東京理科大学 経営学部 英語
入試対策と勉強法
東京理科大学 経営学部 英語
ここでは、東京理科大学の経営学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
東京理科大学経営学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
長文読解総合問題が中心となっており、設問は空所選択補充、指示語や内容等の把握、語句・下線部の意味を問うもの等多様です。文法・語法問題が標準的な内容である一方で、イディオムは比較的難度が高いため、知識を増やしておく必要があります。同時に、文脈や単語の意味から推測する力も養っておきましょう。
出題量と時間配分
3つの学科全て80分で同一問題です。
国際デザイン経営学科は200点満点、他は100点満点ですが、配点割合は全学科同じで、読解問題(大問1・2)が7割、文法・語法・イディオム問題が3割です。大問3・4は知識問題であり問題数・配点も多くないことから、合わせて20分程で終わらせ、読解問題に1時間程度充てましょう。
出題形式
読解2題、文法・語法が2題の、大問4題構成が続いています(かつては大問数が異なる年度もありました)。文法・語法問題は標準的な形式・内容で、大問3は誤り箇所指摘問題、大問4は熟語・イディオムの選択問題です。読解問題では知識問題の設問数が多く、内容一致を問う選択肢の英文が比較的多いため、注意が必要です。
解答形式
全て記号選択の解答形式です。
語句・下線部の意味と同じ意味の選択肢を選ばせたり、空欄に入る前置詞を選ばせたりする設問が多いです。解答時には、語句や文法の知識を前提に、文脈を正確に読み取る必要があります。また、内容一致を問う設問は選択肢の英文量が多いため、時間配分に気を付けましょう。
東京理科大学経営学部 英語試験を攻略するための勉強法
語彙
本学経営学部の入試問題では、比較的高めの語彙知識が必要です。
したがって、語彙知識は多い方が良いのはもちろんですが、難単語の知識が必須な問題は意外と少ないです。むしろ、標準的なレベルの知識を確実にしておくことが重要です。
例えば、読解問題中の語句の知識問題は、その単語自体は知らなくても、文脈を捉えた上で選択肢を比較すれば解答出来るものが多いです。
標準レベルにウェイトを置き、少しずつ難単語を増やしていくと良いでしょう。
文法等
文法・語法プロパーの大問もあるため、そのための知識を固めておくことが必要です。また、配点が大きい読解問題において、文脈や内容を正確に掴まなければ正解出来ない設問も多いため、そのためにも文法・語法の知識は必須です。したがって、文法等の知識を十分使いこなせるように演習しておかなければなりません。イディオムは、文法・語法に比べると少し難度が高いですが、完璧に備えるとなると相当の負担となりかねません。問題集等に出てきたものを一つ一つ押さえ、関連表現を理解しながら日常的に知識を増やしましょう。会話表現も標準的な表現に目を通しておきましょう。
読解
本学の出題において中心となっているのは読解問題です。語彙の項目で述べたように、本学では、標準的な語彙知識をベースとして、正確な文法知識を使いながら内容を的確に把握できていることを重視した出題となっています。もちろん速読力も必要ですが、その前提として、1文1文を正確に構造把握し、内容を正確に把握する実力が必要です。まずは精読の練習を十分に積んだ上で速読の練習を行う必要があります。
また、出題される読解文の題材は様々な分野に渡りますが、かつて経営に関する文章が連続して出題されていた時期もあります。専門的な細かな知識は必要ありませんが、念のため、経営に関する文章や他大学の経営学部の入試問題等も参考に演習しておくと良いでしょう。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストについてご紹介します。テキストは相性がありますので、できるかぎり、書店で実際に手にとって確かめることをおすすめします。
(1)『速読英単語① 必修編』(Z会出版)
読解をしながら単語を覚えるというコンセプトは、本学の出題向けです。派生語等の知識も見やすいレイアウトで載せられており、合わせて覚えましょう。本書をひと通り終えた後は、同シリーズの『上級編』にも取り組んで良いでしょう。単語レベルとしては難しくなるため完璧に覚える必要はありませんが、知らない単語が出てくる読解練習も兼ねて知識や応用力を付けることが出来ます。
(2)『NEXTSTAGE英文法・語法問題』(桐原書店)
基本知識を暗記・整理するために使いたい一冊です。本書に限らず、類書が様々な出版社から出ているため、レイアウト等使いやすいものを使うと良いでしょう。受験に必要な文法知識が1冊に入っているので、何度も戻って理解を定着させましょう。
(3)『英文法ファイナル問題集(標準編)』 (桐原書店)
受験では単元ごとに出題されるわけではないため、ランダムにアウトプットの練習をしておく必要があります。本書は、文法・語法の総仕上げとして使いましょう。間違えたところや不安が見付かったら徹底的に復習して身に付けましょう。
(4)『英語長文レベル別問題集4 中級編』 (東進ブックス)
(5)『英語長文レベル別問題集5 上級編 』(東進ブックス)
構造分析を詳細に解説しているため、読解力に自信がない人の自習用に適しています。大まかな内容を掴むことももちろん大切ですが、普段の練習では正確な文法的・構造的理解も合わせて行っておくことが、実力アップに欠かせません。
(6)『やっておきたい英語長文500』(河合出版)
国公立大学の長文も掲載されていますが、本学を受ける皆さんは、和訳や説明問題にも積極的に取り組みましょう。自分で能動的に記述する力を養うことで、選択肢を吟味する力も養うことが出来ます。
本書で余裕のある方は、同シリーズの『700』にもチャレンジして高いレベルの読解力を身に付けましょう。
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