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東京理科大学 理学部第一部 英語
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

東京理科大学 理学部第一部 英語

ここでは、東京理科大学の理学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

東京理科大学理学部 英語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

2024年度は、第1問が長文読解総合、第2問が会話文読解の大問2問構成でした。大問1・2共に出題内容は多岐に渡りますが、語彙・文法は標準的な知識で答えられるものが多いです。読解内容に絡む設問は知識だけでは解けないものが多く、文章の正確な理解が問われています

出題量と時間配分

100点満点で解答時間は60分です。2024年度の配点は、大問1の読解問題が59点、大問2の会話文読解問題が41点でした。2024年度は大問が2題構成でしたが、年度によって変化があり、3題構成の年度もありました。大問2題構成の時は第2問の英文量が多くなる傾向があるため、時間配分に注意が必要です。

出題形式

年度によって形式が変わることもありますが、読解問題、会話文(読解)問題、文法問題がベースとなります。ただ、大問2題構成の年は、読解問題の設問で文法が問われていますので、実質的には内容変化は無いと言えます。語句整序問題は頻出ですので、備えておく必要があります。

解答形式

マーク式の解答形式が多いものの、記述式の解答が一部含まれています。2024年度は本文の内容をまとめるものでした。過去には、抜き出し、下線部和訳や日本語での説明問題等が出されています。また、図示で解答する問題が出題されたこともあり、出題に工夫が見られます。

 

東京理科大学理学部 英語試験を攻略するための勉強法

全般

本学部の問題は、全体としては標準的なレベルで出題されています。受験生にとっては、知らないテーマや専門用語が出てくることもあるでしょうが、設問を解く上ではそれほど支障はないため、段落の要旨や文脈を押さえて読む力があれば十分対応出来る問題です。また、特に、独立した文法問題の大問が出た場合、易しい設問での失点は致命傷になりかねません。単純知識の問題で取りこぼさないよう、早めに知識を固め、本格的な読解演習をしたうえで受験に臨むことが求められます

語彙等

難単語が出てくることはあまりありませんが、単語そのものをダイレクトに問う問題も出題されているため、一般的な単語帳を1冊しっかりと覚え、関連する熟語・意外な意味等もチェックしておきましょう。発音・アクセントも、単語を覚える際に必ず確認しておきましょう。特殊な知識を問うものは少ないので、日常的に丁寧な勉強をしておくことが最良の学習法と言えます。

文法

文法(語句整序を含む)・語彙に関する問題で問われる知識問題は標準的なレベルがほとんどです。GMARCHレベルの標準的な問題集で、典型的な文法知識や出題形式に即答出来るよう、練習しておく必要があります。会話についても、会話文特有の表現が問われることもありますが、ほとんどは典型的なものや文脈から推測出来るものです。

読解問題

標準レベルの文章が多いですが、年によっては読解文自体がやや難しい場合もあります。本学を志望するなら、自然科学系の文章を意識的に演習して、文体やテーマに少しでも慣れておく方が良いでしょう。
小問で問われる知識問題は易しいものが多いですが、読解の内容に絡む設問の難度は比較的高いこともあります。単語と文法知識で機械的に日本語訳が出来たとしても対応出来ないものも出題されています。演習する際には、段落ごとに、「要するに何を言っているのか」、自分の言葉で説明出来るように心掛けましょう

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストについてご紹介します。テキストは相性がありますので、できるかぎり、書店で実際に手にとって確かめることをおすすめします。

(1)『速読英単語①必修編』(Z会出版)
(2)『システム英単語』(駿台文庫)
フレーズが充実しているもので、且つ一般的なものを薦めます。文脈の中で単語の意味を使えるように意識し、出来れば中辞典レベルの辞書も活用して、質の高い例文に多く接しておきましょう。

(3)『NextStage英文法・語法問題』(桐原書店)
(4)『英文法ファイナル問題集(標準編)』(桐原書店)
文法・語法についても、一般的・標準的テキストを用いてしっかりと身に付けましょう。文法等を独立の大問で問う場合はもちろん、そうでなくとも、文法問題集は出来るだけ早い段階で仕上げたうえで、読解総合問題の中でもスムーズに解答出来るように、演習して備えておく必要があります。典型的な問題には根拠を持って即答出来るまで仕上げておきましょう。

(5)『パラグラフリーディングのストラテジー②実戦編(私立大対策)』(河合出版)
パラグラフリーディングについては、学校や予備校等によって指導内容が若干異なるため、必ずしも本書の通りに進める必要はありません。但し、基本となる考え方はしっかり身につけましょう。
また、単なる過去問演習ではなく、本文の内容をしっかりと掴む練習もしましょう。

(6)『パラグラフリーディングのストラテジー③実戦編(国公立対策)』(河合出版)
難関国公立向けですが、正確な文構造分析や和訳、意味把握の訓練となるので、同シリーズの(上掲)を終えた人や国公立大学も受験する人には是非取り組んでもらいたい一冊です。

(7)『過去問』
出題形式は年度により変化があります。また、記述問題や、英語で設問指示がある場合には時間配分に特に気を付ける必要がありますし、今後初見の形式で出題される可能性もあります。そのため、理学部だけでなく、最近数年間の本大学の他学部についても出来るだけ多く過去問演習しておくことをお薦めします。

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