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早稲田大学 社会科学部 国語
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

早稲田大学 社会科学部 国語

ここでは、早稲田大学の社会科学部を目指す方に対して、国語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

※本学部は2025年度より大幅な入試制度改革が実施されます。「大学入学共通テスト」(「国語」「地歴・公民」「数学」「理科」「外国語」「数学Ⅰ)「数学A」「 旧数学Ⅰ」「旧数学 A から 1 科目が必修科目+「歴史総合」「世界史探究 」「歴史総合」「日本史探究」「地理総合」「地理探究」「旧倫理」「旧政治・経済1科目選択/「100点満点」に圧縮)と、学部独自試験の「総合問題」(100点満点)とを合わせて選抜されるようになります。
以下の入試傾向は、原則的に2024年度の「一般選抜」の「国語」に準拠しています(ただし、必要に応じてそれ以前の入試問題に言及している場合もあります)。

 

早稲田大学社会科学部 国語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

出題科目は「国語総合」・「現代文B」・「古典B」です。

ただし、2025 年度は新教育課程(「現代の国語」・「言語文化」・「論理国語」・「文学国語」・「古典探究」)と旧教育課程(「国語総合」・「現代文B」・「古典B」)の共通範囲、2026 年度以降は新教育課程からの出題となります。

「現代文」は、論説文(評論文)と随筆が中心です。文章内容は多種多様ですが、「現代社会が直面している問題」について論じた内容が多いです(2024年度は社会論と「言葉の力」について述べた作品を語っている「随筆」)。
本学部では一つの大問にいくつかの文章が出され、その中には必ず「近代文語文」(明治~昭和初期の著作)が含まれています(2024年度は文明論・道徳論・表現論)。さらに、「現代文・古文・漢文融合問題」としても出題されるといった、早稲田の他学部や他校にもあまり類例のない特殊な出題形態が見られます。したがって、同一年度の試験で実に多彩な内容のいくつもの「現代文」を読み解かなくてはならないことになります。

「古典」は、それぞれが関連する「現代文・古文・漢文融合問題」になっています。「古文」は中世~近世までの幅広い題材(「和歌」も含まれます。2024年度も「歌論」)、「漢文」も多様な分野から出題されます(2024年度は「歴史書」)。

「国語知識」は小問として扱われ、漢字、語句、慣用句(表現)、四字熟語、文学史等の幅広い分野から出題されています。また、「漢文」も含め古典常識も問われます。

出題量と時間配分

本文の文章量は、単独の「現代文」が5000字弱ほど(2024年度は約4800字)で他の上位校と比較して少なめ、「古文・漢文融合問題」は古文」、「漢文」を合わせて1000~2000字程度です(2024年度は約900字。)
60分の試験時間なので、先に「古文・漢文融合問題」を35分程度で仕上げ、単独の「現代文」は25分ほどで解いていきましょう。

出題形式

大問2題が定着しています。
例年、大問(一)は「現代文」で小問は7~10問程度です(解答数は10~15ほど。2024年度は10問で12)。

大問(二)が「古文・漢文融合問題」、小問は10問程度です(解答数は10~14ほど。2024年度は9問で13)。全体的に多彩な「空所補充設問」が多いです。

解答形式

全問が「マーク方式」となっています。
前述のように「空所補充」が多く(根拠を判別し難いものがあり、比較的難問が多い)、「傍線部内容説明」や「本文合致」・「脱文挿入」・「乱文整序」・「不相応文削除」・「表現特色」、「漢字(同音異字・同訓異字)」・「四字熟語」・「語句の意味」、「文法」・「文学史」などの国語常識(漢文常識含む)等が問われます。

 

早稲田大学社会科学部 国語試験を攻略するための勉強法

知識問題

「漢字」の同音異字、同訓異字だけではなく、類義語、対義語、四字熟語、表現技法、慣用句(表現)、故事成語、誤使用の多い語句の意味、さらには文学史までをも確実に定着させることが必要になります。その為にも、先ずは「己が実力」を把握することが重要です。「大学入学共通テスト」の漢字問題(要は同音異字、同訓異字の判別)がひとつの目安となります。「センター試験」も含めて最低10年分以上の過去問をこなしてみます。
その結果次第で、具体的な学習を進めていくのです。
尚、以下のサイトは「漢字問題」だけがまとめられていて便利です。
http://www.kanjijiten.net/center/index.html

