医大・医学部受験プロ家庭教師 原先生
指導実例インタビュー

原先生
指導実例インタビュー

原先生

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京都大学卒

合格実績(五十音順)

秋田大・大阪大・岡山大・北里大・杏林大・熊本大・神戸大・国際医療福祉大・順天大・昭和大・聖マリアンナ大・帝京大・東京女子医大・東邦大・日本医科大・兵庫医科大・横浜市立大 他多数

英語は医師になる体力を作り、小論文は医師になる覚悟を作る。昭和大学医学部合格!

男子A君の場合

指導を始める前の状況

■指導開始時期: 1浪の4月
■指導科目:   英語・小論文
■指導回数:   週1回(2時間)

  

A君は理数系が得意でしたが英語が苦手で、医学部合格の鍵はまさに英語の克服でした
体験授業に伺ったところ、英単語、熟語の不足、英文法の基礎的な知識に抜けが多く、どうやら反復定着させるルーティンができていないようでした。

またご両親から、「英語が不得意なのは国語の問題もあるのでは?」との話があり、小論文にも取り組むことにしましたが、これまで全く練習はしてきておらず、自力では1~2行でもなかなか埋まらない状況からのスタートでした。

指導内容

[英語]
大きな課題は英単語増強、文法力強化でした。残り期間を考えると夏までに克服しなければならず、長文読解はその先にありました。まず高校の文法を一つ一つチェックして抜けを探しては知識を補充していきました。

最初は、レベル別文法問題集で分野別に整理し、力がついてきた段階で、仕上げまで繰り返し定着をさせていくための文法総合問題集に切り替えました。
また、語彙増強のため毎日のルーティンを決めて、英単語、熟語、基本文例暗記をこなしていきました。
A君に合った反復ルーティンを作り上げるのが大変でしたが、試行錯誤の上いい繰り返しのパターンができました。

[小論文]
小論文については、毎週何かしらの題材について文章を書いて、小論文そのものに慣れていくこととしました。書くことは、まずしっかり考えることです。しっかり考える習慣をつけることから始めました。

 

学習状況の変化と合格までの成績推移

■成績推移:開始時偏差値 48(河合塾全統記述模試) → 最高時偏差値 67  

英語は、語彙増強や文法強化が定着してくると次第に成績は上がっていき、夏休みの終わりを迎えるころには、少し長めの長文も苦にならなくなってきました。
それでも夏の全統記述模試で英語の偏差値は55位でしたから、医学部の合格水準を考えるとまだまだというところでしたし、長文読解という課題もまだこれからでした。

一方この頃から、苦戦していた小論文が次第に書くことに抵抗がなくなり、自分だけで書き切れるようになってきました。そこで、具体的な課題文のあるものから小論文の過去問演習に入りました。
医師としての心構えや患者との関わりなどについて文章を読んだり、思うことを書いたりしていくうちに、改めて医師になりたい!という気持ちが湧いてきたようでした。

小論文の文章に迫力が出てきたかなと思い出した頃、彼は突然猛然と英語の勉強に取り組み始めました。10月から12月までに計画していた英文法、長文読解、過去問演習を10月の1カ月で完了してしまいました。もちろん秋に備えて、基本的な知識が揃うように計画してきたからこそ出来たことではありますが、まさに寝る間を惜しんで勉強をした結果、11月の全統模試では英語の偏差値は65を超えました

自信をつけたA君は、その後もペースをあげて勉強し続け、どこかに受かればという当初目標を大きくクリアーし、昭和大学医学部を始め複数校に見事合格しました。

☆成績推移
5月の河合塾記述模試 英語偏差値48
8月の河合塾記述模試 英語偏差値55
11月の河合塾記述模試 英語偏差値67

結果

■結果(進学先):   昭和大学医学部
■結果(他の合格校): 杏林大学医学部、北里大学医学部
 

生徒とのエピソード

A君がラストスパートを頑張れたのは、小論文をきっかけに、自分は何のために今こんなに勉強しているのか、これから自分はどうしたらいいのかがはっきり見えてきたからと言っていました。
いつの世も、お父さん、お母さんにとって一番嬉しいのは、子供が自分で歩き始めてくれることではないでしょうか。突き進んでいく子供を応援するほどの楽しみはきっと他にはありません。
A君のご両親も、この1年で子供は大きく成長した。きっかけを与えてくれたのは、受験であり、なかでも小論文を教えてもらったのは、一生ものの経験だったと思うと振り返っていらっしゃいました。

 

昭和大学医学部を目指す受験生へのアドバイス

[英語]
医学部の過去問対策は勿論大事です。昭和大学医学部も同じです。しかしながら、いろんな大学を受験することの多い医学部受験生は、大学により、長文読解、英文和訳、和文英訳、英文法、会話文、発音、アクセントと幅広い英語の力を試され、それぞれに対応する必要があります。
特に夏休みまでの期間、場合によっては秋までかかってでも、基礎固めと知識の穴埋め作業を幅広く漏れの無いように行う必要があります
焦らず基礎固めをしっかりやってきたことが、A君のここ一番での爆発力を可能にしたと言えるでしょう。

[小論文]
小論文は入試直前で始める人がほとんどです。しかし、例えば昭和大学では、1次試験を突破しても2次試験で半分の受験生は不合格になります。
A君は、小論文の準備を早めに始めたことで、2次試験は自信を持って臨めたと言います。
また、小論文に取り組むことで医師になる気持ちが高まり、やがて固まっていきました。自分の中で目標に対する覚悟ができたのです。

受験の1年はいろいろなことがあります。その中では[マインド作り]も大事なことのひとつではないでしょうか

明確な目標設定とバランスのよい志望校選びで、東京女子医大に合格!

