東京大学 前期日程−理科(一~三類)
入試対策と勉強法
「東京大学 前期日程−理科(一~三類)」
入試傾向と科目別勉強法
東京大学は、共通テストで第1段階選抜に合格すると2次試験の受験資格が得られます。2次試験では、共通テストの成績(総得点900点を110点に換算)と2次試験の成績(総得点440点)を合算した550点満点で合否が判定されます。
共通テストの合格ラインと2次試験の出題傾向を分析し、並行して対策できるよう計画的な学習を心がけましょう。
すぐに役立つ!科目別対策と勉強法
前期日程−理科(一~三類)の国語対策と勉強法
出題科目は、「現代の国語」、「言語文化」、「論理国語」、「文学国語」、「国語表現」、「古典探究」です。
現代文、古文、漢文の出題ですが、問題文自体は文科各類と全く同一なので、配点(80点/440満点)が小さいとはいえ決して甘くはありません。
現代文は1題で「論説文(評論文)」がほとんどです。さまざまなジャンルの文章内容で、抽象語や専門用語が多用され硬質なものが中心となっていて、文章の論理構造を的確に把握する高度な読解力が必要になります。
古文(中世~近世までの幅広い題材で、「和歌」が含まれることが多いです)と漢文(漢詩が頻出です)が各1題になっています。
「文語文法」や「内容解釈」「人物把握」「和歌修辞」、「漢文の基本句法」等、そして、多様な「古典常識」や「漢文」の背景なども問われます。
「漢字の書きとり」は近年3問が定着しています。国語表現は「記述力」として問われます。
前期日程−理科(一~三類)の数学対策と勉強法
単一分野の出題よりも、他分野との融合問題が多いので、全範囲に及びバランスよく学習しておく必要があります。数列との融合問題が比較的多いなどの特徴はありますが、特定の分野に偏った対策は禁物です。どの分野も高校数学の深い理解と高い計算力、的確な表現力が求められます。
なお、問題間の難易度が段階的に構成されています。そうはいっても、簡単なものですら、教科書や教科書傍用問題集そのままのレベルはほとんどなく、式変形や発想に一工夫を要するものが大半を占めるのが特徴です。
前期日程−理科(一~三類)の英語(共通)対策と勉強法
要約・自由英作文・リスニング・和文英訳・長文読解が大きな柱となっています。
英文自体は標準的なものと言えますが、設問では論理的・国語的な運用力が問われるものが多く、設問処理に時間がかかります。
文法・語彙に関しては、年度によって語彙類推や語句整序、誤文訂正などが出題されます。
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