出題科目は｢現代の国語｣｢言語文化｣(※漢文を除く)です｡

｢現代文｣は論説文(評論文)１題が定着しています。文章内容は哲学論、政治論、文化論、メディア論等の硬質なものが多く、多角的な論点を読み解く必要があります。

｢古文｣も１題ですが、2021年度までは例年２つの文章が並べられ関連づけた設問が出題されるという形式となっていました(22年度以降はひとつの文章)。題材としては、上代～近世の比較的有名な物語、随筆、説話、歌論、評論といったもの(｢和歌｣も含まれる)が多くなっています(2024年度は｢落窪物語｣)。
文法から内容解釈までの総合的読解力、そして、歴史的背景を含めた文学史や古典常識も問われます。

｢知識｣は小問として扱われ、漢字(読み･書き)、語句の意味等が出題されています。
｢漢字｣では、部首を問うという大学入試では珍しい出題もありました。

読解問題2題、文法・語法等知識系問題1題、対話文1題というのが経営学部の安定した傾向です。社会・文化系の様々なテーマを素材にした英文が中心となっています。
読解問題の語数はそれぞれ700語程度のものが多いですが、近年は、内容的には読みやすくなりはするものの1000語程度のものが出題されることがあります。対話文は、発言の空所部分に適切な発言を選択肢の中から選ぶという出題が続いています。全体として読解の比重が高い問題といえます。