医大・医学部受験プロ家庭教師 岩手医科大学 化学の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

岩手医科大学 化学
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

2019年以降、理論、無機、有機(高分子含む)の各1題の計3題という形が定着しています。岩手医科大の化学の大きな特徴ですが、各大問は小問集合となっており、小問間のつながりがなく、様々な内容が短い小問で問われます。それゆえ、理論分野においても知識問題の割合が比較的多い印象です。ただ、知識のレベルは少し高めで、細かいところまで正確に覚えている必要があります。医学部の中では少し易し目といえます。

出題量と時間配分

理科2科目で120分です。
大問が3題で、2020年以降、小問数が合計25問となっています。単純計算すると、小問1問あたりにかけられる時間は平均2.4分です。小問は数十秒で答えられる問題から、やや時間がかかる計算問題などがあります。時間的な厳しさはそれほどありません。

出題形式と解答形式

2017年入試から全科目マークシート方式となりました。
近年は、第1問で理論が8問、第2問で無機が7問、第3問で有機・高分子が8問という構成です。少しレベルが高めの小問集合のようになっていますので、過去問演習や他大学の同様な形式の練習が非常に重要です。

攻略のポイント

第1段階:まずは基礎知識の定着、基礎の理解が重要です

化学の学習においては、まずは基礎知識の定着が重要です。いつどこで聞かれても、知識が自由に引き出せるようにしっかりと定着させます。そのためには同じ教材を何度も復習することが効果的です。教材は、教科書を読んで自分でまとめたノートでもいいですし、市販のもので良さそうなものがあれば、それで構いません。

問題演習は、基礎知識が身についたかどうかのチェックと考えておきましょう。「問題集を何周もして自然と基礎知識を身につけよう」という発想は危険です。覚える量がたくさんあるため、なかなか定着しません。

また、各分野には計算問題もありますので、それぞれに出てくる用語の意味や定義、考え方などをしっかりと理解しておくことは非常に重要です。理解出来たら『セミナー化学』(第一学習社)などの傍用問題集で問題演習を行い、理解度を確認しましょう。
基礎知識の定着や基礎の理解がなかなかうまくいかない場合には、個別指導によるサポートによって、正しい化学の学習方法を導いてもらうのも非常に効果的です。

第2段階:次は入試レベルに到達するまで知識量を増やし、理解を深めていこう。

教科書レベルの基礎知識の定着と理解がある程度進んできたら、問題集・参考書のレベルを上げていきます。知識量を増やし、さらに少し難しい内容についても理解を深めていきます。
岩手医科大学の場合、ひとまずの目標は『セミナー化学』(第一学習社)などの傍用問題集の発展レベルです。この段階まではしっかりと解けるように問題演習を繰り返しておきましょう。理解が進まない場合には、『鎌田の理論化学の講義』(旺文社)、『福間の無機化学の講義』(旺文社)、『鎌田の有機化学の講義』(旺文社)などの参考書も併用するといいでしょう。わかりやすく解説してくれています。
さらに余裕がある場合は、『化学重要問題集』(数研出版)などにも取り組んでおくといいです。

第3段階:過去問演習

岩手医科大学対策としては、過去問演習は非常に重要です。なるべく早く過去問演習に取り組みましょう。少し難し目の小問集合の練習をするためですが、市販の問題集ではあまりできません。過去問を解いてできなかった問題をしっかりと消化していくことが重要です。過去問が終わったら、他大学の医学部でも小問集合が出題されていますので、できる限りたくさん取り組むといいでしょう。

推奨テキスト

(1)『教科書』(各出版社)
(2)『セミナー化学基礎・化学(セミナー化学)』(第一学習社)
(3)『エクセル化学・総合版(エクセル化学)』(実教出版)
(4)『リードα』(数研出版)
第1段階用です。教科書と定番の教科書傍用の問題集です。教科書の例題とともにこの基本例題、基本問題をマスターするのが第1の段階です。基礎的な力をしっかりと養っておきましょう。傍用問題集は学校で配られたものでかまいません。

(5)『理論化学のスピードチェック(シグマベスト)』(文英堂)
(6)『無機化学のスピードチェック(シグマベスト)』(文英堂)
(7)『有機化学のスピードチェック(シグマベスト)』(文英堂)
第1段階用です。基礎知識の定着のために用いる教材として市販のおすすめのものです。何度も繰り返して復習してください。

(8)『鎌田の理論化学の講義(大学受験Doシリーズ)』(旺文社)
(9)『福間の無機化学の講義(大学受験Doシリーズ)』(旺文社)
(10)『鎌田の有機化学の講義(大学受験Doシリーズ)』(旺文社)
第2段階のフォロー用参考書です。ポイントをわかりやすく解説してくれています。

(11)『化学重要問題集−化学基礎・化学(重問)』(数研出版)
(12)『鎌田の化学問題習(大学受験Doシリーズ)』(旺文社)
第2段階でさらに余裕がある人向けの問題集です。『重要問題集』は医学部の入試標準レベルの定番問題集です。岩手医科大学の問題形式と違い、長文の問題も多数含まれています。また、難易度によりA問題とB問題に分かれていますが、岩手医科大学の場合はA問題だけで十分です。

<番外編>

(1)『図録』(各出版社)
無機化学のさまざまな「色」の暗記には誰しも苦労します。また、化学は本来なら実験によって学ぶべきものですが、受験科学に登場する有名実験といえども実際に経験した方は少ないでしょう。追体験的な意味でビジュアル的要素の本書は必須です。

(2)『化学の新研究』(三省堂)
本学突破のためには必ずしも必要とはいえませんが、発展レベルまで高校化学のほぼすべての内容を網羅しています。わからないことがあったときに調べる辞書が欲しい人にはおすすめです。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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