大学受験プロ家庭教師 上智大学 共通問題 国語共通問題(TEAPスコア利用型)
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上智大学 共通問題 国語共通問題(TEAPスコア利用型)
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

上智大学 共通問題 国語共通問題(TEAPスコア利用型)

ここでは、上智大学の神学部・総合人間科学部・外国語学部・経済学部・文学部・法学部・総合グローバル学部を目指す方に対して、国語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

2021年度より実施された大幅な「大学入試制度改革」に伴い、本大学の学部一般入学試験は一新され、以下の3つの選抜方式となっています。

【TEAPスコア利用型(全学統一日程入試)】=事前に受験した「TEAP CBTのスコア」及び「本大学独自の教科・科目試験」の結果で総合的に合否判定。

【学部学科試験・共通テスト併用型】=「大学入学共通テスト(任意提出した外国語外部検定試験結果を含む)」及び「本学独自の学部学科試験」の結果で総合的に合否判定。

【共通テスト利用型】=本学独自試験は行わず、「大学入学共通テスト」の結果で合否判定。

尚、以下の入試傾向は、2024年度の【TEAPスコア利用型(全学統一日程入試)】の2/6実施分に準拠しています(ただし、必要に応じてそれ以外・以前の入試問題に言及している場合もあります)。

 

上智大学神学部・総合人間科学部・外国語学部・経済学部・文学部・法学部・総合グローバル学部        国語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

出題科目は「現代の国語」「言語文化」「論理国語」「文学国語」「古典探究」です。

「現代文」は論説文(評論文)1題が基本です。文章内容は文化論、文学論、社会論、言語論、記号論、美術論、教育論等と多種多様で、抽象語や専門用語を用いた硬質な文章も多くやや読みづらくなっています。また、図版が挿入されている文章も多く出題されています。

「知識」は小問として出題され、語句の意味・用法などが問われています。

「古典」では古文が1題で、主に中世~近世の物語、説話、紀行文、評論、歌論(当然、和歌も含まれる)などの題材が出題されます。誰も知っているようなメジャーな作品が多いのですが(2024年度は「更級日記」)、年度によっては初出のものもあります(2021年度の「撰集抄」など)。文法から解釈までの総合的読解力や、歴史的背景を含めた古典常識も問われます。
漢文も1題。題材は史伝、思想、故事・寓話などで(漢詩の出題もあります)、基本的句法、書き下し、返り点、語句の読み・意味、内容解釈、漢文常識等が問われています。漢文も含めて古典文学史も頻出です。 

出題量と時間配分

問題文の文章量は、「現代文」が3000字前後で他校と比較して標準的、「古文」は500~1000字程度になっています。「漢文」は200字前後です。
試験時間は60分です。ほとんど余裕はないはずです。正確さとスピードが求められます。先に「古文」「漢文」を35分強で手際よくこなし、「現代文」は25分弱をかけて確実に解いていきましょう。

出題形式

大問3題が定着しています。
大問一は「論説文(評論文)」で、小問は10問程度(解答数は10前後)、大問二は「古文」で、小問は10問ほど(解答数は10前後)、大問三は「漢文」で、小問は10問弱(解答数は10~15ほど)となっています。

解答形式の特徴

「マーク方式」が基本です。

「現代文」では換言説明、理由説明、内容説明、本文内容(非)合致、不適切説明、空所補充、語句の意味・用法など、「古文」では文法、現代語訳、内容解釈、換言説明、主語特定、人物特定、本文合致、和歌修辞、文学史など、「漢文」では句法、語句の意味、内容解釈、不適切説明、書き下し、返り点、漢文常識などが出題されています。

 

上智大学神学部・総合人間科学部・外国語学部・経済学部・文学部・法学部・総合グローバル学部    国語試験を攻略するための勉強法

知識

この日程の学部・学科では、漢字等の「知識問題」が直接問われることはあまりありません。ただ、問題文を正しく理解するためには当然、語彙力が求められます。そこで、先ずは「己が実力」を把握することが重要です。「センター試験」の漢字問題がひとつの目安になります。15年分以上の過去問をチェックし、具体的な学習を進めましょう。
下のサイトは漢字問題だけがまとめられていて便利です。
http://www.kanjijiten.net/center/index.html

現代文 解法①

論説文(評論文)特有の「解法」と全てに共通する「解法」を体系的に理解し定着させ、応用するために肝要なのは復習の仕方になります。「考え方のプロセス」をトレースすることが必須で、特に間違った問題が肝要です。誤ってしまった分岐点をしっかりと確認しておくことです。
さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけましょう。それが「解法」となります。
尚、具体的解法については本HPの別ページ、「大学入試”王道現代文”」をご覧ください。

