大学受験プロ家庭教師 法政大学 共通問題 英語共通問題⑦
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法政大学 共通問題 英語共通問題⑦
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

法政大学 共通問題 英語共通問題⑦

ここでは、法政大学のデザイン工学部(建築学科)・情報科学部(コンピューター科学科)・理工学部(電気電子工・経営システム工・創生科学科)・生命科学部(環境応用化学科・応用植物科学科)を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

法政大学デザイン工学部(建築学科)・情報科学部(コンピューター科学科)・理工学部(電気電子工・経営システム工・創生科学科)・生命科学部(環境応用化学科・応用植物科学科)      英語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

2024年度は大問4問構成で、大問1は、アクセント、発音、文法・語彙、会話文、並べかえ問題、大問2は、短い読解問題が3題(問1コロナ禍での空港利用状況/表を使いながら、問2都市の環境を浄化するリキッドツリー/写真を参照しながら、問3折り紙の革命的応用)、大問3は、読解問題(ロボットアームは脳によって制御されうるか)、大問4読解問題(二進数表現~情報をデジタル形式で表現する方法/図を使用)でした。
2023年以前は、大問5問構成で、大問1が2024年度と同様に語彙・語法問題で、大問2,3,4,5は読解問題でした。

出題量と時間配分

試験時間は90分です。解答順序は、2024年度では、問題の順序どおりに解くとよいです。時間配分としては、大問1が10分、大問2は、3つの英文の総語数は約800語、大問3は約900語、大問4は約800語なので、各大問を25分程度で解くようにしましょう。2023年までの大問5問に戻った場合も、大問1はほとんど同じです。大問2以降の読解問題は、英文の総語数が約2500と同じくらいなので、英文の長さに合わせて時間配分を考えれば問題はありません。

出題形式

2024年の例で言うと、大問1問1がアクセント問題、問2が発音問題、問3が文法・語彙・会話の空所補充問題、問4が整序英作問題でした。大問2問1が表を利用した約300語の読解問題、問2が写真を利用した約200語の読解問題、問3が約200語の読解問題でした。大問3は、約900語の長文読解問題でした。大問4は、約800語のイラストを用いた長文読解問題でした。大問2問1は表と英文の内容を問う問題、問2は空欄を補充しながら内容を問う問題、問3は下線部の内容を問う問題、英文と正しいものを選択する問題です。大問3は、指示語の問題、内容の流れを問う問題、下線部の説明問題、英文の内容に基づいて今後の研究課題を問う問題、タイトルを選ぶ問題が中心です。大問4は、発音問題、onceの語法問題、二進法の理解を問う問題、下線部の意味を問う問題、内容正誤問題、タイトルを選ぶ問題、本文の要約を完成する問題です。

解答形式

すべてマークシートに記入する選択式です。並べかえ作文については、単語を並べたうえで、選択肢の単語を空欄に補充し、そのうち2番目と4番目だけをマークシートに記入する形式です。マークミスをさけるために、1問ごとまたは大問ごとにマークしましょう。最後にまとめてマークすると大きなミスをする危険があります。

 

法政大学デザイン工学部(建築学科)・情報科学部(コンピューター科学科)・理工学部(電気電子工・経営システム工・創生科学科)・生命科学部(環境応用化学科・応用植物科学科)   英語試験を攻略するための勉強法

語彙

長文読解問題中の穴埋めや、下線部と同意語を答える問題などで、語彙が問われます
文脈や論理関係から類推する問題もありますが、語彙が不十分ですと類推すらできないので基本的な語彙は身につけましょう
発音・アクセント問題も出題されるので、対策を講じておく必要があります。日ごろから発音・アクセントに留意し、読み方の分からない単語は必ず単語集(CD付きのものなどを利用)で確かめる習慣をつけるとよいです。後述のネクステージやヴィンテージなどの発音・アクセントの部分を学習すると効果的です。

文法・構文

大問1の穴埋め問題や並べかえ作文の形で、また大問2以降の長文の中の穴埋め問題などで、文法・構文知識が問われます。
特に構文の知識は英文を正確に読解する際に必須であり、標準的なレベルの構文については使いこなせるレベルまでしっかり習熟しておくことが必要です。

