法政大学 共通問題 英語共通問題⑤
入試対策と勉強法
法政大学 共通問題 英語共通問題⑤
ここでは、法政大学の経済学部(経済学科)・社会科学部(社会学科)・スポーツ健康学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
法政大学経済学部(経済学科)・社会科学部(社会学科)・スポーツ健康学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
2021年度は、大問数は4問で、大問は1文法・語彙問題(会話文を含む)、大問2は文法・語彙問題(長文の中に選択肢が作ってある、やや変わった形式)、大問3は長文読解問題(言語と方言がテーマ/やや難)、大問4は長文読解問題(天気の気分・仕事への影響がテーマ)という構成です。
出題量と時間配分
試験時間は90分で、その中で文法・語彙問題2問と長文2問を解くことになります。解答順序としては問題順で良いと思われます。大問3がやや難だと気づいた場合は、これを最後に回しても良いでしょう。時間配分としては、大問1が8分、大問2が15分、長文2題を各25分、計73分を目標とするのが良いでしょう。大問3に手こずっても、余りの17分を当てることができるでしょう。
出題形式
イディオム、語彙、文法・構文問題は穴埋め、長文読解では穴埋め、下線部と同意のものを問う問題、指示詞が指すものを問う問題、内容の正誤問題、主題を問う問題、並べ替え作文など、出題形式は幅広いです。読解問題ながら、文脈を判断しながら、語彙、構文などを問う選択問題が、形式としては特徴的です。最後の長文のみ、設問リード文も英文です。
解答形式
すべて選択式です。並べ替え作文については、並べた単語全てを解答することになり、得失点差が大きくなる可能性があるので注意が必要です。
法政大学経済学部(経済学科)・社会科学部(社会学科)・スポーツ健康学部 英語試験を攻略するための勉強法
語彙問題
語彙(単語、イディオム)と文法・構文に関する大問が一問あるほか、長文の中でも語彙が問われる問題も多々あり、語彙には十分力を入れる必要があります。
基本的な単語で、普段使う意味とは違う意味を持っているものなど、幅の広い語彙知識が求められます。通り一遍の暗記で済ませず、文章中でこれまで知っていた意味と別な意味で用いられた単語などについては単語帳で改めて調べてマーカーを入れておくなど、普段の学習で気をつけましょう。
文法・構文
大問1問で、文法事項、構文が問われるほか、長文中でも文法、構文は問われます。
また、読解問題、並べ替え作文でも構文知識は必須です。標準的な知識については自由に使いこなせるレベルまで習熟しておくのが望ましいです。
読解問題
知識で解ける問題も多々あるとは言え、話の流れ、内容の理解ができていないと解けない問題も多いです。文脈判断しながら選択する問題は、単なる語彙、構文問題ではなく、文章の流れを正確に読み取らねばなりません。かつ内容理解に特化した長文読解問題もあるので、しっかり内容が取れる読解力をつけましょう。先ずは構文知識をしっかり身に着けましょう。次に文の構造を分析できる力をつけます。意味の切れ目で切り、いちいち日本語に訳すことなく、前から流して読んでゆくスラッシュ・リーディングを身につけましょう。速読ができます。
文全体の内容について問われるものについては、最後に話の流れ、筆者の言いたいことを頭の中で整理してから問いに臨むようにしましょう。
並べ替え作文
並べ替え作文に関しては、先ず使用する構文がある筈なので、それを探し、その上で残りを配置します。標準的な構文知識があれば十分対処可能です。なお、100-150文程度の英文を暗唱と良いでしょう。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語・熟語編、文法・構文編、英文解釈編、並べ替え作文編に分けてご紹介します。
単語・熟語
(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
学校で使用している単語集があればそれでもよいでしょう。必修編までは必須です。主要な意味だけでなく、その他の意味についてもしっかり押さえておきましょう。
(2)『ターゲット1900・ターゲット1000』(旺文社)
文法・構文
(1)『ネクステージ』(桐原書店)
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
(3)『スクランブル構文とイディオム』(旺文社)
構文、文法、語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、網羅されている必修の問題集です。どれを使っても良いですが、一冊すっかり身に着けるまで数度にわたって反復学習することが必要です。並べ替え作文についても、これらによって十分対処可能になるはずです。
(4)『フォレスト』(桐原書店)
文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。
英文解釈
(1)『英文解釈の技術100』(桐原書店)
スラッシュ・リーディングを身につけ、文構造を理解するために使います。
(2)『英語長文ハイパー・トレーニング レベル2』(旺文社)
センター・レベルの長文に関し、スラッシュ・リーディングの習得から速読につなげてゆくのに有効です。
(3)『やっておきたい英語長文300、500』(河合出版)
500はやや難でセンター・レベルです。これがすんなり読める程度を目指しましょう。
(4)『全レベル問題集 英語長文 2,3』(旺文社)
2はセンター・レベル、3は私大標準レベルです。3までしっかりこなせるようにしましょう。
様々な形式の設問に慣れる意味でも、センター試験過去問はやっておいて損はないでしょう。
並べ替え作文
(1)『英語整序問題精選600』(桐原書店)
並べ替え作文に関しては、文法・構文の項で挙げた問題集でも対処可能ですが、慣れておきたい場合、これを使用するとよいでしょう。センター試験の問題などをやってみるのも良いでしょう。
☆暗唱要例文集としては、英語の構文150・ドラゴンイングリッシュ等の例文集が良いでしょう。
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