大学受験プロ家庭教師 法政大学 共通問題 国語共通問題①
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法政大学 共通問題 国語共通問題①
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

法政大学 共通問題 国語共通問題①

ここでは、法政大学の法学部(法律学科・政治学科)・キャリアデザイン学部・国際文化学部を目指す方に対して、国語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

本大学の「一般選抜」は、「大学入学共通テスト利用B・C方式」「T日程入試(統一日程)」「英語外部試験利用入試」「A方式入試(個別日程)」があり、さらに学部・学科によって実施される教科・科目に応じたいくつかの「方式」に分かれ、多種多様な入試パターンが用意されています。受験生にとっては有難い限りですが、複雑でもあるので、しっかりと情報を確認しましょう。
本稿では、「共通問題①(2/16)」として上記学部・学科の2024年度の「国語」に準拠しています(ただし、必要に応じてそれ以外・以前の入試問題に言及している場合もあります)。

 

法政大学法学部(法律学科・政治学科)・キャリアデザイン学部・国際文化学部 国語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

試験教科・科目は「現代の国語」、「言語文化」です(「古文」を出題範囲に含み、「漢文」の独立問題は出題しない)。

「現代文」2題が基本で「論説文(評論文)」がほとんどです(ただし稀に「随筆」も出題されます)。文章内容は経済論、社会論、文学論、教育論、芸術論、政治論、哲学論、文化論、歴史論等と多種多様ですが、さほど硬質な文章はなく比較的読みやすいです(24年度は文化論の五十嵐太郎「誰のための排除アート?」と社会論の宮下洋一「『多死社会だから安楽死』が日本人に不向きな理由」)。

「知識」は小問として扱われ(ただし、2010~13年度は独立した大問となっていた)、漢字(読み・書き)、語句の意味、四字熟語、慣用句等から出題されます。

「古文」は1題で、主に古代~中世の歌物語(直近5年間で3回も出題)、説話、随筆といった題材(無論、和歌も含まれる)が多いようです(24年度は説話集の「今物語」)。文語文法から内容解釈までの総合的読解力、そして、歴史的背景を含めた古典常識も問われています。文学史は必出です。

出題量と時間配分

問題文の文章量は、「現代文」が2題合わせて7000~9000字前後で他校と比較してやや多くなっています(24年度は約9200字)。
「古文」は500~1000字程度です(24年度は約910字)。
試験時間は60分です。解答数がやや多いので決して余裕はありません。「正確さ」と同時に「スピード」も必要です。
先に「古文」を15分強で手際よくこなし、説明記述がある「現代文」は45分弱で確実に解いていきましょう。配点は本対象学部・学科全て100点/350点です。

出題形式

大問は3題が基本です(ただ、2010~13年度は漢字等の「知識問題」が独立した大問となり4題でした)。

大問一は「論説文(評論文)」で、小問は6~8問程度です(解答数は7~15ほどでバラつきがあります(24年度は7問で7)。

大問二も「論説文(評論文)」(あるいは「随筆」)で、小問は6~9問ほどです(解答数は7~16程度でバラつきがあります。24年度は6問で8)。

大問三は「古文」で、小問は6~8問ほどです(解答数は11~16程度。24年度は8問で8)。

解答形式

「マーク方式」と「記述式」の併用型です。
「現代文」のマーク方式では「空所補充」、「内容(非)合致」(択一式もあり)、「理由説明」「換言説明」「語句の意味」など、記述式では「説明記述(25~50字程度で例年2~3問)」(「空所補充」等)や、「抜き出し問題」(「空所補充」、「換言説明」等)、「漢字(読み・書き)」、「四字熟語」、「慣用句」等の「知識問題」などが出題されます。

「古文」では「文語文法」、「現代語訳」が必出の他、「内容解釈」、「換言説明」、「主語特定」、「本文合致」、「和歌修辞法」などが、マーク方式と記述式(15~40字程度の「説明記述」もある)で出題されます。また、「文学史」や「古典常識」も必出です。

 

法政大学法学部(法律学科・政治学科)・キャリアデザイン学部・国際文化学部 国語試験を攻略するための勉強法

知識

本大学の本学部・学科の漢字等の「知識問題」はGMARCHでは標準的難易度です。したがって、誤答は致命的になるので注意が必要です。確実に語彙力を培う必要があります。そこで、先ずは「己が実力」を把握することが重要です。共通テスト(センター試験)の漢字問題(要は同音異字、同訓異字の判別)が基礎的語彙力のひとつのバロメーターになります。最低10年分以上の過去問をこなしましょう。その結果次第で、具体的な学習を進めていきましょう。
尚、以下のサイトは漢字問題だけがまとめられていて便利です。
http://www.kanjijiten.net/center/index.html

「現代文」解法①

「論説文(評論文)」と「随筆」特有の「解法」、そして全てに共通する「解法」を体系的に理解し定着させ、応用するために重要なのは「復習」の仕方です。「考え方のプロセス」をトレースすることが必須です。特に間違った問題が肝要です。誤ってしまった「分岐点」をしっかりと確認しておきましょう。さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけましょう。それが「解法」となります。
尚、具体的解法については本HPの別ページ「大学入試”王道現代文”」をご覧ください。

