医大・医学部受験プロ家庭教師 愛知医科大学 化学の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

愛知医科大学 化学
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

2021年度大問は3題でした。2018年度からは大問3題で2017年度までは大問4題でした。2021年度は新型コロナウィルスの影響の特例措置のため後半部分の「合成高分子化合物」は出題範囲から外れました。記述式および選択式による出題で用語の空欄補充や、正誤問題、計算問題が出題されています。

出題量と時間配分

2018年度から理科2科目で100分となりました。それ以前の2017年度までは2科目で、120分でした。20分の減少は大問4問から3問へと変化したためと言えるでしょう。理科1科目あたり50分となります。大問が少なくなり、時間もそれに伴い減少しているものの内容のレベルに変化はありません。

出題形式

最新の出題形式として、2018年度から大問3題の構成でした。しかし大問3題といっても、大問の1題のうち、さらに2題にわかれているので、実際は4題というようにとらえてもよいでしょう。記述式とマーク式で、記述式が大部分です。数値計算は、有効数字の桁数が指定されているので注意しなくてはなりません。2021年度では鉛蓄電池、エステルの構造決定、デンプンによる出題でしたが、すべて数値計算を問う出題形式でした。

解答形式

記述式、選択式の出題です。用語の穴埋めの問題が多く、正誤問題や化学反応式、イオン反応式、有機構造式など書かせる問題もあります。さらに、数値計算の量が多いため、計算に時間をとりすぎるととける問題もとけなくなってしまうでしょう。問題集を利用して計算になれましょう。

攻略のポイント

2021年度から2017年度までの理論化学分野において鉛蓄電池、電離平衡と緩衝液、酸化還元、気体の溶解度と典型的な問題による出題が多いです。無機化学分野はあまり多い出題とは言えず、有機化学分野の出題が多いです。有機化学分野は構造決定、高分子化合物のデンプン、アミロース、アミロペクチン、ポリスチレン、合成高分子の出題です。

2021年度では第1問で鉛蓄電池の問題でした。両極で起こる反応式を書く問題、計算問題など定番の問題です。第2問で不飽和脂肪酸による酸化反応、化合物の名称、構造式を書く問題でした。第3問でデンプンによる性質や枝分かれに関する問題、構造式、計算問題でした。

有機分野では、全体的に天然合成高分子化合物が毎年出題されているのが特徴となっています。内容のレベルをみると、有機化学分野は教科書の発展レベルであり、アミノ酸や糖類は図を確認しながら確認し、構造決定や計算問題は演習が必要です。また、思考型の応用問題、細かい知識を要する問題などそれなりの対策が必要です。暗記すればいいとの考えから抜け出しましょう。その他の無機化学、理論化学分野では、基本または標準的な問題が多く、難しい問題は典型的な問題であり、一度は見たことがある問題が多いのに気が付くでしょう。基本的な事項が多いのでやりやすく感じるかもしれません。無機化学では陽イオン分析、錯イオンなどの整理を、理論化学ではアミノ酸と等電点、化学的酸素要求量など代表的な問題が多いです。

本学の対策として教科書にある内容を確認しながらしっかりマスターしましょう。学校によっては教科書を使用しないでプリントで授業をすることがあります。本校の問題には教科書や資料集を利用して学習しましょう。教科書は入試の出題の基本枠・原点の確認、実験などが書いているので図を見たらイメージがつきやすいでしょう。化学は実験が大切で、実験の詳しい手順は資料集を用いた方がよいでしょう。問題演習対策としては学校用教科書傍用問題集をこなしておけば大部分をカバーできるでしょう。
 
全体の学習として、標準レベルよりも、やや上のレベルの問題が出題されることがあります。化学を得意とする受験生は、有機化学の内容を深めて学習してほしいので、参考書は『化学の新研究』を用いて応用力をつけましょう。理論などの計算問題でわからないところの質問は、指導者から解き方を教わる方が効率的でしょう。

推奨テキスト

 

(1)『セミナー化学基礎・化学』(第一学習社)
基本から標準まで幅広く扱われています。本学を目指すなら、基本から発展問題までを完璧にします。総合問題に同じ問題があります。プロセスや基本問題、例題を徹底的に解き、発展問題や総合問題を解けばよいでしょう。セミナーにはセルフチェックページがあります。このセルフチェックを利用して自分ができない部分を学習するのにはいいでしょう。推薦などの対策として英文読解、論述問題もついています。とにかくおすすめの本です。

(2)『リードα化学基礎・化学』(数研出版)
基礎から入試までの範囲で構成されています。思考力・判断力・表現力を養う問題が掲載されています。大学入学共通テストや将来の入試を意識した演習が行えます。リードAとリードBで基礎学習の整理、基礎的な問題の演習ができます。少し慣れたら、リードCやリードDを学習して応用力を養うようにできています。これは計算問題が充実しているので、本学の計算対策としては活用できるでしょう。

(3)『化学の新研究』(三省堂)
(4)『化学の新演習』(三省堂)
愛知医科大学合格を目指す化学受験者にとって役に立ちます。そして、それを上回る参考書はありません。この本を、最初から最後まで読み通す人もいますが、わからなかったり、発展的な内容を確認したりするときに利用しましょう。『化学の新演習』の問題集は化学を苦手としている人にとっては難しいでしょう。その場合は無理にその問題集を使わなくてもよいでしょう。『セミナー化学』『リードα』問題演習でひととおりの問題を終了した場合に、このレベルの『化学の新演習』の問題集にチャレンジする程度でよいでしょう。

(5)『化学重要問題集』(数研出版)
これは全体の内容を学習して、問題演習を通じてさらに力をつけたい人が取り組む問題集です。初心者がこの問題集をはじめに解くと時間がたくさんかかるため効率はよくないでしょう。これが理解できていない人は、教科書や参考書の内容が身についていないので基本に戻るようにしましょう。

(6)『スタディサプリ』(リクルート) ※動画視聴 
動画は化学の学習内容の流れなど紙面ではわからない部分を理解できます。特に、図や音声を用いて化学のそれぞれのタイトルごとに整理ができ、紙面からではわかりにくい部分が理解できるのはよいでしょう。予備校で講義を聞くだけならこの方が値段的に安くて効率的です。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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