が問われます。核になる構文が必ずあるので、それを中心にして、残りを配分します。センター試験に準じる形式なので、センター試験の問題に挑戦するのも良いでしょう。例文を100−150文程度暗証すると良いでしょう。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語・熟語編、文法・構文編、英文解釈編、並べ替え作文編に分けてご紹介します。
単語・熟語
(1)『速読英単語[必修編、上級編]』(Z会出版)
学校で使用している単語集があればそれでもよいでしょう。必修編までは必須、さらに上級編まで行くべきでしょう。
(2)『ターゲット1900・ターゲット1000』(旺文社)
文法・構文
(1)『ネクステージ』(桐原書店)
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
(3)『スクランブル構文とイディオム』(旺文社)
構文、文法、語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、網羅されている必修の問題集です。どれを使っても良いですが、一冊すっかり身に着けるまで数度にわたって反復学習することが必要です。並べ替え作文についても、これらによって十分対処可能になるはずです。
(4)『フォレスト』(桐原書店)
文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。
英文解釈
(1)『英文解釈の技術100』(桐原書店)
スラッシュ・リーディングを身につけ、文構造を理解するために使います。
(2)『英語長文速読トレーニング レベル2』(旺文社)
スラッシュ・リーディングの習得から速読につなげてゆくのに有効です。
(3)『やっておきたい英語長文500、700』(河合出版)
500はやや難でセンター・レベル。700は難です。500がすんなり読める程度を目指したましょう。700まで挑戦しておくのが望ましいでしょう。
(4)『全レベル問題集 英語長文 2,3』(旺文社)
2はセンター・レベル、3は私大標準レベルです。3までしっかりこなせるようにしましょう。
並べ替え作文
(1)『英語整序問題精選600』(桐原書店)
並べ替え作文は長文読解問題の中の小問として数題出題される程度で、必ずしもそれに特化した対策が必要でもなく、文法・構文の項で挙げた問題集の中に並べ替え形式も出ているのでそれでよいですが、苦手意識があるようならこれを使いましょう。センター試験の並べ替え作文などをやってみるのも良いでしょう。
☆暗唱用例文集としては、英語の構文150やドラゴンイングリッシュなどが良いでしょう。
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