慶應義塾大学 総合政策学部
入試対策と勉強法
「慶應義塾大学 総合政策学部」
入試傾向と科目別勉強法
慶應義塾大学は、その入試の出題内容・形式が各学部によって工夫がなされています。複数学部を併願する受験生は、各学部の傾向を分析し、学部間の比較をすることにより、慶應義塾大学受験に向けた効率的な勉強方法を確立しましょう。
すぐに役立つ!科目別対策と勉強法
総合政策学部の英語対策と勉強法
環境情報学部と同様、2016年以降、700語程度の読解問題2題と1000語強の読解問題1題の問題構成が続いています。大学入試レベルの英文としてはかなり高いレベルの英語力が要求されます。
論旨そのものは、一部を除けば把握しやすいものが多いですが、選択肢を選ぶにはかなり精度高く内容把握が出来ていなければ解けないものも多くあります。また、語彙のレベルも高いです。
総合政策学部の小論文対策と勉強法
総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」に拘る学生を求めており、入試でも「自主的な思考力・発想力・構想力・実行力の有無」が「判定基準」になっています(本学部「アドミッションポリシー」)。そして、本学部の「試験科目」としての「小論文」では、「発想、論理的構成、表現などの総合的能力問う」と「一般選抜要項」に明記されています。
「多様で複雑な社会に対してテクノロジー、サイエンス、デザイン、ポリシーを連関させながら問題解決」を図り、「既存の学問分野を解体し、実践を通して21世紀の実学を作り上げること」(本学部HPより)を目標に掲げる本学部(SFC)では、文理を問わず学際的で多種多様な分野からの出題がありますが、特に主要テーマである「公共政策」に関する「理念」や「具体的方策」を問うものが多いです。複数の「資料」を比較・分析して、「問題発見・解決能力」やそれと結びついた「政策科学の基本的な理解力、デー分析力」などが問われます。その際、現状を単に是認するのではない「批判的視点」が求められています。たとえば、2022年度では「現在のグローバルサプライチェーンを批判して、地産地消をすすめるといった提案もよい解答」とされています(同年度の「出題意図」より)。
総合政策学部の数学対策と勉強法
場合の数・確率、微分積分、図形と式、数列に関する問題がよく出題されています。また、慶應の総合政策学部では、長文の文章を数学的に読みこなしながら考えていく問題やパズルのような問題も出題されています。これらの問題は、通常の学習ではあまり触れることがない特殊なものなので、注意が必要です。
※環境情報学部と総合政策学部は出題傾向が似ています。あえて違いを述べるなら、総合政策学部の方が場合の数・確率の重要度がより高くなり、出題分野が偏る傾向があります。
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