読解問題

大問ごとに長さは異なりますが、トータルで2500語を超える量となるので、大量の英文を正確に読解できる読解力と速読力を身につける必要があります。
先ずは構文知識をしっかり身につけ、次に文の構造を分析できる力をつけることが必要となります。そして、英文を意味の切れ目で切り、いちいち日本語に訳すことなく、前から読んで意味をつかんでいくスラッシュ・リーディングを身につけたいものです。これにより速読が可能になります。
また、文全体の内容を問われるので、段落ごとにメモしておく習慣をつけるのも効果的です。全体の内容に関する正誤問題、主題やタイトルを問う問題などは、メモを書くことによって全体の流れが短時間でつかめます。さらに、図表に関する設問で、英文のどこに正解に関するヒントがあるのかをメモによって短時間で見つけることができます。
当該学部や学科に直接関係する理系の内容の長文が多いので、なるべくそのような傾向の長文を探して読むのが好ましいです。余裕があったら、法政大学の他学部の問題や、他大学の問題にも挑戦しましょう。また、図表読解問題やイラストを使った問題などは解答するのに慣れが必要なので、他学部や他大学の理系学部の問題も解いて慣れるようにしましょう

並べ替え作文

並べかえ作文に関しては、先ず主語、述語となるものを見つけると、英文を作りやすくなりますそのうえで残りの選択肢を配置していきましょう。また、基本的な文法事項を類推すると素早く英文を作れるようになります。後述する問題集の並べかえ問題をピックアップして解くと、並べかえ問題を解くコツが身に付きます。

 

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語編、文法・構文編、長文読解編、並べかえ作文編、会話文編、発音アクセント編に分けてご紹介します。

単語

(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
高校中級レベルの単語にも不安があるようであれば入門編から始め、しっかり基礎を見直しておくのがよいでしょう。必修編レベルを派生語も含めしっかり身に着け、自在に使えるようにしておくことが必須です。それが出来たらさらに上の『上級編』を目指しましょう。この本の特長になっているように、英文の中で英単語を覚えましょう。

(2)『ターゲット1900』(旺文社)
単語や派生語だけでなく、余裕があれば入試問題を題材とする例文も覚えましょう。

(3)『システム英単語』(駿台文庫)
単語や派生語だけでなく、ミニマルフレーズごとに覚えましょう。読解だけでなく文法問題でも役に立ちます。

単語集については普段から辞書代わりにも使い、読解問題で出てきたらチェックしておくなど、それをベースにして知らない単語をつぶしていようにしましょう。学校で使用しているものがあればそれで良いでしょう。

文法・構文

(1) 『ネクステージ』(桐原書店) 
問題番号1から742が文法問題、743から1244がイディオム問題、1245から1364が会話表現、1365から1474が単語・語彙問題です。

(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
文法事項が単元別になっていないので、一通り文法を学習を終えてから使用すると効果的です。問題を見て何の問題なのかを見抜く訓練にいい問題集です。

(3)『スクランブル英文法・語法』(旺文社)

(4)『ヴィンテージ』(いいずな書店)

これらは当大学当学部を志望する者にとって必須の問題集です。構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、当学部に必要な知識が網羅されています。このうちのどれか一冊でよいので、全て使いこなせる知識にしましょう。

会話文問題の対策

(1)~(4)の問題集の会話文編をピックアップして解くと効率的な練習になります。

発音・アクセントの対策

ネクステージを使用している人は、第29章(250ページ以降)を、ヴィンテージを使用している人は、第29章以降(534ページ以降)をしっかりと学習しましょう。発音では発音記号を理解することが重要です。発音記号が同じものをまとめましょう。

<参考書>
(1)『フォレスト』(桐原書店)
(2)『ブレイクスルー』(美誠社)
(3)『総合英語 be』 (いいずな書店)

参考書は、文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。

長文読解篇

まず1文1文の意味を正確につかむことから始めます。正確に読めるようになってきたら徐々に長い英文に挑戦しましょう。
以下の問題集の100や300などの数字の小さいものから始めて、徐々に数字の大きいものに進んでいきます。問題集は相性があるので、実際に書店で手に取って選びましょう。

(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文がどのように構成されているのかを読み解く基礎を提供してくれます。
(2)『やっておきたい英語長文300、500、700』(河合出版)
定番問題集です。『300』は語彙数200から300と短く、比較的易しい長文です。基礎固めに用いるとよいでしょう。『500』はその上位問題集で語彙数400から600の標準レベルで、『700』は600~900のやや難レベルの長文です。
(3)『大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500、800』(旺文社)
これも定番問題集です。大学入試によく出るテーマごとに並べた問題集です。『500』は語彙数400から600、『800』は語彙数700から900です。

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