慶應義塾大学 経済学部
入試対策と勉強法
「慶應義塾大学 経済学部」
入試傾向と科目別勉強法
慶應義塾大学は、その入試の出題内容・形式が各学部によって工夫がなされています。複数学部を併願する受験生は、各学部の傾向を分析し、学部間の比較をすることにより、慶應義塾大学受験に向けた効率的な勉強方法を確立しましょう。
すぐに役立つ!科目別対策と勉強法
経済学部の英語対策と勉強法
2015年以降、大問1~3が読解問題、大問4が和文英訳、大問5が自由英作文という出題が続いていましたが、2023年度より大問4が和文英訳ではなく、大問3で出題された英文についての日本語の論評を読んで英語の設問に答えるという問題へと変更しました。
読解問題のテーマは経済、情報技術、社会など多岐にわたる現代的なトピックが素材となっています。自由英作文は、読解問題の一部を引用しながら自分の意見を書くことが求められており、本学部の特徴的な出題となっています。
経済学部の数学対策と勉強法
微分積分、ベクトル、指数・対数、確率、数列に関する問題がよく出題されています。一方で、三角比・三角関数の問題はあまり出題されていません(ベクトルの問題では、三角関数の知識が必要になることがあります)。
大学レベルの経済学を学ぶには、数学が必要になります。しかし、三角関数を使う機会は非常に少ないので、意図的にあまり出題していない可能性があります。
経済学部の小論文対策と勉強法
経済学部の試験科目としての「小論文」は、「高校生にふさわしい知識、理解力、分析力、構想力、表現力を問う。高等学校の特定の教科とは直接には関わらない」と「入学案内」に明記されています。
本学部の学部系統は「経済学科」のみだが、経済分野に限定されずに多種多様な分野(「時事的要素」のあるものも頻出)に関する課題文が提示され、「知識・理解・分析」の力を問う「説明・要約問題」と、「構想力・表現力」を問う「見解論述問題」とで総合的に評価されます。
尚、本学部では、批判的で対話能力を備えた人材や、知識の創造的な応用ができる人材の育成の重要性にこだわった出題傾向があります。
近年では、「社会サービス」(2020年度)、「支配的関係ではない非対称的な関係」(2021年度)、「集合知と多様性」(2022年度)、「人間の意図的行動と合理性」(2023年度)などについて、批判的視点での「論述」が求められているのです。
大学受験を成功に導く過ごし方とは
インタビュー=大学受験、「最後の一年」の賢い過ごし方とは?
リーダーズブレインの合格実績豊富な現役プロ家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。
高校生活最後の一年の過ごし方は、合否を分ける重要なポイント。志望校合格を勝ち取るためには、どのように一年を過ごせばいいのか…ぜひ参考にしてください。
慶應義塾大学への受験を控えている保護者様へ
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