読解問題３題（大問３については実質的には語彙・語法を問う問題）、対話文1題というのが総合数理学部の安定した傾向です。
読解問題のうちの1題にはグラフ・チャートの読み取りを含むものが多く、英文は500～600語程度のものが多くなっています。ただ、後述のように、大問１もしくは2では本文と関連した英文の読み取りも出題されます、こちらの英文も長いことがあるため、解き始める前に必ず確認し、タイムマネジメントに注意する必要があります。
対話文は、発言の空所部分に適切な発言を選択肢の中から選ぶという出題が続いています。
全体として読解の比重が高い問題といえます。

微積分（特にⅢ）、数列、場合の数・確率からの出題が目立ちます。各単元は融合問題よりも単独の分野で出題されるものが多いですが、数列は確率などの他分野と絡めた出題も見られます。難易度は基本レベルのものから、試行錯誤を要する問題や、計算量が多く時間がかかる問題まで幅広く出題されています。