法政大学 共通問題 英語共通問題⑥
入試対策と勉強法
法政大学 共通問題 英語共通問題⑥
ここでは、法政大学のデザイン工学部(都市環境デザイン工・システムデザイン学科)・情報科学部(ディジタルメディア学科)・理工学部(機械工学科・応用情報工学科)・生命科学部(生命機能学科)を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
法政大学デザイン工学部(都市環境デザイン工・システムデザイン学科)・情報科学部(ディジタルメディア学科)・理工学部(機械工学科・応用情報工学科)・生命科学部(生命機能学科) 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
2024年度は大問7題の出題で、難易度は基礎〜標準です。
大問1は、空所補充形式の文法・語彙問題です。大問2は会話文問題で、会話を完成する問題です。大問3は、不要な文を削除する問題と本文に英文を挿入する問題です。大問4は、表とグラフを用いた読解問題、大問5は、図を利用した読解問題、大問6は読解問題、大問7は、表を使った読解問題でした。
図表を使った問題は、2023年度は1問、2022年は0問でした。
出題量と時間配分
試験時間は90分です。大問1の文法・語彙問題の10問は5分で、大問2の会話問題の5問は5分で解きましょう。大問3の文削除・文挿入問題の5問は15分以内で処理しましょう。
大問4,5,6,7の長文読解問題は、長文の総語数が2000語を超えますが、残りの65分で解くことになります。各大問の長文は短いものから長いものになっているので、解く順番は問題順がよいでしょう。
時間的にはタイトな印象で、正確な速読力が求められます。
出題形式
2024年度は、大問1文法・語彙問題は空所に適語を選択する形式で、大問2の会話問題は、空所に英文を挿入して会話を完成する形式です。大問3は短い英文の下線部分で不要な英文を削除する問題と、空欄に英文を挿入して英文を完成する問題となっています。大問4は、表とグラフを参考にしながら英文を読んで内容に関する設問に答える問題です。大問5は、波の作り方に関する英文と図を参照して設問に答える問題です。大問6は、大学教授の改装に関する長文読解で、大問7は、表を利用した英文を読んで設問に答える問題です。
解答形式
すべてマークシートに記入する選択式です。マークミスをさけるためにマークは設問ごとまたは大問ごとに記入しましょう。決して最後にまとめてマークしないようにしましょう。
法政大学デザイン工学部(都市環境デザイン工・システムデザイン学科)・情報科学部(ディジタルメディア学科)・理工学部(機械工学科・応用情報工学科)・生命科学部(生命機能学科) 英語試験を攻略するための勉強法
語彙
大問1で単語と熟語の出題があり、長文読解でも長文中の単語の意味を問う出題があります。要求されているレベルは必ずしも高くはないので、普段使用している単語集や熟語集を利用して基本的な語彙力をしっかりと身につけましょう。
文法・構文
大問1で、文法事項、構文が問われています。後述する問題集を使用して、基本的な文法知識と構文把握力を身につけましょう。文法と構文は読解の基礎にもなるので、標準的な知識は必須です。
文削除・文挿入
文削除問題は、文の流れをしっかりと押さえて、その流れに関係のない英文を削除します。文脈を意識しましょう。
文挿入問題は、前後の論理のつながりを意識すれば選択する英文は容易に見つかります。
大問3は、論理的に英文を読めるかどうかを問う問題です。英文を読むときはいつも論理の流れを意識することが重要です。過去問を利用して何度も練習することが効果的です。
読解問題
大問ごとに長さは異なりますが、トータルで2000語を超える量となるので、大量の英文を正確に読解できる読解力と速読力を身につける必要があります。
先ずは構文知識をしっかり身につけ、次に文の構造を分析できる力をつけることが必要となります。そして、英文を意味の切れ目で切り、いちいち日本語に訳すことなく、前から読んで意味をつかんでいくスラッシュ・リーディングを身につけたいものです。これにより速読が可能になります。
また、文全体の内容を問われるので、段落ごとにメモしておく習慣をつけるのも効果的です。全体の内容に関する正誤問題、主題やタイトルを問う問題などは、メモを書くことによって全体の流れが短時間でつかめます。さらに、図表に関する設問で、英文のどこに正解に関するヒントがあるのかをメモによって短時間で見つけることができます。
2023年には1問だった図表問題が、2024年には3問に増えています。今後も出題される可能性が大きいのでしっかりと対策を立てましょう。図表問題は様々な大学で出題されています。本学の過去問以外にも出題されているので、数多く解いて慣れることが必要です。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語編、文法・構文編、長文読解編、並べ替え作文編、会話文編に分けてご紹介します。
単語、熟語
(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
高校中級レベルの単語にも不安があるようであれば入門編から始め、しっかり基礎を見直しておくのがよいでしょう。必修編レベルを派生語も含めしっかり身に着け、自在に使えるようにしておくことが必須です。それが出来たらさらに上の『上級編』を目指しましょう。この本の特長になっているように、英文の中で英単語を覚えましょう。
(2)『ターゲット1900』(旺文社)
単語や派生語だけでなく、余裕があれば入試問題を題材とする例文も覚えましょう。
(3)『システム英単語』(駿台文庫)
単語や派生語だけでなく、ミニマルフレーズごとに覚えましょう。読解だけでなく文法問題でも役に立ちます。
単語集については普段から辞書代わりにも使い、読解問題で出てきたらチェックしておくなど、それをベースにして知らない単語をつぶしていようにしましょう。学校で使用しているものがあればそれで良いでしょう。
文法・構文
(1) 『ネクステージ』(桐原書店)
問題番号1から742が文法問題、743から1244がイディオム問題、1245から1364が会話表現、1365から1474が単語・語彙問題です。
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
文法事項が単元別になっていないので、一通り文法の学習を終えてから使用すると効果的です。問題を見て何の問題なのかを見抜く訓練にいい問題集です。
(3) 『スクランブル英文法・語法』(旺文社)
(4)『ヴィンテージ』(いいずな書店)
これらは当大学当学部を志望する者にとって必須の問題集です。構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、当学部に必要な知識が網羅されています。このうちのどれか一冊でよいので、全て使いこなせる知識にしましょう。
会話文問題
(1)~(4)の問題集の会話文編をピックアップして解くと効率的な練習になります。
<参考書>
(1)『フォレスト』(桐原書店)
(2)『ブレイクスルー』(美誠社)
(3)『総合英語 be』 (いいずな書店)
長文読解
まず1文1文の意味を正確につかむことから始めます。正確に読めるようになってきたら徐々に長い英文に挑戦しましょう。
以下の問題集の100や300などの数字の小さいものから始めて、徐々に数字の大きいものに進んでいきます。問題集は相性があるので、実際に書店で手に取って選びましょう。
(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文がどのように構成されているのかを読み解く基礎を提供してくれます。
(2)『やっておきたい英語長文300、500、700』(河合出版)
定番問題集です。『300』は語彙数200から300と短く、比較的易しい長文です。基礎固めに用いるとよいでしょう。『500』はその上位問題集で語彙数400から600の標準レベルで、『700』は600~900のやや難レベルの長文です。
(3)『大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500、800』(旺文社)
これも定番問題集です。大学入試によく出るテーマごとに並べた問題集です。『500』は語彙数400から600、『800』は語彙数700から900です。
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