現代文 解法②

必出の本文内容(非)合致問題は判別しづらく要注意です。複数選択もあり、手こずると時間配分にも影響するので、十分に慣れておくことが重要になります。
論説文 (評論文)なので、論旨合致と捉えることが必要です。原則的に「序論部」と「結論部」の趣旨と照合させて選択肢消去していく練習を繰り返し重ねましょう。

現代文 解法③

設問趣旨が読み取りにくい選択肢設問も対策が必要です。確実に正答とするためには、先ずは設問に対する読解力を養う必要があります。設問はそもそも何を問うているのかを常に正確に把握しながら、問題練習を繰り返すことが重要です。
そして、選択肢消去の仕方に習熟する学習も重ねましょう。換言説明であれば傍線部の原意(要は本来の意味)にこだわった原意消去、理由説明であれば直接的理由として結びつくかどうかによる消去などを常に意識することが肝要です。

古典

「古文」では、先ず重要古文単語及び文法を徹底的に習得することが求められます。単語の意味、文法は直接問われますし、現代語訳や内容解釈をする上でも最重要となるからです。特に助動詞、助詞の意味・用法・接続や敬語は完全に定着させましょう。また、文学史(頻出)、古典常識や和歌修辞も出題されます。しっかりと確認しておくことが重要です。

「漢文」では、文の構造、句法、重要単語等の基礎知識を習得した上で、練習問題を通じて読解力を培うことが必須です。書き下し、返り点等の白文対策も忘れずに行って下さい。また、漢文常識、思想史・文学史等も確認しておきましょう。

いずれにしても、「古文」「漢文」の難易度は高いので万全の準備が不可欠になります。

 

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを知識編、現代文編、過去問編、古典編、漢文編に分けてご紹介します

知識編

(1)『漢字 一問一答【完全版】』(東進ブックス)
(2)『現代文最重要語句らくらく練習帳』(学研プラス)
(3)『新版完全征服 頻出現代文重要語700 [三訂版]』(桐原書店)
(4)『現代文キーワード読解[改訂版]』(Z会出版)

前項の「大学入学共通テスト(漢字問題)」チェックで、5割未満の場合は(1)から、6割は(2)から、7割は(3)から、8割は(4)から始めるのがひとつの目安です。反復練習して完全定着させましょう。特に(4)では、「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解することが重要です。
尚、頻出の「文学史」対策としては、『SPEED攻略 10日間 国語 文学史』(Z会出版)が時系列も完全に網羅され、コンパクトにまとめられているので覚えやすいです。 

現代文編

(1)『システム現代文 バイブル編(改訂新版)』(水王舎)
「解法」って何? といった皆さんにお薦めの入門書です。根本を徹底的に解説しており、マスターすれば「解法」は一通り理解できます。

(2)『現代文読解力の開発講座(新装版)』(駿台文庫)
中級レベルです。
文章を客観的に捉える術が的確に説明されており、G-MARCHから上智へのステップアップ段階の一冊です。

(3)『入試現代文へのアクセス 完成編』(河合出版)
中~上級レベルです。
「読解へのアクセス」で問題点を喚起し、「選択肢設問」の「消去の根拠」も明記されており、「解法理解度」を自己確認できます。自らの実力を把握することで、上智合格に自信が持てる一冊です。

(4)『現代文と格闘する(三訂版)』(河合出版)
上級レベルです。
「文章を読み繋ぐ」ことを主眼として、その為のシンプルな「視点」を提案しています。この日程の「学部・学科」合格を確実にする一冊です。

過去問編

『上智大学各学部・学科』
実践レベルです。しっかりと解いて、「解法」をトレースすることが重要です。

古文編

(1)『読んで見て聞いて覚える――重要古文単語315(四訂版)』
(2)『新版完全征服 合格古文単語380 改訂版』(ともに桐原書店)
前者を反復して完全定着させた上で、後者を数回丁寧に通読しましょう。それで「語彙」はほぼ心配ありません。

(3)『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(四訂版)』(河合出版)
「文法」の基本が分かりやすくまとめられています。「例文」は「品詞分解」し「現代語訳」も必ずこなしましょう。

(4)『古文上達 読解と演習56』『最強の古文 読解と演習50』(ともにZ会出版)
前者は「入試古文」の全てを凝縮し、後者はその応用篇となっています。「古文」への自信がみなぎる2冊です。

漢文編

(1)『基礎から解釈へ 漢文必携 [五訂版]』(桐原書店)
「漢語の構造」から「句法」まで、基礎力養成の一冊です。

(2)『ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習』(河合出版)
基礎定着確認用です。

(3)『漢文(河合塾SERIES―入試精選問題集/四訂版)』(河合出版)
「読解力」アップへの道標になります。

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