「現代文」解法②

「設問趣旨」が読み取りにくく判別しづらい「選択肢設問」は要注意です。確実に正答とするためには、先ずは設問に対する「読解力」を養う必要があります。設問はそもそも何を問うているのかを常に正確に把握しながら、問題練習を繰り返すことが重要です。
そして、「選択肢消去の仕方」に習熟する学習も重ねましょう。「換言説明」であれば傍線部の「原意」(要は本来の意味)にこだわった「原意消去」、「理由説明」であれば「直接的理由」として結びつくかどうかによる「消去」などを常に意識することが肝要です。

「現代文」解法③

合否の鍵を握る「説明記述」をどのように攻略するか? 正否の分岐である「最重要な要素」を「文末」として、他の「要素」を積み上げていくという手法を完璧にマスターすることが肝要です。そして、「内容」から必要度の優先順位を特定し、優先度の高いものから積み上げていく。それぞれの「要素」を15~20字程度でまとめられるように徹底練習することが必要です。本対象学部・学科では25~50字程度の字数指定が多いので、2~3つ程度の「要素」でまとめることに慣れましょう。

古文

先ずは重要古文単語および文法を徹底的に習得する必要があります。現代語訳をする上での最重要ポイントですし、文法や単語の意味は直接問われます(必出)。特に「助動詞・助詞」の意味・用法・接続は完全に定着させましょう。
尚、助動詞の活用は、記述式も含め頻出なので要注意です。そして、品詞分解の練習を徹底的に行いましょう(品詞判別が頻出)。また、敬語も頻出なので習得が必要です。そして、必出の文学史、古典常識、和歌修辞法なども、しっかりと確認しておくことが肝要です。

 

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを知識対策篇、現代文対策篇、古文篇、過去問対策篇に分けてご紹介します。

知識対策篇

(1)『漢字 一問一答【完全版】』(東進ブックス)
(2)『現代文最重要語句らくらく練習帳』(学研プラス)
(3)『新版完全征服 頻出現代文重要語700 [三訂版]』(桐原書店)
(4)『現代文キーワード読解[改訂版]』(Z会出版)

前項の「大学入学共通テスト(漢字問題)」チェックで、5割未満の場合は(1)から、6割は(2)から、7割は(3)から、8割は(4)から始めるのがひとつの目安です。反復練習して完全定着させましょう。特に(4)では、「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解することが重要です。
尚、本学部必出の「文学史」対策としては、『SPEED攻略10日間 国語 文学史』(Z会出版)が時系列も理解でき、コンパクトにまとめられていてオススメです。

現代文対策篇

(1)『システム現代文 バイブル編(改訂新版)』(水王舎)
…初級レベルです。
「解法」って何? といった皆さんにお薦めの入門書です。。根本を徹底的に解説しており、マスターすれば「解法」は一通り理解できます。

(2)『マーク式基礎問題集 現代文(河合塾シリーズ)〈九訂版〉』(河合出版)
…初~中級レベルです。
「正解の根拠」を明確にした詳細な「解説」に定評があり、「入試現代文」の「マーク方式問題」への突破口を開く一冊です。

(3)『現代文 解法の新技術(大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』(桐原書店)
…中級レベルです。
あらゆる問題形式に対応した「解法」を明示しています。中堅からGMARCHへのステップアップ段階の一冊です。

(4)『入試現代文へのアクセス 完成編(河合塾シリーズ)』(河合出版)
…中~上級レベルです。
「読解へのアクセス」で問題点を喚起し、「選択肢設問」の「消去の根拠」も明記されており、「解法理解度」を自己確認できます。自らの実力を把握することで、学習院合格に自信が持てる一冊です。

(5)『現代文読解力の開発講座(駿台受験シリーズ)(新装版)』(駿台文庫)
…上級レベルです。
「読解力」と「解答の論理力」を講義形式の解説で養成しています。文章を客観的に捉える術が習得でき、学習院国際社会科学部合格を確実にする一冊です。

(6)『[記述編]現代文のトレーニング[改訂版]』(Z会出版)
…「説明記述」対策です。頻出テーマに沿った問題構成で「完成度」を自己採点で把握可能です。本対象学部・学科の「説明記述」をクリアする一冊です。

古文篇

(1)『重要古文単語315(三訂版)』
(2)『標準古文単語650(三訂版)』(ともに桐原書店)
…前者を反復して完全定着させた上で、後者を数回丁寧に通読しましょう。それで古文の「語彙」はほぼ心配ありません。

(3)『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(三訂版)』(河合出版)
…「文法」の基本が分かりやすくまとめられています。「例文」は「品詞分解」し「現代語訳」も必ずこなしましょう。

(4)『大学入試 全レベル問題集 古文 4 私大上位・私大最難関・国公立大レベル 新装版』(旺文社)
…最難関私大などの良問14題を収録し、分かりやすく解説している。古文の5つのジャンル別対策が掴める「古文ジャンル解説」、重要な文法と語句を併記した「現代語訳」等、全ての問題に通じる最強の「読解ルール」で、「古文」の「読解」に自信が持てる一冊です。

(5)『速読古文常識』(Z会出版)
…「古典常識」習得用です。必修300語を収録しており、実戦的トレーニング文章の文脈で効率的に定着可能です。共通テストから難関私大まで対応しています。
尚、「和歌修辞法」等に就いては、学校配布の『国語便覧』も活用しましょう。

過去問対策篇

『法政大学「法学部Ⅱ日程(法律学科・政治学科)」「国際文化学部「キャリアデザイン学部」』=実践レベルです。
10年分以上をしっかりと解いて、「解法」をトレースすることが重要です。

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