解法①

文学部では、実に多種多様な設問内容が並びます。そこで、普遍的な「解法」に適合させることがより重要になるのです。論説文(評論文)特有の「解法」と全てに共通するものを体系的に理解・定着させ、応用する為に不可欠なのが復習の仕方です。「考え方のプロセス」を「トレース」することが必須で、特に間違った問題が重要になります。誤ってしまった分岐点をしっかりと確認しておくのです。
さらに、いくつもの練習問題や過去問を通じて、同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけてください。それが「解法」となります。
尚、具体的解法に就いては本HPの別サイト「大学入試”王道現代文”」を御覧ください。

解法②

「本文(論旨)合致(非合致)設問」が必出で、且つ難問が多いのが文学部の特色です。
論説文(評論文)であれば、基本的に「序論部」と「結論部」のみ照合して内容を検討し、選択肢を消去していくという「解法」を定着させ応用できるように練習を重ねましょう。本文全体を照合させると混乱するだけだからです。

古典

「古文」は古文単語を完全に定着させた上で、文法を徹底的に習得することが肝要になります。特に、助動詞、助詞の意味・用法・接続、そして敬語(敬意の方向には注意)は完全に定着させることが必須です。その上で、多様な分野の文章に触れ、人物関係に注意し、主語(動作主)特定を意識して読み解く練習を重ねることです。さらに、歴史的背景・和歌修辞、官位・習俗・暦等の古典常識の習得も必須です。無論、文学史もです。

「漢文」は文の構造、訓点、句法などの基礎知識を習得した上で、「漢文」の背景となる思想や歴史についても理解しておきましょう。練習問題を通じて読解力を培うことが重要です。書き下し文に合わせての返り点記入などの白文対策も忘れずに行ってください。そして、頻出の「漢詩」文学史・思想史に対する備えも必要になります。

 

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを知識編、現代文編、古文編、漢文編に分けてご紹介します。

知識編

(1)『漢字 一問一答【完全版】』(東進ブックス)
(2)『現代文最重要語句らくらく練習帳』(学研プラス)
(3)『新版完全征服 頻出現代文重要語700 [三訂版]』(桐原書店)
(4)『現代文キーワード読解[改訂版]』(Z会出版)

前項の「大学入学共通テスト(漢字問題)」チェックで、5割未満の場合は(1)から、6割は(2)から、7割は(3)から、8割は(4)から始めるのがひとつの目安です。反復練習して完全定着させましょう。特に(4)では、「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解することが重要です。
尚、文化構想学部必須の「文学史」対策としては、『SPEED攻略 10日間 国語 文学史』(Z会出版)が時系列も理解でき、コンパクトにまとめられているので覚えやすいです。

現代文編

(1)『システム現代文 バイブル編[改訂新版]』(水王舎)
初級レベルです。
「解法」って何? といった皆さんにお薦めの入門書です。根本を徹底的に解説しており、マスターすれば「解法」は一通り理解できます。

(2)『現代文読解力の開発講座[新装版]』(駿台文庫)
中級レベルです。
文章を客観的に捉える術が説明されており、G-MARCHから早稲田へのステップアップ段階の一冊です。

(3)『入試現代文へのアクセス 完成編』(河合出版)
上級レベルです。
「読解へのアクセス」で問題点を喚起し、「選択肢設問」の「消去の根拠」も明記されており、「解法理解度」を自己確認できます。自らの実力を把握することで、早稲田合格に自信が持てる一冊です。

(4)『現代文と格闘する[三訂版]』(河合出版)
上級レベルです。
「易→難」の問題構成で、「選択肢設問」の「正答の根拠」も明記されており、「解法理解度」を自己確認できます。自らの実力を把握することで、早稲田文学部合格に自信が持てる一冊です。

(5)『早稲田大学文学部(過去問)』
実践レベルです。
しっかりと解いて、「解法」をトレースしてください。

古文編

(1)『読んで見て聞いて覚える 重要古文単語315 [四訂版]』
(2)『標準古文単語650 [三訂版]』(ともに桐原書店)
前者を反復して完全定着させた上で、後者を数回丁寧に通読しておいてください。それで「語彙」はほぼ心配ありません。

(3)『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル[四訂版]』(河合出版)
「文法」の基本が分かりやすくまとめられています。「例文」は「品詞分解」し「現代語訳」も行っておくことが大切です。

(4)『古文上達 読解と演習56』
(5)『最強の古文 読解と演習50』(ともにZ会出版)
前者は「入試古文」の全てを凝縮し、後者はその応用篇です。「古文」への自信がみなぎる二冊になっています。

漢文編

(1)『基礎から解釈へ 漢文必携 [五訂版]』(桐原書店)
「漢語の構造」から「句法」まで、基礎力養成のための一冊です。

(2)『ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習』(河合出版)
基礎定着の確認用です。

(3)『入試精選問題集 漢文 [四訂版]』(河合出版)
「読解力」アップへの道標になります。

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