女子Aさんの場合

指導を始める前の状況

■指導開始時期: 高2の4月
■指導科目:   高2:英語 → 高3英語・国語・地理
■指導回数:   スタート時:週1回(2時間) → 高3から週2回2時間

  

Aさんは、理数系が好きで英語が苦手な高校2年生でした。中学では試験前に集中して勉強し、なんとか間に合わせるようなタイプで、中学2年生くらいまではこの方法でも大丈夫ですが、難関の中高一貫校では、中学3年生で高校の主要文法を一気に習うケースが多く、今までと同じと思っていると、3年生を終える頃には英語が嫌いになっているという生徒はかなりの数に及びます。Aさんは正に、その典型と言えるパターンの生徒でした

指導内容

高校2年生になって英語の指導をスタートし、高校の文法を1から始めて、その前段階が分からなければ中学の範囲に戻るという流れを繰り返しながら、一方で圧倒的に不足している語彙力を強化するため、単語帳を覚えていきました。単語帳を始めてみると、彼女は暗記が苦手ではないことがわかり、逆にボリュームさえ調整してあげれば、コンスタントに覚えていくことを武器にできると思うようになりました。その辺りを上手く活かした結果、1年たった頃には英語が苦手ではなくなっていました。

Aさんのご家庭は、お母様が東京女子医大出身の医師だったことから、①第一志望は東京女子医大とする②同校の英語は、センター試験と出題傾向が似ているので、センター試験で高得点を目指し、点数が良ければ二次試験が英数で受験できる地方国公立大医学部も狙う③私立大は薬学部を受験する。という目標を設定して、国公立に向けた勉強に、国語(現代文、古典)、地理を加え、センター試験で9割獲得することを目指し、できるだけ早くセンター試験の過去問演習に入れるよう、基本を徹底して繰り返しました。

急いだ結果、夏休みからは過去問演習がスタートし、センター過去問は20年分を2回繰り返すことができました。理数も予備校中心でしたが、センター過去問だけは早めから取り組んでもらいました。

学習状況の変化と合格までの成績推移

■最高成績:67  スタート時偏差値 英語62(模試名:河合塾記述模試)  

指導開始時は河合の偏差値で平均50台でしたが、高3の5月で偏差値62、10月の河合塾記述模試で最高偏差値67と、指導した期間で着実に実力を上げていきました。

センターの過去問については上述の通り早めに取り組みましたが、秋までの段階では平均すると80〜85%位の正解率でした。仕上げは12月からの1ヵ月です。だいぶ伸びてきましたが、まだまだ必ず取りこぼしもでますし、あまり出ないパターンの問題が出題される年もあります。ここからは、各分野のポイントを絞った対策をしていきます。現代文であれば論説文構成の特徴を問う問題、小説文であれば表現技法を問う問題、古文であれば和歌の技法など、間違えやすい問題をひとつずつ潰していきました。他の科目も同様です。どの問題が出ても正解できる自信がついてないと9割は取れません。

念入りに対策を進めたことで、センター試験本番では国語、英語、地理で平均9割を超え、得意な数学、理科よりも高い点数を獲得できました。全体の平均で89%を獲得できたため、秋田大医学部にエントリーしましたが、先に東京女子医大が合格となり受験しないことになりました。英語の国公立二次対策はまずまずであったため、きっと国公立医学部も合格していたのではないかと、少し惜しまれます。

結果

■結果(進学先):   東京女子医大
■結果(他の合格校): 未受験
 

生徒とのエピソード

Aさんはなんとしても現役で進学先を決めたいという強い意向があり、医学部だけに拘らず薬学部まで受験校を広げています。実際に受験する学校については、理想だけを優先すると、こだわるポイントによって対策範囲がむやみに広がり、組み合わせが上手く嵌らないことや、学習自体が非効率になる場合もあります。

Aさんはその点の考え方が堅実で、バランスよく志望校を設定していました。医学系女子の志望校として、国公立医学部、東京女子医大、私大薬学部というのはとてもいい選択であったと思います。

東京女子医大を目指す受験生へのアドバイス

医学部受験生は、数学と理科はほとんど皆が強いですし、差をつけるのも大変です。ではどこで差をつけるか、共通テスト英語、国語、社会は大きなチャンスです。5教科平均して高得点できる力が必要です。
東京女子医大の英語については、上述の傾向を踏まえ、共通テストの問題パターンごとに演習をしっかり行います。国公立も視野に入れる場合は、二次試験向けに英文和訳と和文英訳にも軸を置きながら進めていきます。国語、社会の共通テスト対策は9割得点できるよう早くから始め、かつ5割から6割、6割から7割、7割から8割、8割から9割と、今の段階から次の段階へ上げていくのに、何が必要かを第三者に分析してもらい、効率的に学習に取り組んでいくことをお勧めします

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